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インドのヨガスクールでRYT200を受講して体得したもの

インドのヨガスクールでインストラクターの資格RYT200を受講し始めて早1ヶ月以上が経ち、無事に試験も終わり(まだ合否は分かってない)、あと数日でコースが終わろうとしています。


毎日の身体と心の変化や、レッスンの内容について更新しようと思っていたのに、一度も更新することなく時が経ってしまいました。


約1ヶ月半、週6日の3時間のレッスンは時には体力的・精神的にきついこともあったけど、真剣にヨガに取り組めた充実した時間になりました。


定期的に更新はできなかったけど、日々の身体と心の変化についてはしっかりと感じられた濃い時間だったので、ざっくりと振り返ってみたいと思います。


身体が引き締まったことが一番の収穫


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このRYT200コースでの一番の収穫は、毎日運動する習慣がついたと同時に、全身が引き締まったこと。

受講する前は、コースの全貌が分からず “いつも行ってるヨガレッスンの延長かな~” くらいの感覚でした。身体は柔らかい方だし、ヨガスタジオに行っても中の上ぐらいかな、なんて恥ずかしながら思ってました。。


しかし、、、、、その予想は裏切られます。

毎日90分のレッスンでは、みっちり全身の筋肉を呼び起こし、身体の可動域を広げるような運動が多く、言ってしまえば「基礎練」でした。


具体的には、腕・肩・腹筋・足・お尻など、あらゆる部位にアプローチする地味~にきつい動きを習得していくという感じ。

“これってヨガなのか・・・?” と、最初の1週間ぐらいはリアルにそう思っていました。全くと言っていいほどヨガのポーズが出てこず、筋トレ感覚で毎日筋肉痛と戦っていました。


冬に差し掛かっているカナダの夜なのに、窓を開けるほど汗をかくほど。

キツすぎる・・・・・と打ちひしがれていましたが、回数を重ねるごとに身体が慣れてきて、徐々に筋肉がついてくるのを感じました。


昔からチームスポーツをやってきたものの、1人でのジムや筋トレは頑張れない私にとって、オンラインで全員の顔を見ながら、先生にじっくりチェックされている気配を感じながらのレッスンはすごく効果的でした。


生徒のほとんどが私よりも年上で、なんならこれが初めてのヨガという台湾人のおばさまもいて、負けてられない…と自分を奮い立たせることができました。


そんなこんなで約1ヶ月コツコツ取り組んできた結果、今では自らヨガウエアで旦那の前に立ち、身体のチェックを打診するまでに。

以前は旦那に “ブラのハミ肉とお腹がやばい(要するに全身引き締まってない)” と指摘されていたのに、今では ”本当に引き締まったね~” と感心されるようになりました、涙。


特に変化したのは肩・肩甲骨回りとお腹です。

肩周り(二の腕も含む)については悲鳴をあげるほど負荷をかけたので、これはもう引き締まって当然の案件。でも、そのおかげでヨガのポーズが取りやすくなったと思います。


最初は苦痛を伴いましたが、結果としては短期間で身体の変化を感じられ、それが自信につながったので良かったです。

また、身体を鍛えることで精神的にも前向きになれるし、一見難しいヨガのポーズも ”きっとできる!” と挑戦できるようになりました。

絶対に避けてた逆立ちのポーズや、チア部時代でもできなかったブリッジポーズも今ではできるようになったので、筋トレは嘘をつかないなぁと感心です。


本場インド流のヨガを学べた貴重な機会


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今回、インドのヨガ教室にしたのは値段が安かったからなのですが(US550ドル。10万円以下です。)、ヨガ発祥の地であるインドを感じながらレッスンを受けられて本当に良かったです。


ヨガをやったことがある人ならなんとなく分かると思いますが、ヨガのポーズにはインド古来の言語であるサンスクリット語の名前があります。

代表的なのはシャバ―サナ(レッスンの最後にやる仰向けの寝るポーズ)ですが、日本でヨガを受けているとそれ以外に滅多にサンスクリット語でポーズ名を耳にすることはありません。

今回インドのスクールで受講したので、先生たちはもちろんインド人。生活の一部にヨガがあり、インドという歴史ある、インドでしか味わえないあの独特の空気で生活している人たち。(インドに行ったことはないのですが)

インド人の先生たちから、サンスクリット語でポーズを教えてもらうことで、すんなりと身に付いた気がします。

最初の頃は “こんな名前覚えられない…” と絶望していましたが(覚える必要はありません)、毎回ポーズごとに先生が名前を言ってくれることで感覚的に覚えることができました。

