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納得いく夫婦関係の構築には、家庭内同居というエッセンスが必要?

私はいま、夫の実家にて、義理の両親と同居をしている。それも1年間。

よくSNSなどで「義両親と敷地内同居なんて無理」とか「帰省のときに気を遣う」といった意見を目にすることがある、嫁姑問題。
もともと赤の他人だった者同士、うまくいくことなんて少ないんだろう。
私の場合、幸い義両親ともに干渉も詮索もしてこないタイプで、適度な距離感だけど良い具合に家族として遠慮しすぎず接することができていると思う。

海外から帰国して一時滞在するはずが、古民家をリノベーションすることになり、居候生活が始まって「家庭内同居」も1年を過ぎた。
当然ながら二世帯住宅のような仕様ではないから、トイレも風呂もキッチンも全部共同。プライベート空間がないなんて考えられない…という意見が多数なのでは。もちろん完全に受け入れられることばかりじゃないけれど、なんとかやっている。うん、なんとか。


いいことばかりではない義両親との同居だけど、ここ最近ある一定期間は必要なのでは、思うことがある。それは、将来どんな夫婦関係でありたいかを考えるきっかけになるから

よく義母は、「今さらおとうさんになにを言ったって無駄なのよ」と諦めの発言をするのだけど、お互いを受け入れ、分かり合うためには結婚数年目の時点でどんな関係を築いたら良かったんだろう。

価値観の違いや、得意不得意を知るために、一緒に過ごす時間が必要なのかもしれない。ふたりでとことん腹を割って話し合う機会が必要なのかもしれない。

義両親の場合、あまりおとうさんが家にいなかったことや、育児に積極的に参加してこなかったと聞くから、そういった積み重ねがいまになってすれ違いの原因になっているのかもしれない。おかあさんから昔の話を聞く限りだけど。

30数年後の未来、夫に対して「なにを言っても無駄なのよ」と言いたくないし、できれば違いを受け入れつつ、尊敬しあえる関係でありたい。

義両親を見ていて「あんなふうにはなりたくないな」という部分をクリアするために、いま、どうしたらいいのか。それを実の息子である夫も考えていてくれたら嬉しいし、私も夫との接しかたを常に考えていたい。

、、とここまで義両親のことを「難あり」のように話してきたけど、よっぽと実の親のほうが問題はたくさんある。離婚はしてないけど完全に別居だし、多分ぶつかり合うことを避けた結果、特に喧嘩も起こらない状況。(苦笑)

どちらが良い悪いはないし、いい面も悪い面もある。その中で自分たちがどうありたいかを考えるきっかけになるのが、家庭内同居なのではと思うようになった。

今の時代、結婚後も親と同居するひとはほぼいないんじゃないかな。結婚したら家を出て、マイホームを建てるのが主流だけど、お手本にも反面教師にもなる両親・義両親の存在は、納得いく夫婦関係の構築には必要なエッセンスなのかもしれない、なんて思ったりする。

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人生いろいろありますが、今しかできないことに挑戦していきます♩