【エネチェンジ】ルートインホテルズ214ヶ所にEV充電器導入
こんにちは。MAKOです。
本日エネチェンジより「ルートインホテルズ214ヶ所にEV充電器導入(リプレイス)が決定した」との発表がありました。
214ヶ所はすごい数字ですが、今回は設置台数ではなく「リプレイス」という部分に注目して書きたいと思います。
EV充電器のリプレイスとは
今回、ルートインホテルズにて2014年頃に設置した寿命を迎えたEV充電器(3kW)をエネチェンジ製のEV充電器(6kW)にリプレイスすることになります。
今回リプレイスに注目したのは、補助金申請においてリプレイスは有利に働く可能性があると考えたためです。詳しく説明します。
補助金申請作業が短縮される
補助金申請の際、まず最初に現地調査を行います。平均駐車時間、電気設備状況、設置場所などを確認後にようやく補助金申請書を作成に入るのですが、リプレイスの場合はこの作業(以下赤枠)が短縮できる可能性があるのです。
以前、城口CEOは「補助金申請作業に6〜9ヶ月の時間がかかっていた」と説明されていましたが、おそらくこの現地調査がボトルネックになっていたのだと思われます。
既設のEV充電器を設置した際に現地調査は実施していると考えれば、リプレイスの場合は補助金申請作業から始めることが出来ると思われます。事務作業だけなら214ヶ所だとしても人をかければ非常に短期間で申請することが出来るでしょうから大幅な時間短縮になります。
工事も短縮される
リプレイスであれば電気配線、基礎、看板はそのまま流用出来るため、必要な工事はEV充電器の撤去と設置、電気配線の接続だけになります。
おそらく同じ工事チームであっても新設と比べて数倍のスピードで設置することが出来るでしょう。
稼働率も保証される
既設EV充電器の稼働率データは入手出来るでしょうから、高稼働率のEV充電器が優先的にリプレイス対象となるはずです。「リプレイスを制するものはEV充電器を制する」と言ってもいいでしょう。
エネチェンジの優位性
なぜリプレイス事業者にエネチェンジが選ばれた理由は多くあると思いますが、1番の理由は「この規模の工事を受けることが出来るのはエネチェンジだけだった」ということだと思います。
EV充電事業を行っている事業者は複数ありますが、エネチェンジのようなEV充電事業部単体で100人近くの人員を確保しているところは皆無でしょう。エネチェンジにマンパワーで勝つことは難しいと思われます。
余談:EVラボによる開発力
余談ですが、エネチェンジは2022年10月に「エネチェンジEVラボ」という新会社を設立しています。
この会社は海外のEV充電器を日本仕様にカスタマイズすることを目的に設立されたのですが、今回設置された高さの低い「チャージ2ショートスタンド」はそのラボで開発されたものと思われます。
「高さを変えただけだろ」と思われるかも知れませんが、大手海外メーカにチャージ2ショートスタンドの生産ラインを立ち上げてもらう必要があるわけで、エネチェンジ以外には難しかったと思われます。
※国内で加工してる可能性はありますが、だとしても国内で工場を抑える必要はあるのでハードルは高いです。
まとめ
いかがでしだでしょうか。エネチェンジのEV充電器設置ニュースに目新しさは無くなってきているかも知れませんが、こういった視点で見ると新しい発見が見つかるものです。
また機会があれば記事にしたいと思います。
本日は以上です。
P.S.
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