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【エネチェンジ】eMPとの業務提携について

こんにちは。MAKOです。
先日以下ツイートの通りエネチェンジはe-Mobility Power(eMP)と業務提携を発表しました。

詳細に関しては以下EVsmartブログにて詳しく書いているので、本記事では「個人的に気になった点」について書いていきたいと思います。

業務提携の内容

一言で簡単に説明すると「自動車メーカ12社が参加するEV充電決済システムであるeMPカードにエネチェンジEV充電器が対応する」というものです。記事に記載されていたメリット・デメリットは以下の通りです。

【メリット】
①充電利用者の急増
②普通充電器の実質的な独占
【デメリット】
③決済システムをeMPに譲る
④EV顧客情報をeMPに譲る

私は「①充電利用者の急増」が1番のメリットであり、莫大な利益をエネチェンジにもたらすのではないかと考えています。

定額利用で使えるEV充電器

EVを購入する際、ほぼ全てのユーザーはEV充電器を定額使用(約5千円/月)できるカードを購入(契約)します。

その定額利用対象に「エネチェンジ6kW充電器」が加わったということですね。記事では「定額利用料金に変更はない」ということなので、ユーザーにとっては実質無料で使用できることになります。

EVユーザーの心理

これまで
「急速充電器は数が少ないし遠いから充電のためだけに行くのは面倒だな。かといってたくさんある3kW普通充電器じゃあ全然充電出来ない。定額利用のカードを使いたいけど、結局自宅充電が1番便利だよなぁ」
これから
「エネチェンジの6kW充電器ならまともに充電出来そう。定額料金だし自宅充電はやめて全部エネチェンジの充電器で充電した方が得だよね。近場のエネチェンジ充電器をいくつか探しておくか」

エネチェンジ充電器の取合いが始まる

充電してもしなくても定額利用が取られるならばユーザーは充電した方が得だと思うはずです。おそらくサービスが開始される4月以降、利用されていない6kW充電器はお金が落ちているようなものなので、エネチェンジ充電器の取り合いになるでしょう。

収益予測について

以前書いた記事でゴルフ場のエネチェンジ充電器の収益計算をした際、最大で年間58万円の収益になると試算しました。

①EV利用台数
ゴルフ場の年間平均利用者数は3万5千人程度だそうです。分かりやすいように全員が相乗りせずにゴルフ場を訪れたと仮定、さらに自動車のEV割合を1%とすると以下になります。

35000台/年×0.01=350台/年

②利用時間
18ホール+食事を含めて1回あたり5時間とします。

③年間EV充電時間
計算すると以下の通りです。

350台/年×5時間=1750時間/年
※1時間330円とすると58万円/年

あくまでもこの試算は「ゴルフ場を訪れたEVユーザー全員がエネチェンジ充電器を利用する」という前提です。

有料である以上、実際の利用率(収益)はそこまで高くないだろうと考えていましたが、実質無料つまり「使わないと損」という状況であれば利用率(収益)は急上昇するはずです。

年間10万円/台は余裕で超えてくる

eMP提携以前のEV充電器年間売上想定は10万円(約5時間/週)でしたが、これは先ほど説明した通り有料ユーザーを想定したものです。おそらくEV充電器を訪れたユーザーの10〜20%程度が利用するイメージだと思われます。

それが実質無料であればEV充電器を訪れたユーザーのほぼ100%が利用するでしょうから、利用率が5〜10倍(年間30万円〜60万円/台)になってもおかしくありません。
30万円〜60万円にEV充電器台を掛けると‥なかなか凄い数字になりそうです。

eMP業務提携で発生する手数料

これまでは充電収益100%エネチェンジに入っていましたが、eMP業務提携により自動車会社とeMPに手数料を支払うことになります。
しかし以下に記載の通り、エネチェンジとしても十分納得できる水準であるということですし、利用頻度向上のメリットの方が圧倒的に大きいのでしょう。

まとめ

今回のeMP業務提携はエネチェンジのEV充電事業の完全勝利を決定づける特大ニュースでした。実際にその後株価は急上昇しましたが、急騰後の売り禁という?な現象によって出来高減少&ジリ下げの状況です。

今後エネチェンジが本格的に上昇するには海外機関がエネチェンジに興味を持ち、今回の業務提携の重要性に気づいて投資をしてもらわないといけません。

エネチェンジは四半期で100社の機関投資家と面談するそうです。城口CEOのスケジュールにびっしりと埋まっているであろう今後の海外機関投資家との面談結果に期待しましょう。

以下過去に書いた妄想記事です。エンタメとして楽しんでいただければと思います。

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MAKO
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