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ただ進めば至る(7) マイミク

2010年12月12日


高知県安芸市で開催された「安芸タートルマラソン大会」に参加しました。
レースの話の前に安芸市のことを書きます。
安芸市内を町並みを見ていると気づくことがあります。民家の壁が違うんです。

わかりますか?

これは高知県東部に見られる独特の「水切り瓦」ちいうものらしいです。本来は水から漆喰壁を守るためのものらしいです。珍しいですよね。
次は食べ物で珍しいもの。
「チャーテ」
初めてその名前を聞いたときは「え?」と聞き直しました。

野菜のことでした。「ハヤトウリ」「インドウリ」と呼ばれるものを高知では「チャーテ」というらしいです。英名「Chayote」からそのまま呼んでるみたいですね。

一般的な白ウリに比べ、葉酸とパントテン酸が多く含みます。葉酸は貧血・ボケ予防などに効果があり、パントテン酸はビタミンCの働きを助けるため、美肌効果や体の抵抗力を高める働きがあります。主に酒粕漬などの漬物として用いられますが、皮をむき薄切りにして、豚肉の炒め物・酢味噌和え等の煮物や炒め物にもできます。

と、ネットに書かれていました。どんな味がするんでしょう。やっぱウリ?笑

次はこれ。わかりますか?赤飯みたいですが、じつは豆がピーナッツなんですよ。結構うまかったです。

さて、マラソンの話です。安芸タートルは参加資格が他と少し違います。男は40歳以上、女性は30歳以上という制限があります。今年で4回目の参加ですが、和気藹々としたいい大会です。年齢層というのもその理由のひとつでしょうか。
今年の参加者は950名で、うち70歳以上が129人、80歳以上が15人います。最高齢はなんと!97歳です。驚きです😳

受付を済ませウェアに着替えてから、マイミクさん達にご挨拶しました。そして5キロのコースを少しゆっくり目にジョギングでウォーミングアップ。5キロコースのラスト2キロくらいにある直線で本番のつもりでスピードをあげてみました。(この大会は距離表示がないのでアバウトです)
アップに着てた上着もロッカーにしまって、いよいよスタートです。
「40分代」と書かれたプラカードのところにいくとマイミクさんが揃っていました。表彰台は間違いないというMさん、兵庫県から参加のSさん、高知県内のJさん。速い人たちですが、行けるところまでなんとか頑張ってついていってみようと決めました。
スタート💥
街中を走り、安芸川沿いの県道に出ます。とっても苦しいですが、県道に出るまではなんとか3人についていきました。しかし自分のペースでないし、すぐにで心がポッキリ折れてしまいそうでした。「明らかにオーバーペース。ラストまで足が持つかな。。」そんな不安を感じていました。しばらくしてSさんが少し苦しくなったのでしょうか、4人の中では先頭を走っていましたが少しずつペースダウンしてきて、そして私が追いつきました。「しんどいですね」と横に並んで声をかけました。少し併走しましたが、オーバーペースの私は少しずつまた遅れます。
約3キロ地点の苦しいときに後ろからスルーーと近づいてきたおっちゃんが「ここらが一番しんどいとこじゃき、頑張りや!わしは70じゃ」と声をかけてくれました。この言葉がありがたかった。改めて「頑張ろう!」と思うことができました。そしてSさんにロックオン!
気持ちは「ラストまで絶対ついていく!」でした。
🏃‍♀️🏃‍♀️🏃‍♀️🏃‍♀️🏃‍♀️🏃‍♀️
折り返し手前。Jさんがすれ違うときに「ナイスラン!」と声をかけてくれました。さめうらの大会ではすっすっすっと背中が遠くなっていったJさんでしたが、今回は長い間、背中が見えるところにいました。
第一回目の給水ポイント、パスしました。
周囲の人みんな濡れタオルをもらって身体を冷やすだけで誰も給水をとっていません。そして安芸川を離れ、野良時計あたり。
今日は高知市から応援にきていたDさんが沿道から声をかけてくれたのが見えました。野良時計の少し手前からSさんがペースアップしたみたいで少し離れました。
苦しい😖😖😖
ですが、沿道の声援がありがたかったです。
Sさんから離れながらもこれ以上は離れないようにと、踵を少しでも遠くに着地するように頑張りました。
いよいよ最後の角を曲がるとあと200メートルでゴールです。
Sさんがその角を曲がるのが見えました。およそ15秒の差かな。
角を曲がってダッシュ!
ゴール寸前、先にゴールしたMさんの声が聞こえました。
ゴールタイムは48分03秒。なんと自己ベストです!!
この大会は4回目の参加ですが、初めて参加したときのタイムを3年ぶりに更新できました。Sさんありがとう!最後まで引っ張ってもらいました。
大会にしか会わないけど、走友さん達に感謝です。ありがとう!

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