ホープフルステークス2024
競馬は予想ファクターがとても豊富ですよね。
まるで飯田圭織のバスツアーの巨大迷路のようです。
そんな私も予想という迷路から抜け出せなくなっていました。
まずはシンプルに、皆さんが知っているような事を
本当に当たり前の事だけ書き込んでいきたいと思います。
箇条書きですが、参考までにどうぞ。
■ホープフルS過去の傾向
堅めの結果:
勝ち馬に関しては、過去5年間でほとんどが1~3番人気の馬が勝利しています。
荒れた結果:
二桁人気が掲示板入りした例もあり、特に伏兵が2着~5着に食い込むケースが多い。
2022年: ドゥラエレーデ(14番人気で1着)
2023年: サンライズジパング(13番人気で3着)
■ホープフルS勝ち馬の条件
先行力が重要:
過去5年間の勝ち馬はいずれも中団より前の位置でレースを進め、直線で抜け出す形が多い。適度な馬体重増加が好結果を生む:
成長を示す馬体重の増加がある馬が好走する傾向。中山適性を重視:
ホープフルステークスはタフな中山コースが舞台。コース形態に合った「先行力」と「粘り」が結果に影響。
■ホープフルS掲示板内馬の主な特徴
1. 戦績
新馬戦または未勝利戦の勝利経験がある馬がほとんど。重賞経験がある馬も多い。
特に1着~3着馬は、前走で重賞または特別戦で好走している馬が多い。
2. 血統
父または母系に中距離・長距離適性のある血統が多い。
父系ではディープインパクト、キタサンブラック、ドゥラメンテなどが目立つ。
スタミナとスピードを兼ね備えた血統が優勢。
3. 脚質
先行または中団から競馬ができる馬が有利。差し馬が台頭することもあるが、逃げ切りは稀。
★二桁人気激走のポイント
過去2年間(2022年、2023年)でホープフルステークスでは二桁人気の馬が激走している傾向が見られます。このような伏兵馬が好走する要因としては以下の点が挙げられます。
距離適性: 中山2000mはスタミナと中距離適性が必要。血統や前走の内容でこの点を確認する。
展開の利: 先行馬や脚質に柔軟性がある馬は、展開次第で浮上する可能性が高い。
成長力: 2歳馬の成長力は大きく、前走からの変化を見逃さない。
2022年ドゥラエレーデと2023年サンライズジパングの共通点
人気薄の伏兵として好走
サンライズジパングは13番人気、ドゥラエレーデは14番人気での激走。
どちらも評価が低かった背景には、芝戦線での実績不足がありました。
ダートの経験
サンライズジパングもドゥラエレーデも、ダート戦で結果を残してから芝のレースに挑戦しています。
ダートで培ったスタミナや粘り強さが芝での好走につながった可能性があります。
先行力または粘り強い競馬
ドゥラエレーデは先行策を武器に粘り込みましたが、サンライズジパングは中団からの競馬で最後まで脚を使いました。どちらも持久力型の競馬が光っています。
●ホープフルS有力馬
クロワデュノール
血統: 父キタサンブラック、母父Cape Cross
戦績:
東京新馬戦で史上最速タイムを記録。前走の東京スポーツ杯2歳Sでは、プラス24キロの馬体重が示すように完調ではなかったが、2番手追走から、直線で逃げた2着馬を競り落としてVと能力の高さを伺わせるものだった。
特徴:
今回初の右回りとキャリアの浅さは気がかりも、ポテンシャルは現2歳世代トップクラス。能力をしっかり発揮できれば、勝ち負けに持ち込めるはず。あとは体調が整うかどうかだ。
マジックサンズ
血統: 父キズナ、母父キングカメハメハ
戦績:
半姉は2023年の桜花賞で2着に好走したコナコースト(父キタサンブラック)。重馬場だった札幌2歳Sを勝利。2着アルマヴェローチェが次走で阪神JFを制したことから、レベルが非常に高かったと考えられる。暮れの中山のターフも力強くこなしそうだ。
特徴:
4か月ぶりのレース。2週前に馬場入りを休んだ点は気がかりで、直前の追い切りは注視する必要がある。
マスカレードボール
血統: 父ドゥラメンテ、母父ディープインパクト
戦績:
半姉はGⅡ2勝、2023年秋華賞2着などGⅠでも活躍したマスクトディーヴァ(父ルーラーシップ)。本馬も姉をほうふつとさせる切れ味を武器に、アイビーSを勝利。近年ではソウルスターリング、クロノジェネシス、ドウデュースが制しており出世レースとなっている。またワーケア、オーソクレースがホープフルSで馬券圏内になっており相性が良い。
