Vol.5 「Copilot」のここが便利だよ(※初心者向けです。)

皆さま、こんにちは。
カールシステムズの中の人です。

今日はMicrosoftのCopilotについてお話したいと思います。
Copilotって何ぞや という方にも分かりやすく説明していきます。

「Copilot」とは?

ということでCopilotに聞いてみました。

Microsoft Copilotは、GPT-4アーキテクチャに基づいた会話型AIモデルです。以下のような特徴と機能を持っています:
会話型AI
:
自然な対話を通じてユーザーの質問に答えたり、情報を提供したりします。
さまざまなトピックに対応し、ユーザーのニーズに合わせた柔軟な応答が可能です。
多機能:
情報検索、タスクの支援、スケジュール管理、文章の要約など、多岐にわたる機能を提供します。
生産性向上や問題解決に役立つツールとして利用できます。
学習能力:
継続的に学習し、最新の情報を取り入れることで、常に正確で最新の情報を提供します。

Microsoft Copilotより

上記のような回答がもらえるわけなのですが、
なにか人にお願いをする時に「○○をやっといて」、「○○について教えて」、「○○を考えて」などの依頼の仕方をすると思います。

この依頼を受けて、実際に作業をするのがCopilotというわけです。
人→AIに代わって作業をしてくれます。

ただ、すべてを自分で考えているわけではなく、インターネットという広い海の中から一致する情報を拾ってきて要約してくれたり、問題解決案を出してくれるので、「独創性の観点」ではあまり強くはありません。

具体的にどんなことができるの?

例えば以下のようなことが出来ます。

・ビジネスシーン
会議の議事録作成、メールの下書き、データ分析など、ビジネスシーンでの効率化をサポートします。
・教育
学習支援、宿題の手伝い、リサーチのサポートなど、教育現場でも活用されています。
・日常生活
スケジュール管理、買い物リストの作成、趣味に関する情報提供など、日常生活の様々な場面で役立ちます。

などなど、使い方次第ではとても便利になりそうですね。
例えば日産自動車が話題なので、
「世界での車の販売台数の状況を2020年~現在まで、メーカーごとに販売台数と売上、営業利益を教えて」と指示をすると以下のような回答が返ってきます。

以下は、2020年から2023年までの主要自動車メーカーの販売台数、売上、営業利益の概要です:

2023年トヨタ自動車
販売台数: 1109万台
売上: 45兆953億円
営業利益: 5兆3529億円
フォルクスワーゲングループ
販売台数: 924万台
売上: 3222.84億ユーロ
営業利益: 225.76億ユーロ
ゼネラルモーターズ
販売台数: 619万台
売上: 1718.42億ドル
営業利益: 92.98億ドル
ステランティス
販売台数: 618万台
売上: 1895.44億ユーロ
営業利益: 223.76億ユーロ
フォード
販売台数: 441万台
売上: 1761.91億ドル
営業利益: 54.58億ドル


2022年トヨタ自動車
販売台数: 1056万台
売上: 42兆円
営業利益: 4.5兆円
フォルクスワーゲングループ
販売台数: 826万台
売上: 2500億ユーロ
営業利益: 200億ユーロ
ゼネラルモーターズ
販売台数: 600万台
売上: 1600億ドル
営業利益: 80億ドル
ステランティス
販売台数: 600万台
売上: 1800億ユーロ
営業利益: 210億ユーロ
フォード
販売台数: 430万台
売上: 1700億ドル
営業利益: 50億ドル


2021年トヨタ自動車
販売台数: 1040万台
売上: 40兆円
営業利益: 4兆円
フォルクスワーゲングループ
販売台数: 900万台
売上: 2400億ユーロ
営業利益: 190億ユーロ
ゼネラルモーターズ
販売台数: 580万台
売上: 1500億ドル
営業利益: 75億ドル
ステランティス
販売台数: 590万台
売上: 1700億ユーロ
営業利益: 200億ユーロ
フォード
販売台数: 420万台
売上: 1600億ドル
営業利益: 45億ドル


2020年フォルクスワーゲングループ
販売台数: 930万台
売上: 2200億ユーロ
営業利益: 180億ユーロ
トヨタ自動車
販売台数: 920万台
売上: 38兆円
営業利益: 3.8兆円
ルノー・日産・三菱連合
販売台数: 800万台
売上: 1500億ユーロ
営業利益: 70億ユーロ
ゼネラルモーターズ
販売台数: 700万台
売上: 1400億ドル
営業利益: 60億ドル
フォード
販売台数: 500万台
売上: 1300億ドル
営業利益: 40億ドル

MicrosoftCopilotより

時間にして10秒程度でしょうか。人間が実施すると調べてからデータを入力して~など作業が発生するので10秒じゃ終わらなさそうですよね。

見にくいのでこんな依頼を出してみます。
「このデータを表にして」

すると以下のような回答が返ってきます。

MicrosoftCopilotの回答

いかがでしょうか。
まだ見にくい部分はあるかと思いますが、さっきよりはマシじゃないでしょうか。細かな成型は、データをEXCELでダウンロードすれば修正が可能です。

MicrosoftのCopilotを有料契約すると使える機能の1つに「トランスクリプト」という機能があります。
これは、パソコンのマイクが音声をキャッチして文字データに書き起こしてくれるツールなのですが、最大の特徴は話し手の声の違いを理解して、
話し手ごとに書き起こしてくれる機能です。

Wordより

MicrosoftのWordの右上にマイクのマークがあり、ここから開始できます。
録音が完了し、音声ファイルをアップロードさせるとこんな感じです。

トランスクリプトイメージ

その他にも、ディクテーションという無料の機能を使えば以下のような形で議事録を取ってくれます。

ディクテーションのイメージ

見にくいですよね、、、。
これが無料と有料の違いと思ってもらえればと思います。

この文章をCopilotに「次の文章を要約して」と指示を出した後に、
コピぺするとこんな返しが返ってきます。

ディクテーションイメージの要約

ここまでやるとかなり実用的ではないでしょうか。

さいごに

いかがでしたでしょうか。
実用的かといわれると恩恵を受ける部分とそうでない部分に分かれるかと思います。
今回はCopliotってこんな使い方だよ という商会になります。
機会があればもっと入り込んだ使い方などもご紹介できればと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

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