1インフルエンサー1キャラクター時代
クオン(※)中国支社代表の佐藤です。中国で日本や韓国のキャラクターを展開したり、逆に中国のキャラクターを日本や韓国に展開したりしています。
(※)株式会社クオンは2022年1月に経営統合し、株式会社Mintoとなりました。Mintoはアニメ・漫画などのエンタメビジネスをアップデートするスタートアップです。世界4カ国に拠点を持ち、コンテンツ×広告、越境IPプロデュース、Webtoon、Web3・メタバースの事業を展開しています。
今回は中国における、インフルエンサー×キャラクタープロデュースの事例についてご紹介します。
インフルエンサーによるキャラクタープロデュースの成功事例として真っ先に思い浮かぶのはBT21だと思います。
BTSのメンバーがキャラクターのコンセプトやラフを描き、LINE FRIENDSのクリエイターが現在のデザインに落とし込みました。
BT21完成までの流れはYoutubeで配信しており、必見です。
日本でもインフルエンサーのキャラクタープロデュースの流れはきており、最近だと手越祐也さんがプロデュースしたてごにゃんというキャラクターが誕生しました。
LINEスタンプの配信や、コラボカフェの開催なども行っています。
中国でも、KOLがプロデュースしたキャラクターが大人気となっています。
李佳琦とは
李佳琦(以下、愛称のAustinと表記)は、中国で最も人気のあるKOLの1人です。
LIVE配信を通じてたった5分で口紅を15,000本販売し、販売記録はギネス記録にも登録されています。
AustinがNEVERというキャラクターをプロデュースし、中国で大人気になっています。
NEVERとは
Austinがプロデュースしたキャラクターで、Austinが飼っている愛犬がモチーフになっています。
愛犬自体はNEVER誕生の前から度々AustinのSNSやLIVE配信などにも登場しており、もともと知名度がありました。
NEVER関連で既に300件の商標登録が完了しており、NEVER Familyも誕生しています。
NEVERの展開
オンラインでは、Weiboに46万人のフォロワーがおり、WeChatスタンプもリリースされています。
オフラインでは中国のどこかしらで常にイベントが行われている状態です。
飛行機のデザインにも採用され、展開から2年ほどで人気IPの仲間入りをしました。
インフルエンサーのキャラクタープロデュース
インフルエンサーによるキャラクタープロデュースのポイントは、その人自身をキャラクター化するのではなく、あくまでインフルエンサーがキャラクターをプロデュースすることにあります。
キャラクターデザインにすることにより、グッズ化を行なった際にインフルエンサー自身の写真などを使用するよりも、日常使いし易い商品開発を行うことができます。
NEVERに限らず、BT21もてごにゃんも、インフルエンサー自身を二頭身化などしてキャラクター化するのではなく、キャラクターデザインをプロデュースする形にしています。
また、既存のキャラクターをインフルエンサーにアレンジしてもらうのも面白い取り組みかと思います。
2年前になってしまいますが、TWICEがプロデュースしたKAKAO FRIENDSのグッズはかなり話題になりました。
クオンでもうさぎゅーん!× summertimeコラボを実施中です!
インフルエンサー×キャラクターは今後もトレンドになっていくと思います。
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※参考及び画像引用元
https://weibo.com/u/7394348550
https://www.linefriends.jp/others/bt21/
https://withtwice.kakaofriends.com/ja/index