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【コーチング】言い切る効用
パーソナルビジョンや自分の考えを言語化するとき、言い切ることには効用があります。言い切ったときに、自分の中におこる反応に耳を傾けることが考えの検証に役立つのです。
多くの人は、日常会話で、自分は「こう考えている」とか、「こうではないかと思う」とか、「そういう場合もあるのでは」という表現を使い断言を避けます。私もそう。
その背景は、自信がない、客観的証明はできない、どの意見も否定したくない、円滑なコミュニケーションのため、などさまざま。それぞれ納得のいく理由です。
でも、言い切ることも効用があります。
私の実体験では、パーソナルビジョンや、価値観を明確に言語化しようとする際に、いったん言い切ってみると、本当にそのようにありたいのか、行いたいのか検証するのに役立ちます。
この世にあなたがもたらしたいことは?と聞かれたら、
「子どもたちが自分で考えたことをやってみて学ぶ環境を作りたい」よりも
「子どもたちが自分で考えてやって学ぶ環境を作る!」
「日々、より多くの人に笑顔になってもらうようにする」よりも
「日々、多くの人を笑顔にする!」
このように言い切って、自分の中に沸き起こる感覚を味わってください。
確かにそうだ!と、深く納得したり、なんかちょっと違う、とざわざわしたり、という反応にに耳を傾けることが検証につながるのです。
違和感があるときには、「どういえばもっとぴったりくるのか」という問いが頭に残り、より明確な形につながります。
パーソナルビジョンや価値観は簡潔に言い切ってみる。
お試しください。
[さらに興味を持ってくださる方へ]
私は「人はそれぞれ違つて当然」と思うあまり、自分の考えを明言することで押し付ける結果になることを避ける傾向がありました。
蛇足ですが、もしかすると間違ったことを言ってはいけない、という思い込みや、自己防衛もあったのかも・・・とこの記事を書きながら思ったりもしています。
私はnoteのコーチングに関する記事では、表現を簡略にし、あえて言い切ることにしました。そのために、今後、どこか違うとか、もっといい表現があると気づいた時には、潔く改訂版に置き換えることを決めています。
昨日の自分と明日の自分は違って当然ですよね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。