カナディアンロッキーの麓で過ごす、わたしの巣ごもり期間
最後にカナダの街を散策してから、今日で12日目。
カルガリーからキャンモアという街に引越してきて、環境は変わったけど、家の中で過ごす日々が続いている。
もともとキャンプ場で知り合って、付き合っていた頃のデートはキャンプやハイキングなど、ほとんど外で過ごしてきた私たち。
外に出られない生活が苦痛かというと、意外にもそうでもない。
最近は家の中での過ごし方をどう楽しめるかを意識しながら暮らせていて、とても人間らしく生きていると思う。
毎朝目覚ましをかけずにカーテンレールからわずかにこぼれる陽の光で目覚めて、カナディアンロッキーを拝んで、朝ヨガをして始まる1日。
東京で暮らして都内に勤務していた1年半前までは、出発30分前に起きて化粧して家の横のコンビニで朝ごはんを買って、駅までの道で歩きながら食べていた。(行儀が悪い・・・)
そんな暮らしからは考えられないほど、人生で一番丁寧に暮らせている。
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ルワンダ在住のasaさんが、外出自粛の巣ごもり期間の1日のスケジュールを紹介していたので、カナダで暮らす私の1日も紹介してみようと思います。
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7:00*一度目が覚めてカナディアンロッキーを拝んでから二度寝。
9:00*寝疲れた、と思ったタイミングで起床。
9:20*顔を洗ってから、朝ヨガを20分前後。ー①
10:00*朝ごはんの準備。
11:00*食後のコーヒータイム。ー②
11:30*作業タイム。
14:00*遅めの昼ごはん。
15:00*食後のコーヒータイム、2回目。
15:30*作業タイム、たまに散歩。
19:00*夜ごはん。
21:00*シャワー。
22:00*読書やストレッチ。
23:00*就寝。
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書き起こしてみると、特に何もやってないような気がしてくる。
実際に早寝遅起きなので、時間を有効活用しきれてない気もするのですが、仕事がない期間ぐらいはアラーム無しで起きたい。
あまり負荷をかけすぎないことがコツかなと思ってます。(←正当化)
①朝ヨガ
ホットヨガにコツコツ約4年間通っていたこともあり、ヨガが好き。
カナダに来る前に、オーストラリアロードトリップをしていたのだけど、本当は移動しながら大自然の中でヨガをしたかったけど、荷物削減でヨガマットを日本から持って行かなかった。
その結果、オーストラリアでは一度もヨガができなかったのです。
東海岸をのんびりロードトリップなんて、もう2度とできないかもしれないのにチャンスを無駄にした私。
キャンモアに移動する前日にヨガマットを衝動的に購入して正解だった。
そして夫も一緒に継続中。今日は朝ごはんを作ってもらっている間に一人でヨガをしていたらショックだったらしい…。習慣化してきてたのに申し訳ない。
②食後のコーヒー
キャンモアに住んだら、外でドリップコーヒーを淹れて動画撮ったりしたいねと盛り上がり、日本のAmazonでKalitaコーヒーセットを一式を購入。
これが功を奏して、おうち時間を楽しむことができている。
コンビニのコーヒーなら100円ですぐに飲めるけど、わざわざハンドドリップすることでコーヒーそのものだけじゃなくて、豆を挽いてから淹れる工程も楽しむことができる。
こうやってわざわざ手間暇かけることが、丁寧な暮らしに繋がるんだろうな。
かつての会社員時代の私みたいに一息つく間もなく暮らしている方は、この外出自粛を機に”わざわざ”手間をかけてみると、豊かな気持ちになれるかも。
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こんな日々だけど、家でできる新しいことを積極的に探すようにしている。
カルガリーで日本人ファミリーのお家に住ませてもらってた時には、1日4つも新しいチャレンジをした。
大人になると、ある程度のことは想像できてしまうし、ネットで調べれば大抵の結果を知ることができてしまう。しかし、そのせいでどんどん老けていってしまう・・・。
年をとっても若々しくいるためにも、新体験は大切だと思う。
この3日間でやったこと。
*プリン作り。カラメルソース初めて作ったけど奥深い!
*2層カフェオレ。もっと研究したい。
*脚もみ洗濯。部屋に洗濯機がないのです…。
卵と牛乳と砂糖で作れちゃうなんて…。天才なのかな?
次はラテアートにチャレンジしたいなぁ、と思ってる。
あと家でできることはなんだろう…?noteで情報収集しよう:)
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Twitterやネットを開くとコロナウイルスに関する暗くて絶望的なニュースが飛び込んできてしまうので、流し読み程度にしている。
どうあがいたって、医療関係者でもない私はウイルス撃退に貢献できっこない。
海外と日本政府の対応に文句を言ったって、すぐに現状は変わらない。
いま私ができることは、毎日を丁寧に暮らして、早い終息に向けて家でゆっくり過ごすことだと思う。
そして暮らしている場所は、毎日大自然を目にすることができるので、精神衛生上が保たれている。
いつか帰国せざるを得なくなったとしても、キャンモアで暮らせてよかったと思えるように、日々大事に暮らしていこうと思います。