もちろんヨガのポーズには英語名や日本語名もありますが、ヨガが発祥した頃から使われていたサンスクリット語でポーズを習得することは少し違った体験でした。

言葉にはしづらいけど、インドの歴史やインドの雰囲気に心を寄せながらじっくりとヨガに向き合うことができたと思います。


また、このレッスンを受けるまで知らなかったのですが、“オーム(Om)チャンティング” とって、ヨガの初めに「オーーーーーーム」と長く唱えたり、“マントラ” という、祈りのようなフレーズを唱えたりするのが元祖ヨガのやり方です。

日本で言うお経のようなもので、ヨガをする前に心を落ち着かせたり、チャクラという身体にあるエネルギーの通り道の働きを活性化させたりする効果があり、古代から伝承されてきたそうです。

Omチャンティングやマントラについて詳しい説明を受けることはありませんでしたが、毎回レッスンで唱えることで自然と身に付いた気がします。

あえて日本語訳を介さずにインド人の先生から学んだことで、余計なことを考えずに本場インド流のヨガを体得できたことは貴重な経験です。


オンラインでしたがインドの風を感じることができ、とてもリラックスができたので、今度は改めてインドに行って、短期滞在をしてヨガをもっとじっくり学びたいと思いました。


その一方で、先生も言及していましたが、日本をはじめ世界中でヨガがダイエットの一部や健康法、お洒落の一部として広まっていることが引っ掛かります。

生活の一部にヨガを取り入れることでヘルシーな生活をしている気分になったり、海外セレブがヨガをしているから自分もやる、という人も多いと思います。

かくいう私もダイエットの一部としてホットヨガ教室に通っていました。


先生から深くは語られませんでしたが、ヨガの本質はもっともっと深くて、健康法でもお洒落でも宗教でもなく、自分の魂のレベルを上げるための手段なのかな、と思うようになりました。


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日本のホットヨガ教室もとても素晴らしいとは思いますが、詰込みスケジュールで、生徒のほとんどが私のように「ダイエットのため」「ストレス発散」が目的で、ヨガの本質を分かっていない気がして、それは勿体ないなと思います。


そういった面からも、今回のRYT200コースをインドの学校にしたことは、ヨガの本質を少し理解できるようになれたので、良い選択でした。


ポーズの練習はただの手段

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ヨガをする目的は、健康のため、精神統一のため、リラックスするため・・・いろんな理由があると思います。

そしてヨガと共に広く知られているのが「瞑想」。

ヨガのレッスンでも、最初や最後に呼吸だけに集中して瞑想する時間を設けていることが多いので体験したことがある人も多いと思います。

ヨガと瞑想は1セットであることは間違いないのですが、多くの人はヨガ=ポーズを練習することだと思っていますが、実は違うそうです。


紀元前に作られたヨガに関する教えが書かれている”ヨガスートラ”によれば、「ヨガの目的は心の動きを静かに収めるステージに達することであり、それすなわち瞑想」なのだそう。


ヨガの最終ゴールは、揺れ動く心の動きを自ら落ち着かせることができる状態に達すること(サマディ)

→その域に達するためには瞑想状態に入る必要がある

→瞑想状態に入るために呼吸と動きに集中しながらヨガのポーズを取る

という流れなのです。


毎日必死に基礎練とも言える練習をして、身体に負荷をかけながら難しいポーズに挑戦しているけど、これも瞑想状態に入るための準備なのか…と気づいたときは、果てしなさに打ちひしがれそうでした。


しかし、ヨガは上手にポーズを取ることが目的ではないと知ることができたおかげで、自分のできる範囲でポーズを取れればいいと思えるようになり、以前よりもリラックスしてポーズを取れるようになった気がします。


ちなみにサマディというヨガの最終ゴールとされるステージに達するには、瞑想だけではなく日常生活での心の持ちようや言動にも気を配ることが大切とされており、ヨガの奥深さに改めて驚きます。


Yoga journeyは始まったばかり

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先生がよく使っていた言葉が ”Yoga journey” だったのですが、とても好きな響きです。

単にヨガ歴がどれくらい、資格を取ったうんぬんではなく、人生を通してヨガの旅を楽しんでね、というメッセージのように感じました。


私はヨガを始めて5年目にしてRYT200コースを受講しましたが、改めてヨガのポーズの取り方、教え方、身体の使い方、呼吸法、ヨガ哲学・・・など、多くのことを学ぶ機会になりました。

この200時間でヨガの全てを学び尽くしたわけではなく、これからよりヨガを理解するスタート地点に立ったのだと思います。


人生の究極の問いでもある「どういう人生を送るのか」「どういう人になりたいのか」を見つけていくための一つの手段がヨガなのだろうと思います。



勢いで申し込んだヨガインストラクター養成講座RYT200が、ヨガを深く考えるきっかけになった話でした。

今度はテストの様子、気持ちの変化、感じたことについて書きたいと思います!


ナマステ。

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人生いろいろありますが、今しかできないことに挑戦していきます♩