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一時帰国中のたくさんの再発見と、見つからなかった秋の空

日本からハワイ島に戻って2週間が過ぎてしまった。滞在中に書きたいことはたくさんあったが、忙しくて書く時間がとれなかった。
 
そんな中で書いた数少ない記事では、日本での新たな発見について書いた。


 
この記事に書いたような新しい発見もあれば再発見もある。今回は再発見について書いてみたい。



スイーツ系の美味しさ


 
日本での食事は本当に楽しみにしていた。だけど忘れていたのはスイーツ系の美味しさ。アメリカで高級なケーキと言えば濃厚で砂糖たっぷり、そしてすごいボリュームのものであることが多い。
 
日本のスイーツはボリュームが控えめだが繊細な甘さで何を食べても美味しかった。特に地元で人気のケーキ屋さんのケーキは、甘味が控えめで素材の味がしっかりと味わえ、そしてクリームやケーキ生地がとてもきめ細やかで感動した。「甘い雲を食べたらこんな味では」と思うほど夢のような味だった。
 
 

商品のパッケージの開封しやすさ


 
アメリカの商品のパッケージは開けにくい。ハサミなどを使わないと開かないことが多いうえ、道具を使っても結構力がいったりして悪戦苦闘することが多い。その点、日本の商品のパッケージの開封しやすい工夫は神がかっていると思う。
 
お菓子の入れ物だって、文房具のパッケージだってスルッと開く。コンビニのおにぎりは夫が無茶苦茶に開けていたが、「こうすればいいでしょ」と見せた時の私の得意顔を想像していただきたい。
 
オンラインショッピングの商品の入っている段ボールの箱だって、「ここを引っ張ってください」みたいな表示があってそれを引っ張ったら簡単に開くだけでなく、パタンと簡単に折りたためるようになって魔法かと思った。
 

自動水栓の反応の良さ


 
これは大変地味な喜びだが、日本の自動水栓の反応が良くて感動した。アメリカの公衆トイレに入ると、自動水栓の反応が鈍くて、手がアワアワのまま何度も手をかざしてやっと水が出たと思ったらすぐ止まってしまうことがあって、結構ストレスになる。ところが日本ではどこに行っても一発で水が流れて、十分水が出てスッキリ洗えて嬉しい。
 

ウェイター、ウェイトレスの反応の良さ


 
アメリカのウェイターたちは目の前にいると大変フレンドリーであるが、一旦テーブルから離れると意識がそこから離れるようだ。大きく手を振っても気づかない人も多いので、用があるときは近くに来た時に素早く捕まえないといけない。でも日本のウェイターさん、ウェイトレスさんたちの反応は素晴らしい。たとえ他の方向を見ていても気がついてくれる人が多い。背中に目があるのかと思う。
 

見つからなかったのは、安定した秋の空


このような再発見に、「日本ではやっぱりストレス少ないなー」と感動しながら過ごした日々だったが、一つだけ見つからないものがあった。それは安定した秋の空であった。

今回は11月の初旬から終わりまで3週間近く滞在した。アメリカの感謝祭が11月にあるので、この時期に日本に帰国することが多い。休みが取りやすいことに加えて、日本の天候が安定していて観光には最高だからだ。ところが来てすぐは夏のような暑さ→嵐(強風と雨)→冬と秋が飛ばされてしまった。
 
後半にやっと秋らしい日が来たが、すぐに寒さが戻ってきてしまい、「秋は天候が安定している」という印象は覆された。日本に住む人に聞いたら、「最近は夏と冬しかないよ」と言われた。気候変動のせいだろうが、海外に住んでいると昔の印象が残っていてこれは悲しいながらアップデートが必要なようだ。


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