新たなるチャレンジ 「ゴールド人財への道」 ~ZEROからの挑戦~ 登壇して感じたこと ~登壇前の緊張、登壇して気づいたこと~
由美子:今日は、私たちゴールド人財のコンビが、『ゴールド人財への道』を登壇して感じたことを話してみようと思います。カズさんは、昨年、ゴールド人財の研修に登壇して感じたことはなんですか?
和男:今まで社内で研修のファシリテーターはやったことあったけど、自ら講師として人前で話をすることなんか無かったので、「いゃ~、ホントに大丈夫かなぁ」と言うのが、最初に登壇した時の感想でした。ゆみちゃんは会場でのリアル研修を担当した経験があるけど、僕の場合はZoomによるオンライン研修が講師としてのデビューだったしね。新しいものづくしで終わった時は、喉がカラカラだったな。ゆみちゃんはどうだった?
由美子:もちろん、リアル研修にも登壇してました。でも、『ゴールド人財』のカリキュラムは、ゼロから作ったカリキュラムでさらにオンラインでの登壇というのは、新たな挑戦なので緊張しましたよ。
社内研修でリアル研修もしていましたが、プロフェッショナルの講師となると天と地の差があります。社内講師では、ひとつのカリキュラムを覚えて受講生に教える。受講生も社内講師だからということで、厳しい目では見ませんよね。でも、講師料をいただくプロ講師は、登壇するまでの準備や練習量が断然違いました。受講生の質問に答えられなかったら信用を失います。受講生の気づきが無く、満足度が低ければ次に呼ばれることはないから、まさに本気の中の本気、真剣勝負という感じでした。
和男:『ゴールド人財への道』は二人で掛け合いをしながら進行していくやり方なんだけど、「ふたりでやってるから話す量も半分でいいし、助けあえていいよね」なんて思われたりするけれど、決してそんなことなかったね。
由美子:そうですよね。カズさんがこのメッセージを言ったら、今度は私の番だってちゃんと覚えてなくちゃいけないですしね。
和男:そう、言わなくちゃいけないキーワードを言い忘れちゃう時もあるしね。そんなときはお互いがフォローできるようにしているから、相手がしゃべっている時に気を抜いているわけじゃないんだよね。セリフを覚えて、しっかり出来たと思っても、セリフ丸暗記ではダメとか道場でダメ出しをされて、息があってないと言われて。
由美子:二人で、「息を合わせる」ということについては、何度も指摘されました。ここが一番苦労したところですよね。「息を合わせる」ために何度も何度も練習するのは当たり前なんですが、その前の段階で「何を伝えるか」「誰が伝えた方がメッセージがより受講生に届くか」を二人で話し合い、また、漫才コンビのようにツッコミを入れるような掛け合いにしたりと工夫しましたよね。自分が伝えることだけに集中するのではなく、カズさんの言葉をしっかり受けとってから伝えることで言葉に説得力が出たような気がします。この過程で、カズさんと私の信頼関係はすごく深まったと思います。
和男:まぁ、よく打合せしたよね。オンラインじゃなければとても無理な話だったな。漫才師のネタ合わせってこんな感じでやってるのかなぁ、って思ったよね。難しいって感じたのは、二人の気持ちの状態を合わせること。技披露の時に「二人のモチベーション状態が違ってバラバラに見える」って指摘されたことがあった。一人がとても元気で笑顔でしゃべっていても、もう一人が静かな雰囲気だと受講生は戸惑ってしまうと。相手のモチベーションが低いなぁって感じたときは、わざとオーバーリアクションで言葉を返したりして、相手の気分を上げさせるのも、コンビで研修をやる上で重要な事なんだと気付かされた。
由美子:何回も練習をしていると、何となく相手のモチベーション状態もわかるようになってくるものですよね。二人のモチベーションがうまく合った時に、私たちの夫婦漫才風研修は活きてきますよね。
和男:そうだね。何度も練習して、植田道場で技披露したときに、道場メンバーから「二人の掛け合いが絶妙」、「時間があっという間」という二人で登壇することへのコメントはとても嬉しかった。そして、受講生の皆さんのコメントの中で「講師二人での研修は、初めてで新鮮で楽しかった!」というコメントをいただいたときは、さらに嬉しかったね。
由美子:はい、私も嬉しかったです。「オンライン研修&二人で登壇」は私たちの強みですね。登壇前のリハーサルも一人じゃなくて二人で合わせる必要があるので、平日の仕事と食事が終わった20時頃からになったりして、これはこれで大変でしたけどねぇ。でも、私たちのモチベーション次第で受講生の受け止め方が違って来ちゃうんだと思うと、しっかりとしたものを届けないといけないと感じています。
和男:そうだよね。で、次回のコラムは、登壇を経て受講生のコメントから僕たちが次にどんな夢とチャレンジを描き始めたかについて、皆さんに伝えたいと思います。乞うご期待です。
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<日時 2022年5月26日(木)10:00~12:00>