はるひ公募絵画展アーカイブ1999-2021絵描きと共に
清須市はるひ美術館で開催中の『はるひ公募絵画展アーカイブ1999-2021絵描きと共に』を見に行きました。
日中、家でゴロゴロしながら読書を楽しみ、ようやく重い腰を上げたのが夕方。19時まで空いているので、夕方からでもふらっと行けるのが嬉しいです。
清須市はるひ美術館では、絵画の公募展を定期的に開催していたそう。
今回の展覧会は各回の受賞作品と公募展を紹介する新聞記事等で歴史を振り返るものでした。
第6回までは『春』をテーマにした作品を募集していたそうです。
気になった作品をご紹介。
(※写真撮影OKでしたが、私的利用の範囲内で…とあったので画像は公式HPからの引用です)
まずは第一回の大賞受賞作。犬の顔を描かないのはなぜ?と思った後、足元の桜の花びらに気づき「春だ!」となった。
タイトルが「犬の力」なのはなんでだろう。もしかしてシーソーに乗ってるのかな、左下の桜の花びらの塊は犬が乗ったことでシーソーから落ちたのかな…と勝手な想像中。
一番印象に残ったのが次の作品。
フェンスの中に囲われているのは少女たちなのか、それとも木々のほうか。少女たちの表情は分かりませんが私にはバレリーナのように楽しそうに踊っているように見えて、フェンスの外に脱出しようとしているのか、立入禁止の森の中に遊びに行こうとしているのかどっちだろうと想像を巡らせました。タイトルの意味も解説してほしい…。
他にも気になったのは、
〇吉本作次さんの『春終日』
特徴的な丸みのある線で描かれた穏やかな海は、手を伸ばしたくなるような優しい作品でした。
〇福嶋さくらさんの『stolen landscape』
砂漠に青々とした葉っぱが描かれている一方、鉢植えのチューリップは白やシルバーで描かれており、そこだけ色褪せているんですが、実はそのチューリップはキャンバスに刺繍されていました!全く思いもしない表現方法にビックリしました。
清須市はるひ美術館は小さな美術館ですが、開館とともに公募展をスタートし、第10回で休止するまでずっと続けてきたというのは、とても大変なことだったと思います。そのおかげで新たな作家さんと出会い、素敵な作品を見ることができたのは幸せなことだと思いました。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました🌷