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〜続〜 今話題のNFTアートを販売してみた話 次はNFTコレクティブルが来る
クオン(※)東南アジア代表の奥川です。
(※)株式会社クオンは2022年1月に経営統合し、株式会社Mintoとなりました。Mintoはアニメ・漫画などのエンタメビジネスをアップデートするスタートアップです。世界4カ国に拠点を持ち、コンテンツ×広告、越境IPプロデュース、Webtoon、Web3・メタバースの事業を展開しています。
NFTアートを販売してみた話
前回の「今話題のNFTアートを販売してみた話(マーケットプレイス比較解説)」では、デジタルコンテンツの中でも非常にホットな話題である、「NFTアート」を販売する過程で学んだことについて書かせていただきました。
NFTとは何かや、どんなマーケットプレイスがあり、それぞれどのような違いがあるかなどの基礎的なことから、NFTアートの今後についてを個人的な視点から見つめた内容なども入ってますので、ご興味のある方はぜひお読みください。
NFTアートの次に来るもの
今回はそのNFTアートの世界で次に来るかもしれないNFTコレクティブル(収集可能なアイテム)のトレンドについて話したいと思います。
以下はRarible過去30日間売上TOP5の方々の概要を比較した表になります。(4月上旬時点)
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まとめると
・ほとんどのアーティストが30日間で1億円以上稼いでいる
・全アーティストがTwitterを活用している
・一部のアーティストがTelegramとDiscordを活用し、コミュニティ形成
・Rarible上の2次流通におけるアーティストの取り分は10%が相場
・コレクション要素の高いものを売り買いしてるアーティストが多い
Raribleで2億円弱を売上げたアーティストLIRONA
LIRONAさんはアメリカLAにオフィスを構える、クリエイティブスタジオ Buck Designにてクリエイティブディレクターを務められているNFTアーティストです。過去30日間のRarible上での売上は日本円で1.78億円相当(592.747 ETH)の爆売れ中のアーティストです。
インスタグラムとTwitter合わせて4万人弱のフォロワーがいます。
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LIRONAさんの展開するNFTアートの特徴はその見た目と展開方法にあります。
彼女のNFTアートのほとんどはほぼ同じ形をした素体を使っており、
そこにエフェクトや装飾を施すことによって、作品のバリエーションを増やしてます。
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こうした手法を使っているNFTアーティストはRarible上で他にも存在しており、TOP5には入らないもののTOP10圏内にいる、Habibi WorkshopさんもLIRONAさんと同じような手法を用いています。(大きな違いはLIRONAさんは静止画でHabibi Workshopさんは動画です)
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形は一緒でもエフェクトや装飾が違うことでシリーズもののように見え、コレクション欲がそそられることが両者ともにRarible上での人気の一つの理由ではないかと思います。
デジタルではないですが、国内外でセレブなどにも非常に人気のベアブリックも同じ形の素体に様々な装飾やデザインをつけることでバリエーション豊富な収集欲を高める商品ラインアップになっているかと思います。
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LIRONAさんの作る素体には男女が存在し、男性であれば#boi、女性であれば#gurlと作品名に記載があります。
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作品一つ一つにどういった素材や色が使われてるか記載があり、シリーズごと、作品にナンバリングがされてる点も特徴的です。
デジタルでありながら、そうした細かいディティールが実際のアート作品のような世界観を持ち、コレクター欲をさらに掻き立てる仕上がりになっています。
Rarible上で展開される、コレクティブルアートトイ
LIRONAさんはアートよりのコレクティブルですが、Rarible上にはもっと現実世界にあるようなフィギュアやおもちゃをデジタル化して販売されてるケースがたくさんあります。
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パッケージまできちんと作り込まれ、ぐるっと一周するアニメーションで全体の造形も見れる3Dフィギュアは自分の購入したアイテムリストをただ眺めてるだけでも所有欲が満たされる感覚になります。
140万円のNFTスニーカーが9分で完売?!日本から生まれたNFTスニーカーブランド Block 1
コレクティブル繋がりでフィギュアやカードなどと同じく、収集家の多い領域にスニーカーがあります。ファッションとして身につけることが前提のアイテムであるはずのスニーカーも今、NFTとして非常にアツいアイテムの一つです。日本のNFTスニーカーブランド 1 Blockのリリースした140万円するNFTスニーカーが9分で完売して、話題になってました。
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海外でもNFTスニーカーの需要は高く、多くのNFTスニーカーブランドが発足しています。中でもRTFKTというブランドは注目です。
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18歳のデジタルアーティストFEWOCiOUSとのコラボスニーカーは発売して数分で600足以上売れ、3億円以上の売上になりました。このコラボの面白い点は、発売前にSnapChat上でバーチャル試着ができたり、購入者に実物のスニーカーが送られてくる点です。(実物の価値より、NFTスニーカーの方が高いのですが。。)
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SnapChatで使えるスニーカーフィルター機能(GUCCI事例)
最後に
NFT市場はアート1つ数千万円〜数十億円という規模で販売されていた当初の時期に比べ、何かを集めるスタイルにトレンドが移ってきました。単価は数千万、数億円とは行かずともNFTバブルのおかげでデジタルスニーカーやフィギュアに現実世界の金額よりはるかに高い金額(数十万から数百万円)で値付けが行われています。デジタルだから、身につけることができないから、触ることができなから、フィジカルより弱い時代はもう終わったのかもしれません。
エンタメ企業や個人クリエイターのNFT活用を支援する「アクセル to NFT」
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