特徴:
東京と過去2戦左回りの広いコースしか経験していない点も気がかりも、成長力に期待したい。
●ホープフルS面白そうな穴馬
二桁人気になるかはわかりませんが「激走候補」として注目できる馬を。
1. ジョバンニ
ポイント:
父はエピファネイア。母ベアフットレディはアイルランド産馬で英GI・コロネーションSで3着のほか欧米の重賞を2勝。一つ上の半姉セキトバイーストはGIIチューリップ賞の2着馬。
京都2歳Sと連続2着。先行・差しと異なる戦法で結果を出しており、対応できる展開の幅は広そうだ。2000メートルへの不安もない。
2. ジェットマグナム
ポイント:
2走前のオープン特別・コスモス賞(札幌・芝1800メートル)は7着に敗れたが、前走のオープン特別・芙蓉S(中山・芝2000メートル)を勝利し、当舞台への高い適性を示した。
、中山芝2000mを勝利したアドバンテージがあるのは大きな強み。加えて、福島での新馬戦も内容は秀逸で、この舞台なら上位人気勢をまとめて負かしても不思議ではない。
3. ヤマニンブークリエ
ポイント:
菊花賞デーに京都で行われる芝1800メートルの新馬は勝ち馬からのちの活躍馬が多く出ており、伝説の新馬戦とよく言われる。過去には08年のアンライバルドは翌年の皐月賞、12年のエピファネイアは翌年の菊花賞、20年のシャフリヤールは翌年の日本ダービーを制している。
前走の黄菊賞でミュージアムマイル(朝日杯FS2着)の2着ならここでも格負けはしないはず。
4. デルアヴァー
ポイント:
母の母は、牝馬で天皇賞・秋を勝ったヘヴンリーロマンス。血統的にも魅力十分の1頭。
デルアヴァーは前走・東スポ杯2歳Sで5着に敗れたが、上がりは最速。出遅れがなければと思わせる走りだった。
5. ジュンアサヒソラ
ポイント:
父イスラボニータ、母ベッラレイアは07年のフローラSの覇者。牝馬重賞戦線で長く活躍し、同年のオークスが2着、08年のエリザベス女王杯3着だった。
好位追走から直線半ばで抜け出すと、最後は1番人気ビックデムッシュとの激しい叩き合いを制し、昨年19歳で天国に旅立った母の忘れ形見の待望の勝利となった。
■結論: 今年のホープフルSはどうなるか?
堅めになる要素
クロワデュノール、マジックサンズ、マスカレードボールといった上位人気馬が信頼度の高い戦績を持つ。ただ休み明けの馬はあまり戦績良く無い点は気がかり。札幌2歳S以来のマジックサンズはどうなるか。
過去の勝ち馬がほぼ1~3番人気から出ている点を踏まえると、勝ち馬に関しては堅めになる可能性が高い。クロワデュノールは東京スポーツ杯で前有利の展開を上がり1位の脚で差し切り勝ちと価値は高く、一番人気なら軸には最適か。
荒れる要素
上位人気馬が今回二戦目で未だ弱点を露呈しておらず、小回り、多頭数となって紛れが生じる可能性もある。
有馬記念は後半5F勝負の後傾ラップとなり、差し馬が台頭。今週も馬場状態は良好でクッション値高め。外から確り脚を使える馬を狙いたい。荒れる可能性は十分。
今年のホープフルSは、短期免許の外国人騎手が不在という事がどう影響するか。このレースで過去五年【1.1.2.1】のルメール騎手は前走C.デムーロ騎手で新馬勝ちしたアマヒキに騎乗。1戦1勝馬だが能力は高そうで注視したいところ。
見解
今年のホープフルステークスは、「勝ち馬は堅め」傾向ですが
「2、3着が荒れる可能性」も高いと考えられます。
特に今年は短期免許騎手がいないという点も含めて面白そうな予感。
人気馬を軸にしつつ、伏兵を絡めた馬券で配当狙うのが良さそうです。
■馬券の買い方例
【戦略A】堅実派向け(的中率重視)
買い方: 馬連流し7点
馬連: クロワデュノール~マジックサンズ、マスカレードボール、ジョバンニ、ヤマニンブークリエ、ジェットマグナム、デルアヴァー、ジュンアサヒソラ
【戦略B】高配当狙い派(リターン重視)
買い方: 三連複軸1頭流し21点
三連複: クロワデュノール~マジックサンズ、マスカレードボール、ヤマニンブークリエ、ジョバンニ、ジェットマグナム、デルアヴァー、ジュンアサヒソラ
【戦略C】バランス型(的中率+リターンの両立)
買い方: ワイドBOX10点
ワイド: ヤマニンブークリエ、ジョバンニ、ジェットマグナム、デルアヴァー、ジュンアサヒソラ