今度こそ!?~タントラマンへの道(第96話)
蘭:それはかなりダメージ受けちゃいますよね。それにしても不二子さん、初体験から大人の男性に調教されてただなんて、なかなかの経歴持ち主よね。
それなら「匠の技」を身に着けていたというのも理解できます。
ほんと、不二子さんって何者だったんでしょうね?
TM:小学校だか中学校の先生だって言ってたよ。
蘭:えぇ~~~っ!!
TM:でさぁ、セックス三昧なのはプライベートな時間だけかと思いきや、そうでもないらしいんだ。
聞くところによると、夜回り中に教え子の父親や兄弟とやってしまったり、飲みに行った先で知り合ってそのまま男女の関係になった男が、後に、これまた教え子の父親だったなんてこともあったらしい。
それ以外にも、教え子と付き合ったこともあるって言ってたな。
セックスも筆おろしから始めて、手取り足取り教えたんだってさ。
でも、最初は可愛かったけど、だんだんうっとおしくなってきたから振ってやったんだってさ。
蘭:本当に? まるでドラマじゃないですか!? 同じようなことした女性教師が逮捕されたっていうニュースは見たことありますけど。
TM:そうだね。でも、虚言では無さそうなんだよな。だから、正真正銘の不良教師ってことで確定! それに、『不二子』は捕まらないよ(笑)。
蘭:あ~、でも、その男子生徒はとんでもない幸せ者ですね!
憧れの美人先生に「課外授業」してもらえたわけでしょう?
しかも、不二子さんの「ストラディバリウイス」を使わせてもらってのレッスン!
セックスライフのスタートとしては理想的じゃないですか。
TMさんとは真逆ですね!(笑)
今は、どんな男性になってるのかなぁ?
不二子さんとも復活してたりして!?
あ、ところで、不二子さんとはそれっきりになってしまったんですよね?
TM:うん。僕はそう思ってたよ。あんな別れ方をしたんだから、もう二度と会うつもりはないんだろうなって判断するのが普通だと思うし。
でも、不二子はさすがに普通じゃなかったんだ!(笑)
っていうのは、何か月か経ってから突然連絡が来たんだ。
何かの集まりがあるから来てくれないか? っていうことだったんだけど、
何の集まりだったかははっきりとは覚えてないんだよな。
彼女の送別会だか壮行会だった可能性があるんだけど、呼ばれてたのは彼女の職場関係だけじゃなくて、大学時代の同級生もいたから、もしかしたら別の集まりだったのかもしれないけどね。
で、僕は出席してみたんだけど、彼女とゆっくり話した記憶は無いんだよね。
でも、同じテーブルになった女性が良い感じの人だったからその人とばかり話しているだけで会は終了。で、その人とはたまたま家も同じ私鉄沿線だったから一緒に帰って、もちろん連絡先も交換してその日は分かれた。
でも、その人のことがどうしても忘れられないので連絡をして食事に誘ってみたんだけど、なんと、「もうすぐ結婚するからごめんなさい」と断られてしまったんだよね。
その代わり、彼女の友達で最近日本に来て働いている「帰国子女」がいて、その子がボーイフレンドを募集中だということで、紹介してもらうことになったんだ。
蘭:今度こそ!?(笑)
TM:いやぁ~、それがねぇ。僕は勝手に、ハーフタレントみたいな美女を妄想していたんだけど、実際はどこからどうみても日本人って子だったんだ。
しかも、僕のタイプからはかなりかけ離れていたんだな。まぁ、それはお互い様だったんだろうけど(笑)。
でも、紹介してもらった手前もあるので何度かお茶や食事をしてみると、なかなかの才女だってことが判って来て、話も結構合ったんだ。
なので、何度目かのデートの後、僕の部屋で泊っていくことになってね。
蘭:ホントにホントに今度こそ!?(笑)