瓜田純士「ドブネズミのバラード」
予約していたこの本を美容院で読もうと、図書館で受け取った時、一見俳優さんの写真集のような装丁だったので、もしかして内容はこの方のよくある武勇伝本なのかしら、と思いました。
しかし、突然、デジタルパーマの恥ずかしい格好で、泣きそうになってしまって、その行を読み終わる前に急いで本から顔を上げました。
ブレイキングダウンのYouTube動画で知ってから1ヶ月も経っていないのに、
この本に書いてある内容はすでにたくさんの動画で語られている事なのに、
この文章になると、琴線に触れまくって、泣くような所ではない所でも泣けてきます。
このような「カッコいい」表紙を飾る俳優、モデルは星の数ほどいるけれども、
その容姿と、中身が、リアルだったのは、自分が生きてきた時代では初めての人で、
暴力、クスリ、犯罪、反社、
徹底的に排除されている昨今で、
それは目を覆ってはいけなくて、今、真正面から向き合うべき時が来てるんじゃないかと、
この人のやってきた事に惹かれる自分に折り合いをつけています。