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【内装費詳細公開】フィリピンコンドミニアムの内装/家具付けマニュアル完全版
noteを書こうと思った理由
フィリピン不動産の情報はインターネット上でたくさん拾えます。英語ではもちろん日本語でも多くの方々がマニラやセブのコンドミニアム情報を発信しています。
しかしながら、フィリピンコンドミニアムの内装費の詳細情報はインターネット上でも中々見つけられません。私もそうでしたが、多くのフィリピンコンドミニアム購入者の方は「内装を入れたらどのくらい費用がかかるのだろう?」「実際にどのように内装工事/家具付けを進めれば良いの?」と疑問に感じていると思います。
当noteではそんな方々向けのニッチな情報を余すことなく公開しています。もちろん各業者間で価格設定は違うでしょうが、1つの基準価格を示せれば幸いです。
第1章: 簡単な経緯/流れの説明
フィリピン・マカティに位置する「The Rise」
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私は2015年頃にフィリピンのマカティに位置するコンドミニアム「The Rise」のユニットをプレセール (プレビルド) 時*¹に購入しました。
*¹プレセール (プレビルド) とは、建物が完成する前の状態 (建設工事着手前∼建設中) で物件を購入する事を指します。いわゆる不動産の青田買いです。海外不動産ではわりとポピュラーな投資法/購入方法です。
ユニットのスペックは..
約28㎡の小さめ1ベッドユニット (サイズ的にはほぼスタジオユニット)
41階の高層階
バルコニーなし (The Riseにはバルコニー付の部屋もあり)
ターンオーバー~内装家具付け完了まで
2021年末に遂に完成引き渡しがされました。尚、この完成引き渡しの事をフィリピンでは「ターンオーバー」と呼びます。この頃はコロナパンデミックの影響でフィリピンへの渡航が中々難しい時期だったので、ターンオーバー後は半年ほど放置していました。
そして2022年7月にフィリピンへ渡航し、実際に完成された部屋を内見しました。その後、2022年9月頃に内装業者に見積もりをお願いし、同時に申込みをしました (この部分に関しては以下で詳しく書きます)。実際に工事が始まったのは10月頃だったと記憶しています。11月中には内装工事はほぼ完成していましたね。
2022年11月に再渡航して、自分の目で家具類をチョイスして無事内装/家具付けを完了させました。
内装家具付けまでの流れ(おさらい)
2021年末: ターンオーバー
⇩
2022年7月: フィリピンに渡航し実際に部屋を確認
⇩
2022年9月: 内装工事申込み
⇩
2022年11月: 内装工事&家具付け完了
フィリピンコンドの基本①
フィリピンのコンドミニアムは、一部の超高級物件*²を別にして通常は簡素な状態でお部屋がターンオーバーされます。多くのコンドミニアムはターンオーバー時にはエアコンや給湯器、シャワー室のガラス扉などが付いていないです。それらは自分たちで業者を手配して設置する必要があります。The Riseに限って言えば、クローゼットもデフォルトでは完備されていませんでした。
*²一部の超高級物件は内装家具付けされた状態でターンオーバーされます。
以下はThe Riseのターンオーバー時のデフォルトの状態です⇩
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やはり少し寂しい感じですよね。フロア素材も少し安っぽさを感じました。
フィリピンコンドの基本②
日本と違い、フィリピンでは家具付けして賃貸で貸し出すのが一般的です。完全に家具付されたお部屋を「Fully Furnished Unit」と呼びます。
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家具付けしていない状態 (unfurnished) で貸出しているオーナーもいますが、少数です。unfurnished unitはかなり賃料設定を低く抑えないと、入居者付は厳しいと思います。
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第2章: 内装/家具付の合計金額を公開
ここまでは大前提となる大まかな流れやフィリピン不動産の基本的を事を書いてきました。以下からは具体的な内装費金額や家具類の代金、内装業者への話の進め方などを書いていきたいと思います。ここからが本題ですね!
まずは最初に内装家具付を完了させるまでの合計金額とその内訳を公開したいと思います。そこから1つ1つの詳細を説明していきます。
気になる合計金額は..
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