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実在についての『情報』ではない『情報』

堀田さんが書籍『量子力学の100年』(佐藤文隆著 青土社 2024年)について投稿をしていた。私は当該書籍を読んでいないのであるが、堀田さんの投稿によると、佐藤さんは、

「『情報の理論』とは、量子力学の数理理論に登場する状態ベクトルや波動関数といった数学的量は実在の表現ではなく、実在についての『情報の理論』であることが鮮明になったという意味である。」

『量子力学の100年』(佐藤文隆著 青土社 2024年)

と書いている(太字は本投稿の筆者による)ということである。しかし、物理学者がいう実在は存在しないのであるから、「実在についての『情報の理論』である」は誤りであり、「実在についてではない『情報の理論』であることが鮮明になった」と書かれるべきであろうと私は思う。

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