AIが

AIは人より賢くなれるのか?

シンギュラリティーという考え

AIの知能が人の知能と同等になる臨界点をシンギュラリティーと呼び、レイ・カーツワイルという未来学者が2045年にそれは起こると予言しています。

その前提となる考えが、「収穫拡大」というもので、進化は直線的でなく、指数関数的に起こるという事、発明家としても有名なカーツワイルは自分の経験則としてそれを発見したということです。

確かに、半導体の発展は指数関数的に進化しましたし、近年のディープラーニングの発達もそういった部分を立証しているように感じます。

どうやってAIは人より賢くなれるのか

カーツワイルが言うのは
・ コンピューターの性能進化
・ 脳をコンピュータで表現する技術の発達

という事です。量子コンピュータが発達すれば、最初のところは理解できるのですが、脳をコンピュータで表現する技術と聞いてもあまりに壮大過ぎてよくわかりませんが、カーツワイルによると2029年くらいにその技術が達成されると予想しています。

” 脳の構造をスキャンする(脳のリバースエンジニアリング)”

ナノボットというナノレベルのロボットが脳内を駆け巡って、無線LANでコンピュータにいろいろな情報を送り込むことで、脳内をスキャンできるようになると、彼の本では紹介されています。

” 脳のモデルを構築する ”

次の段階は脳をコンピュータで表現するための、モデル構築ということなんですが、脳の領域ごとに詳細なモデルを開発し、シミュレートする事は、データの能力が高まれば可能とのことです。

欧米ではヒューマン・ブレイン・プロジェクト

この果てしない脳のリバースエンジニアリングに向けた活動が、各国で激しく研究されており、脳のモデル化を信じる研究者によって、より現実的なものとなっているようです。カーツワイルも現在はGoogleで研究しています。

シンギュラリティーの後には

AIが人間の知能を超える事で、素晴らしい成長が実現されるという側面をもつ他に、コンピュータが人間的なダークサイドを持つ可能性が出てくることかもしれません。

ターミネーター的な世界を想像してもらえばわかると思います。

物理学者のホーキンス教授は、” 完全なるAIを開発できたら、それは人類の終焉を意味するかもしれない "

テスラのイーロンマスクは、完全なる知能を作ることは” 結果的に悪魔を呼び出していることになる、それを 操ることができると思っていても、結局はできない” 

などと警告しています。現代のオカルトになるのか、バラ色の世界をもたらすのか、あと25年、年金問題が吹っ飛んでしまうような重大な時代に入る覚悟が必要かもしれません。

まとめ

AIが人の知能を超える臨界点をシンギュラリティーと呼び、2045年に予測している人がいる

収穫加速という、進化が指数関数的におこるという考え方に立つと十分現実的な予想である

人間の脳をコンピュータで表現する為の研究が世界各地でなされている

シンギュラリティーに達したときに、人類に大変な状況が起きると警告する人達もいる

YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=rTKHoYser1U




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