【エネチェンジ】有田氏の株式売却について
こんにちは。MAKOです。
エネチェンジの有田元共同CEOによる株式売却がちょっとした話題になっています。
今回は「なぜ有田氏が株式売却するに至ったか」について自分なりに考察してみたいと思います。
エネチェンジ公式見解
直近の株価が下落していることもあり、昨日のエネチェンジQ&Aにて有田氏の株式売却に関する見解が公表されています。
つまり「エネチェンジの成長にコミットメントしてくれる方が株式を持つべき」という考え方なのでしょう。有田氏は個人投資家ではないのでCEOという立場を退く以上、エネチェンジの成長のためにも株式売却は必要な過程だったのかも知れません。
エネチェンジにおける有田氏の立場
エネチェンジの主力事業と担当役員は以下です。
・城口 :EV充電事業+全般
・有田 :データ事業
・曽我野:プラットフォーム事業
そして、それぞれの事業が占める売上高が以下の通りです。「プラットフォーム事業」「EV充電事業」に対して「データ事業」の売上の低さが目立ちます。
マザーズ上場時、「データ事業」は主力事業という位置付けだったのでしょうが、今後のエネチェンジを牽引するのは「EV充電事業」と「プラットフォーム事業」であり、有田氏のデータ事業ではないことが分かります。
第2位の大株主である有田氏はエネチェンジ内でも発言力があったでしょうから、データ事業の貢献とのミスマッチは「いつか是正されるべき課題」だった可能性があります。
例えば「(データ事業の人員に対して売上高が低いので)データ事業を本体から切り離して利益率を上げよう」といった話も今後起こり得るわけですし、その際、有田氏が大株主だと話がスムーズに進まなくない可能性もあるわけです。
有田氏に対する個人的見解
このままホールドしていれば株価次第では数百億円の資産を手にする可能性もあったと思いますが、有田氏としてはそこまでの欲はなかったのでしょう。一般人であれば美徳とされるであろうその価値観ですが、エネチェンジとしては「リスクテイクしてくれる株主に将来利益を優先的に享受すべき」という判断になったのでしょう。
側から見たら「創業者による株式売却」ですが、エネチェンジの将来を見据えた前向きな判断だったと私は思います。
今後の株価について
今後エネチェンジはEV充電事業とプラットフォーム事業の2本柱になり、有田氏の株式売却によってデータ事業の存在感は小さくなっていくでしょう。しかしそれは資本効率を上げるための過程であり、中長期的には間違いなく株価上昇につながると私は考えます。本日は以上です。
P.S.
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