人事を尽くして天命を待つ~タントラマンへの道(第107話)
蘭:じゃあ、結局のところ、NLPに期待していた結果は得られたの?
せっかく仲良くなった女性とも長続きしなかったり、避けられたりしちゃう問題の解決はできたのかしら?
TM:そうだね。さっき、問題の原因についてはとりたてて考えることはしなくても問題解決が出来てしまうみたいなことを言ったよね。
確かにそういうところもあるんだけど、でも、あえて原因を挙げるとするならば、一言で言うと「コミュニケーション・ミス」だね。
つまり、以前の僕は、「塞翁が馬」を座右の銘にしていた割には、意外と限られた視点しか持っていなかったというか、自分の視点だけに拘っていて、相手の視点から物事を捉えることがあまり出来ていなかったみたいなんだ。
だから、相手からみると、「頑固」だったり「融通が利かない」、「受け入れてもらえている感じがしない」・・・みたいに感じてしまったんじゃないかな。
そうなると、一緒に居ても楽しくないし、二人の将来に夢も希望も持てなくなってしまったんだろうね。
蘭:それは言えてるでしょうね! あとは、男女の仲になったとしても超早漏だったことで完全に幻滅って感じですかね?(笑)
TM: ま、そんなところだろうね。
とにもかくにも、ものごとをいろんな視点から柔軟に見ることを意識することで、生きやすくなった感があるというのが、成果と言えば成果かな。
他には、その後の人生の展開に影響を受けたり与えたりすることになるような人ともNLPを介して出逢えたというのも大きいかな。
例えば、僕が「プレアデス星人」だと教えてくれたチャネラーだったり、TMとしての活動のヒントを与えてくれた人だったり。
蘭:じゃあ、NLPを通じて、今度こそ本命の彼女とも出会えたの?
TM:いやいや、まだまだ!
出会いの数は多くなったけど、そこまで魅力的に思えるような人とは出会えなかった。マクロビオティックの時と同じように、魅力的な人もいたけど既婚者ばっかりだったんだよ。
蘭:う~~ん、、、じゃあ、傍から見ている限りでは、TMさんはほとんど変化してないっぽくない?
トレードも上手になれてないし、女性にモテモテになったわけでもないし、何らかの能力が開花したってこともないんでしょう?
なぜなのかしら?
TM:個人的にはその理由としては2つあると考えているんだけど、その2つは相反するものなんだ。
1つ目は、潜在意識の現状維持機能が強烈に働いているので、変化しようとしてもブレーキがかかって止められてしまうから、と言う理由。
2つ目は、水面下では進化に向けた変化が着々と進んでいて、眼に見える成果を発現させるタイミングを待っている状態だから、と言う理由。
で、僕が思うには、1つ目の理由の方は誰でも多かれすくんなかれ実体験もあるだろうから納得もし易いのに対し、2つ目はちょっと難しいんだ。
つまり、2つ目の場合は、ただの言い訳、例えば「やればできる子詐欺」のパターンに陥ったままで終わってしまうことも多いから、本当にそのような理由があったのかどうかっていうのは分かりにくいんだよ。
蘭:ホントね! 2つ目のは、言い訳にしか聞こえないわ。自分自身をなんとか騙そうとしているみたい。っていうか、これもまた、潜在意識の現状維持機能のやり口のひとつなんじゃない?
手ごわいんでしょう? 潜在意識の現状維持機能って。
なんだかそのくらいのことはやってそうだわ!(笑)
それで、TMさんは本当に言い訳じゃない2つ目の理由があると考えているの?
TM:あると思ってるよ。「人事を尽くして天命を待つ」って言葉があるだろう? まさにそれだよ。
蘭:そうかぁ。なるほどぉ。天命かぁ! じゃあ、「天命を待つ」ためには
「人事を尽くす」ことが前提で、「人事を尽くす」っていうことの中には、
潜在意識の現状維持機能を乗り越える必要もあるってことなのね!
TM:そうなんだ。だからこそ、潜在意識との付き合い方が重要なんだ。
もしかすると、潜在意識は進化を妨げる邪魔者みたいに考えてしまうかもしれないね。要は、潜在意識は「敵」だと。
でも、もちろん、本当は「敵」じゃないよね。
実際、無くてはならない役割も果たしてくれている。
まぁ、そのあたりのことは他でもっと詳しく学べるから、今は端折らせてもらうけどね。
実際に進化を達成するためには、常に、潜在意識の現状維持機能が変化を拒絶しに来ることは念頭においておくことが大事なんだ。
でも、それを敵に回すのは得策ではないというか不可能なので、うまいことやって潜在意識を味方につけることが肝になってくるんだよ。
蘭:そっかぁ~。でも、TMさんの年齢を考えたら、もうそんなに猶予はないんじゃない?
いつまでもタイミングを待っていたら、このまま何事も達成しないうちに老いぼれて「性」を探求するどころか、死んじゃうんじゃない?
だから、急いだ方が良いと思う!
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