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(社内向け)課題への回答

【課題】以下の2社の貸借対照表及び損益計算書を比較して、思ったことや推測出来ることをあげよ。

・㈱ファーストリテイリング(証券コード9983)の 2021~2023年を参照
・㈱しまむら(証券コード8227)の 2023~2024年を参照

2社共に日本を代表する有名企業なので、私でも知っていることがありますが、今回は自身の学習のため知らない体で推測してみようと思います。

(知っていること)
・2社ともアパレルを中心とした小売業
・㈱しまむらは、無借金経営で店舗の多くは自社所有である。また、商品は外部より仕入れている。
・㈱ファーストリテイリングは、商品を自社で企画・開発し、製造は業務委託している。

2社の貸借対照表比較しての推測

㈱しまむら
・純資産比率が高い
→繰越金が多い。無借金に近い。資金繰りに余裕あり。
・有形固定資産の比率が高い
→自社工場を持っているか、店舗の土地建物が自社所有。

㈱ファーストリテイリング
・2021年→2022年で資産の合計値が30%程度増加している
→急速な新規出店等事業拡大を図っている。

2社の損益計算書比較しての推測

・2社とも黒字経営
・売上原価比率に大きな差がある
→㈱しまむらは商品を外部から仕入れており、㈱ファーストリテイリングは自社製造かそれに近い製造過程をとっている。

総じた印象

2社ともアパレルを中心とした小売業ですが、経営のスタイルの違いが見て取れます。2社を比較すると、㈱ファーストリテイリングはボリュームアップに積極的な段階であり、一方で㈱しまむらは店舗出店には的を絞って慎重に展開している印象です。
2社ともに、自己資本比率が非常に高く、安定した経営を図っていると読み取れると思います。



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