見出し画像

迷走の果てに見えかけた希望の光~タントラマンへの道(第50話)

専業トレーダー生活スタート、でも相変わらず迷走中

トレード用資金作りのためにソフトウエア技術者として返り咲き、9年間の激務の末、トレードの種銭を貯めることが出来たので人材会社との契約もスッキリと解消し、晴れて専業トレーダーになりました。

トレーダー生活の詳細は、「トレード編」で書く予定ですので、話は食事にまつわることに絞りたいと思います。

元はと言えば、環境問題の解決に繋がりそうな会社に就職することは困難だと判断し、その代わりにトレードで稼いで環境関連企業に再投資することを考えて資金作りに励んでいたのですが、実際はそれは実現しませんでした。

というのは、株式投資以外の投資案件や、投資以外での環境問題解決方法の方に興味が移ってしまったからです。

例えば、熱帯雨林再生プロジェクトに出資して熱帯雨林を再生し、再生した樹木の一部を伐採して換金し、そこから配当金を受け取るという案件です。

ただし、熱帯雨林を直接再生するという点では魅力があったものの、単一種のみを栽培する仕組みだったので、熱帯雨林の多様性は再現できそうにないのと、投資期間が長すぎる等の点がしっくり来なかったので、こちらもまた見送ることになりました。

自分史上最高体重を記録

当時はまだ、食生活はほとんど改善されておらず外食中心でした。

しかも、それまでは、家と職場まで往復1時間以上かけて早歩きで(時には小走りで)通勤していたのが、パソコンのモニターの前に座っているだけになってしまったことによる運動不足、

さらには年齢的にも新陳代謝が落ちて太りやすくなっていたからなのでしょうか、体重は自己最高の76Kgに達していました。

BMIではちょっと肥満気味という程でしかなかったのですが、
私の場合は73Kgを超えると立ち眩みがする傾向にありました。
すでにその頃から心臓に負担がかかっていたのでしょう。

あるいは、生まれつき心臓が多少弱かったという可能性も否定できません。というのは、後に遺伝子検査なるものを試してみた際には、私の遺伝子は瞬発力よりも持久力の方が優れているような判定だったにも関わらず、健康そのものだった子供のころから持久走は大の苦手だったのです。

ということで、この度の狭心症は、生来あまり強くなかった心臓にが摂生による負担によってダメージを受けた結果だったのだろうと推測されるのでした。

一石二鳥の名案!?

環境問題について調べていた際、畜産業による森林の伐採が熱帯雨林の消滅の大きな原因のひとつになっていることを知りました。
つまり、家畜の飼料となる作物を栽培するためにアマゾンなどの熱帯雨林で大規模な森林伐採が行われており、その規模は既に危機的なレベルになっているらしいのです。

そして、家畜の肉の多くは某大企業のハンバーガー等に代表されるジャンクフードに使用されているとのことでした。

家畜は人間よりも飼料の消費が圧倒的に多いので、世界規模で畜産業の規模を縮小することが出来れば家畜の飼料が不要になり、その結果、環境問題と食糧問題を同時に改善できる可能性があるのです。

「まぁ、それはそうなんだろうけど、でも実現は難しいのでは?」
と言うのが正直な第一印象でした。

ところが、その第一印象を覆すくらいインパクトのある情報に遭遇したのです。

それは、畜産業を減らして熱帯雨林伐採に歯止めをかけるだけでなく、
自分の健康不安解消への期待も持てるという、一石二鳥の名案に思えました。







いいなと思ったら応援しよう!