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【日本最大級!探究の祭典】「安藤百福の感情や苦難を自分事のようにとらえることができた」出場チームのメッセージから⑦
探究学習の成果発表の場「クエストカップ2022全国大会」(2月19~27日)。出場チームの皆さんから送られてきた、これまでの学びの振り返りと、本番に向けた意気込みをまとめました。
「クエストカップ2022 全国大会」には261チームが出場。当日はYouTubeLiveで配信します。※タイムスケジュールは公式サイトで公開
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進路探究部門から、日本経済新聞のコラム『私の履歴書』に登場した筆者の人生を読み解くドキュメンタリー作品を作り上げる「ロールモデル」、自分史(マイストーリー)や、社会で活躍する人たちから自分の人生の「ありたい姿」(ビジョン)をまとめあげ、発表する「マイストーリー」「ザ・ビジョン」の出場チームを紹介します。
千葉県立東葛飾中学校 「anne momo wings men」
進路探究部門「ロールモデル」
![](https://assets.st-note.com/img/1645318194643-Fj9wtVwpXu.jpg?width=1200)
メンバー(敬称略)
大瀬裕士、矢田部翼、高瀬辰、仁平琢人、中村恒太
作品の概要
大ヒットし、いまや世界中で親しまれているカップラーメン。食べたいときにいつでも食べられる便利さやそのおいしさで愛されているが、そのカップ麺が誕生した背景には戦争前後の緊張感や理不尽さが渦巻いていた。そんな中、周りに押し流されることなく自分の信念を持ち続け、カップラーメン発売までこぎつけた、カップラーメン生みの親である安藤百福。そんな百福の、今では想像もできないような壮絶な人生をユーモアあふれる動画とともに、百福が持ち続けた信念、そして切り抜けてきた数々の試練を楽しみながら見ることが出来る作品だ。
最も苦労したこと
グループ内で出たアイデアをいざ動画にすると、伝えたかった事が上手く表現できないことが多かったので、伝えたかった事を視聴者が理解できるレベルまで動画を持っていく事が難しかった。また、小道具を準備する際作成するのに時間がかかるものが多く、それなりの技術も必要だったため、身の回りにある物を駆使して、視聴者が「これは〇〇を表しているんだな」と思えるような小道具の代用品を探す、また、シーンをわかりやすくするために必要な演技の工夫をするのが難しかった。例えば、天ぷらを揚げるシーンでは、鍋とエビは容易に用意できなかったので、鍋を段ボール、エビを赤のマジックペンで代用したが、それだけでは天ぷらを揚げているシーンだとは分かりにくいため、演者の動きを出来るだけ料理をしているように見えるまで調節した。
最もテンションの上がったこと
私たちの班は、最終的には「楽しむ」という観点を交えつつ安藤百福の人生を描くというコンセプトに落ち着いたが、最初はふざけていることが多かったので、動画の完成に必要不可欠な動画の素材が全く撮り終えられず、一時期は本当に思い描く動画を作れるのか不安になった時もあった。そのため、発表間近の時期は全員でしっかり役割を分担して動画の作成を進めた。その努力が功を奏してしっかりとした内容の動画が完成した。その完成した動画を見た時は、全員の中にあった不安が安堵に変わったとともに、分担した各々の役割や努力が上手く機能しあって、一つの作品として収束している姿を見た時は、全員のテンションが上がったと感じている。
発見、成長、やりがい
この動画を作るにあたって安藤百福の「私の履歴書」を参考にした。この記事には百福の各年代の活躍が事細かに書かれており、どのようにして一つの動画にまとめるのかが非常に悩ましかった。それぞれの行動が、現在のカップラーメンに至ることにどれほど関係しているのかランク付けをして、なるべく濃い内容にできるような要約を心掛けた。ただ新聞記事を読むだけではなく主体的に文章化する活動を通すことで、百福の感情や苦難を自分事のようにとらえることができた。扱った人生が非常に有意義で情熱的なものだっただけに、それらをきれいに一つの作品としてまとめることができたことのやりがいは計り知れないものであった。
