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植田寿乃連載『令和を活きる、未来を拓く』第49回 エンゲージメントカンパニーを体現する ~私が64歳で3回目の起業をした原点~
「お二人とも64歳には全く見えません。60代で起業されるというエネルギーと、活き活きしている姿、羨ましいです。自分なんて50代でサラリーマン生活の中で・・・」新会社QBO(https://qbo.co.jp)
の営業での場面で交わされた言葉に、同い年の社長と私は思わず笑顔が全開です。「植田さんは3回目の起業ですよね。新会社のお話するのとても楽しそうで、僕もそんな風に仕事したいな。憧れますよ。親と同年代なんて信じられない。担当できて本当に光栄です」これは私の個人資産運用を担当する20代銀行マンの反応。確かに64歳、3回目の起業は、驚かれて当然なのかもしれません。
★ワークエンゲージメントの高い組織をゼロから創る
私は2020年以降、令和時代の幕開けとともに起きたコロナ禍数年を踏まえ、激動の令和は平成時代のようなダイバーシティ&インクルージョン組織になるだけでは足りず、「エンゲージメントカンパニー」を目指すことこそが、成長・発展へのカギであると伝え続けてきました。エンゲージメントカンパニーとは、会社とそこで働く社員が互いに成長し貢献し合う対等な関係で結ばれている状態です。しかし、それは個人と会社の関係ではなく、一人一人が向き合っている仕事と一緒に行っているチームの関係こそが重要で、一人一人の「ワークエンゲージメント」に他なりません。
そして2022年に、個人のワークエンゲージメントの状態を鏡に映しだす「ワークエンゲージメントチェック」を開発し、私自身が登壇する研修や講演でそれと体験してもらいながら、重要性を伝えてきました。でも、エンゲージメントカンパニーとはいったい、どんな組織なのか、イメージが湧かない人達が多いことも体感してきました。どの会社も平成の延長線上でしかなく、エンゲージメントカンパニーのモデルがないのです。
だったらどうする?私たちが自らワークエンゲーメントの高い組織、「エンゲージメントカンパニー」を創り、体現し、しかもその会社の使命を「ワークエンゲージメントの向上」と位置づけ、そして日本中がエンゲージメントカンパニーの重要性を啓蒙するような事業を行うことにしよう!64歳の3回目の起業の原点はここです。 QBOの由来は『心の航空母艦=救う母(キュウボ)』 新会社での私の役割は、Soul(魂)担当取締役です。20年来のビジネスパートナーである船長(QBO社長)を支えながら大海原を進んでいます。
★令和時代らしい組織
QBOは取締役メンバー4人を含め15人の志を共にする仲間でスタートしています。年齢構成は、43歳から66歳(平均年齢58歳)で、女性11人男性4人(女性比率74%)。令和時代の社会で活躍が期待せれている層かもしれません。しかし、誰かの期待のために参加した人はいません。企業で現役での副業や継続雇用での副業メンバーも7名います。単にお金を稼ぐために集まった人もいません。QBOという会社のビジョンや理念、方向性に、自分自身の成長や進化そして夢の実現ができる場であると信じて参画しています。
メンバーは全国各地(北海道、大阪、名古屋、茨城、埼玉、神奈川、東京)から、オンラインで活動をしています。オンラインでのサービス事業だからこそ、在宅でオンラインでの働き方が基本です。なので、体力的に落ちてきているシニア世代、時間的制約のある女性メンバーも、全くハンディを感じることもありません。そして、数か月に1度、リアルに皆で集まる時は、話して笑って、互いの絆がぐっと深まります。私たちは、まさに令和な組織です。
★信頼関係で結ばれているから出来る、本音コミュニケーション
1年半ほど前に、「自分たちの手で理想の会社を創ってみたくない?そこで働けたら楽しいと思わない。」そんな呼びかけで、大人の部活のようにスタートした新会社設立準備は、3倍速で真剣度を増していきました。月に2回のメンバーのミーティングやプログラム作りの場では、笑顔もあるけど真剣に厳しい言葉が飛び交います。誰もが遠慮せずに、発言します。信頼関係で結ばれているからこそ、本音で皆が言いたいことを言えます。まさに熱い議論をして、お互いを励まし合って、笑って、何かをやり遂げると感動して、涙して、また笑って・・・。
組織はフラットで、上司部下の関係はありません。コアメンバー、リーダーという役割は存在しますが、人生の状況により役割を自主的に代わることができます。何せ還暦前後のメンバーが多いため、自分の体調もさることながら、介護や親の看病を背負っている人ばかりです。家族の訃報で2か月近く活動できなくなることもあります。互いの人生を理解し、応援しあうのは当たり前です。でもそれだけだったら、平成なダイバーシティ&インクルージョン組織です。では、私たちは何が違うのか?
★互いを唯一無二で必要と思うから、掛け算となってパワーアップ
1人で頑張って出来ることの限界、それはQue(https://que.co.jp)で、講師人生25年やってきて感じることです。私一人が20人の研修をやる、100人の講演に登壇したところで、私のモチベーションと能力の最大値でしか結果は出せません。
QBOは一人で頑張るではなく、ペアやチームで頑張るが基本です。お互いを唯一無二の素晴らしい存在だと認め、大切に思っています。そして、力を合わせてやることで、刺激し合い、成長し合うことができることを実体験しながら、会社とともに進んでいます。
私達全員が1年前と見違える程、成長・進化しています。皆、自信が高まり逞しくなり、表情はキラキラ輝いて見えます。私はこの新会社QBOで、この仲間と一緒に働けることが本当に幸せだと実感しています。立ち上げ時期ですから、大変なこと多いのですが、その分だけ充実感も大きくなります。まさにワークエンゲージメントの高い状態です。こんな感覚を、働く全ての人に味わって欲しいなと思います。
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◎新規事業の担当、社内起業家、起業を目指している方◎
2024年10月24日(土)19:30~21:00
ルナとSunnyの『ゼロイチサロン』
~頑張れ!アントレプレナー(起業家)、イントレプレナー(社内起業家、新規事業担当)~
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◎キャリアの踊り場(人事異動、役職定年など)の方、日々の充実感が減っている方◎
2024年11月2日(土)10:00~12:00
絵を描いて体感しよう!『ワークエンゲージメント』
~働き方を見つめて幸せ度アップ~
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