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仕事が見つかったけど、なんかモヤモヤ

【カナダワーホリ生活:2/21~2/23】


カルガリーに到着して2日で家が決まったので、次は仕事探し。

カナダワーホリする人向けの求人や賃貸情報が載っている日本語掲示板で仕事の目星をつけたり、インスタでお洒落そうなカフェを探してみたけど、実際に街を歩いてみないと分からないので、いざダウンタウンへ出発。


カルガリーは石油産業が盛んなので他の州よりも経済が潤っているので、保険料が無料だったり、消費税が5%だったり住みよい都市。ちなみに他の州の消費税は10%超え。

しかし、今年のカルガリーの景気は少しザワついているらしい。

カルガリー空港から利用したUberのドライバーが「石油業界が不振でリストラが多い。俺もリストラされたんだ。」というようなことを言っていた。

その時は現実味がなかったのだけど、内見時におじいちゃんがかなり詳しく教えてくれたので、カルガリーの経済状況を把握。

カナダに住む人も職を失っている中、ワーホリの身分の私たちが働けるポジションはあるのか?と不安になりながらの仕事探しの幕開けとなった。

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食費を浮かせるためにおにぎり作って出発!

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まずは市立図書館に行って、履歴書(海外ではレジュメと呼ぶ)を印刷して準備を整える。

カルガリーは小さい街だから歩き回って見つけることもできるけど、その日は0℃前後だったので寒さとの戦いの仕事探しとなった。

ダウンタウンの主要都市は連絡通路で繋がっていて、ある程度の範囲なら外に出なくても良い造りになっている。さすがは雪国。東京にもぜひ採用するべき。夏の東京は死ぬほど暑いから…

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ダウンタウンには、こんな謎の氷アートもある。

いろいろ歩き回っていたら昼前になってしまい、飲食店に迷惑がかかるだろうと判断し、いったんカフェでランチ休憩を。求人しているお店だったから履歴書を置いていくか迷ったけど、かなり激混みだったので断念。

美味しいサーモンサンドウィッチとコーヒーを食べて、次へ向かう。

ちなみにここのサーモンはすごく美味しくて、2年前のカナダ旅行で食べたイマイチだったサーモンの記憶を上書きしてくれた。

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内見時におすすめしてもらった寿司レストランやジャパレス(日本食レストラン)にとりあえず行ってみることに。

しかし、寿司屋で3年のバイト経験があり、きっと採用されるであろう夫がどうにも浮かない顔をしている。


ひとまず寿司レストランは後回しで、カルガリーの中で1番繁盛しているジャパレスに行くことにした。

Googlemapの口コミも1,000件を超える高評価、カナダ在住者や旅行客で常に賑わっているという鉄板焼きのお店。

お店に入ると、懐かしい鉄板焼きの匂いと共に大勢の外国人が目に入ってきた。

受付の韓国人っぽい女性に職探しにやってきたと伝えると、少し待つように案内される。

しばらくして日本人ではなさそうなマネージャー風の男性がやってきて、まずは夫の面接がスタート。

15分以上経っても戻ってこないので、ほぼ採用かな?と思っていると、私も一緒に席につくように呼ばれた。

どうやらほぼ採用のようで、勤務体系やメニューについて説明を受ける。

4日後にトライアルを受けに来てもらって、合格したら働けるという話でまとまり、お店を後にした。


チップも入れたらかなりのお金が貯まりそうで、給与面では申し分のない仕事。でも、日本食レストランなのでスタッフはアジア人、週1でシフトが組まれるので休日の予定が立てにくい。

なんだか仕事中心の生活になってしまいそうだな…という気持ちが残ったまま帰宅。


仕事がすぐに決まって嬉しかったけど、これでいいのかな?

夫も思っていることは同じだった。


まさか、仕事が決まってこんな気持ちになるなんて思いもしてなかった。

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一晩明けて、「カナディアンロッキーの麓で働こう」という方向性でまとまった。


ワーホリの国をカナダに決めたのも、2年前にカナディアンロッキーを旅行して大自然に感動して、そんな環境のもとで伸び伸び暮らしたいと思ったから。

それなのに、カルガリーという超刺激的でもない都市に住み、ジャパレスで馬車馬のように働くって、なんか違うよね。

…という思考を経て、この決断に至った。

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大自然に感動した2年前のカナダ旅行。


カナダに来る前のオーストラリア旅行とフィリピン留学を経て、貯金がどんどん減っていく焦りもあったし、早く腰を落ち着かせて収入が欲しいと思っていた。

でも、いざ内定をもらって感じた違和感。

お金を稼ぐためにワーホリに来たわけじゃない。貯金に余裕はないけど。←


ジャパレスで内定をもらったことで、「大手企業を辞めてまでワーホリにきた理由」を見つめ直すことができてよかった。

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そんなわけで、翌日は1日中バンフ周辺の仕事と家探し。

バンフとは、カルガリーから1時間半ほどの場所にある、カナディアンロッキーの玄関口の街。

冬はスキー、夏はハイキングを目当てに観光客がやってくるので、ツアーガイドやロッジ関係の仕事が割と簡単に手に入ると聞いていた。


調べてみると、確かに求人はあるけど家賃がえげつなく高い。

カルガリーは2人で月660ドルなのに、バンフでは月1,000ドルが最低ラインのよう。

思わず、しばらくカルガリーでお金貯めて夏にバンフに移動しようか?と弱音を吐きかけてしまった。


バンフでツアーガイドをしていた方の連絡先を知っていることを思い出し、情報を教えてほしいと連絡してみた。

わずか数時間であっという間に知人を繋いでくれて、2日間のバンフへの仕事探しの小旅行が決定。


レンタカーを急いで予約して、冬のカナディアンロッキーに行くことになりました。

次はバンフでの仕事探し編☺︎

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人生いろいろありますが、今しかできないことに挑戦していきます♩