かんしゃくは起こしたくて起こしているわけじゃないの。味方でいること。寄り添うこと。
さて。
今日は、先日凄まじいかんしゃく泣きをした娘の対応に苦慮した話を書くよ。
時間はかかったけど、なんとか娘の気持ちを落ち着かせることができたから、今後こういうことがあったときに自分自身もこのことを思い出したい。
毎回同じ対応でいけちゃうって訳じゃないだろうけど。
こういうこと、すぐに忘れちゃうから。備忘録用に。
では本題。
最近ますます気付いてる。
あー。親子だなあって。私と娘。
私は小さい頃、ひどくかんしゃく持ちだったんだけど(あれ?今も??笑)、
そこまでじゃないけど娘もかんしゃくレベルの大号泣をすることがある。
カエルの子はカエル。
私は小さい頃、寝つきが悪かった。
今ではすってんころりんと眠れるが、小学校高学年頃までものすごく寝るのが辛い日が多かった。
眠れなくて辛かった。
寝なきゃ寝なきゃと思うんだけど、そう思えば思うほど眠りはやってこなくて、ベッドの上の、ただただ苦痛な時間。
そこまでじゃないかもしれないけれど、娘も寝付きが悪いときがたまにある。
またまた、カエルの子はカエル。
そういうわけで、最近娘がかんしゃく級の大号泣をしたのはある晩のことでした。就寝前。
その日は特に眠くならなかった娘。
「寝に行こうね」「絵本読むからね」
「すぐ寝なくてもいいから、お布団であそぼ」
そんなことで誤魔化したって、その日の娘は布団に行かない。
とは言え、寝ないと次の日起きられない。
明日も保育園だもの。早く寝て。お願い。
そんなわけで、少し強引にお布団に連れて行ったが最後。
ものすごい泣き。大号泣。
初めは「えーんえーん」、
そのうち「ぎゃー」と、大泣き。
落ち着かせようと思って抱っこしてみるも、
体を反らせて、
またまた「ぎゃー」と大泣き。
さらには、リビングに戻ってもおさまらない。
こまった。こまった。
あまりに叫ぶので、こちらも疲れてくる。
私は眠たいので体力的にもキツいし、叫び声を聞いてるとやっぱり精神的にも少しキツい。
でも、どうしたっておさまらない。
「あったかい牛乳飲む?」
「寝れないんだねえ、大丈夫やで。とりあえず布団いこ」
「(ヨシヨシ)いいこいいこ。」
そんなことをしても、ぜーんぜん、泣き止まない。
凄い勢いで泣く。
「泣くなら泣いとけ!」
だんだんとそんな気持ちにもなってきてしまう。
「じゃあもう母さん寝るから!」
と私だけお布団にいくと、より一層、高く大きく、勢いと激しさを増す泣き声。
いやはや、もちろんそうなるよね。
にっちもさっちも行かなくなった私。
一度、ふうっとため息をついてみる。
そして、とりあえず自分の気持ちを置いて、冷静になってみる。
それから娘の気持ちになってみる。
「コハナちゃん(娘の仮名)。
泣いちゃったねえ。しんどいねえ。
コハナちゃんも泣きたくて泣いてるんじゃないよねえ。
つらいねえ。
かんしゃく起こしたくて起こしてるわけじゃないもんねえ。」
「(…うん)」
「いやだねえ。かんしゃく起こしちゃうねえ。
でも、コハナちゃんが悪いんじゃないからね。
かんしゃく起こしちゃうのも仕方ないからね。そういうときもあるからね。
それに、かんしゃく起こしたくて起こしてるんじゃないもんねえ。やめられなくてつらいねえ。」
「(…うん)」
ヨシヨシ。ナデナデ。ぎゅー。
すると。ふっと、娘が落ち着いて。
自らお布団に行きました。
そのあと絵本を読んで、就寝。
そうだよな。
あまりに泣くと自分も辛いよな。
私が昔、かんしゃくを起こしてるときに、して欲しかったこと。
放っておかれるんではなく、寄り添って欲しかったこと。
そんなことをしてみた話。
いくらかんしゃくを起こしても何をしたって、私は娘のことが大好き。大事。
そんなことを改めて、伝えてみた話。