メッセージ
安藤百福の人生における大きな出来事というとカップラーメン誕生に欠かすことができないものばかりです。その点どのグループも百福の人生を同じ流れで説明することが多いと思います。私たちの班は同じ出来事でも伝え方を工夫することでほかの班との差別化を狙い、取り組んできました。百福の複雑な人生を身近な環境で再現することで、多くの人に親しみやすいように作った私たちの作品。ぜひ、お楽しみください。
千葉県立東葛飾中学校「丸山/3」
進路探求部門「ロールモデル」
![](https://assets.st-note.com/img/1645318946099-gZArf9O7t8.jpg?width=1200)
メンバー(敬称略)
伊藤あん、辻真佳、丸山陽、丸山桃代、三上弘太郎、郎煕敖
作品の概要
日野原さんの人生を、あえて出来事の順序を変えることで効果的に表した作品です。
最も苦労したこと
観客にどうすれば日野原さんの心情が伝わりやすくなるのか、考えるのが非常に困難でした。
最もテンションの上がったこと
動画を撮影していたつもりが、カメラのモードを間違えていたため、画像を撮影していました。その時演じていたシーンが作中最も過酷なシーンだったため、主演の郎くんを怒らせてしまいました。それも含めていい思い出です。
発見、成長、やりがい
テレビドラマで活躍している役者の方々が、どれほどに強い精神力を持っているか身に染みて感じました。また、強い死生観を持つ日野原さんの人生を演じるにあたって、今一度自らの生死について考えさせられました。
メッセージ
様々な苦難を乗り越えた末に作り上げた作品です。最後までご覧ください。
明治大学付属中野八王子中学校「ももふく48年 ぼくら14年 」
進路探究部門「ロールモデル」
![](https://assets.st-note.com/img/1645318460879-97TNLgi2yd.jpg?width=1200)
メンバー(敬称略)
沖村翔惟、金子拓真、小渕みちる、柴田七慧
作品の概要
3時間目の授業で、チキンラーメンが大好きな中学生4人が悩みの解決法について話しています。そこでチキンラーメンを発明した百福さんには、悩みを吹き飛ばしてくれたり、相談に乗ってくれたりする人が周りにいたのか調べてみることにしました。そして、4人は百福さんの友人とのエピソードや生き方から色々なことを学ぶという、中学生の日常会話を表現した作品になっています。
最も苦労したこと
・百福さんの人生から学んだことや、自分たちのこれからの人生で生かせることを、どうやったら分かりやすく伝えられるかを考えて文章にすることが大変でした。
・最初は、みんな恥ずかしがったり、セリフを覚えていなかったりしていて、そこから抜け出して役になりきることが大変でした。
最もテンションの上がったこと
毎朝早く登校して、チームのみんなと集まってセリフ合わせをしたことがとても楽しかったです。また、パワーポイントのアニメーションなどの機能を使ったり、わかりやすいイラストを探したりするのが初めてだったので、とても新鮮でテンションが上がりました。
発見、成長、やりがい
自分の考えを相手に伝えたり、演技で表したりすることは難しいと知り、これからは誰でも簡単に理解できるように簡潔にまとめて相手に伝えようと思いました。
メッセージ
見ている方が笑顔になるような、楽しいプレゼンにしようと4人で力を合わせて作り上げた作品となっているので、ぜひ楽しんでいってください。
履正社スポーツ専門学校 北大阪校
進路探究部門「ザ・ビジョン」
![](https://assets.st-note.com/img/1645318103294-V9a5o9Z8a9.jpg)
メンバー(敬称略)
野口隆輝
作品の概要
過去の経験を生かした自分の未来のビジョン
最も苦労したこと
未来のビジョンを正確に伝えることが難しかったです
最もテンションの上がったこと
過去の自分の経験を思い出すのが楽しかったです
発見、成長、やりがい
過去の自分が真剣に取り組んできたものはどんな形であれ、自分の未来のビジョンに関係しているということに気づけました
メッセージ
自分の未来のビジョンを分かりやすく伝えたいと思います
【参考】
探究学習はじめの一歩!【実例】探究学習のテーマ16種
「探究学習」の最先端 教育と探求社の総合パンフレット
教員向けイベント情報