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2023年2月にグループ入りした開発プロダクション Futurizeの組織について詳しく聞いてみた【代表取締役 瀧島氏インタビュー】

Mintoで組織開発を担当している兼田です。
2023年2月にMintoにグループ入りしたFuturize。今回は、開発組織として様々な才能が集まるFuturizeについて、代表・瀧嶋さんにインタビューをしてみました!


今回は、開発組織として様々な才能が集まるFuturize社について、代表取締役 瀧島氏にインタビューをしてみました。

まず初めに、Futurizeについて簡単に紹介をお願いします。

Futurizeは2016年3月に創業した会社で、わかりやすく、平たく言えば開発会社です。
しかし、ただものを作るというだけではなく、その作ったものがその先で周りにどう影響するのか。事業に、ユーザーに、運営者に、そのプロダクトが何をもたらすのかをちゃんと考えて作らないと本質的に価値のあるものを作れないよねということで、じゃあそういうプロダクトやそのプロダクトがもたらす結果にフォーカスしてものづくりをしようよ、というコンセプトでこれまで活動してきた会社です。
スタートアップ企業や中〜大企業の新規事業の引き合いが多く、上流フェーズから相手先とワンチームとなってプロダクトづくりをしてきました。細かいものまで含めるとこれまでに100〜120ほどの実績があります。

開発と聞くと旧クオン時代(※)にやっていたチャットアプリの開発などがイメージできるのですが、水野さんとの出会いのきっかけについて教えてください。

水野さんとは、僕が学生のときにインターンとして入社したテクノードという会社で出会いました。テクノードはスマホ向けカジュアルゲーム開発の会社です。
僕の入社後1ヶ月ほどで水野さんはテクノード社を退職し、旧クオンを創業されるわけですが、翌年運良く僕も声をかけてもらい、2012年にクオンに入れてもらいました。(なのである意味出戻りだったりします)
そこからはチャットアプリを作ったりスタンプアプリを作ったりして、1年半くらい一緒に仕事をさせてもらってました。一応学生ではありましたが、楽しくてほとんどフルタイムで働いていたような気がします。対談記事でも語られていますがタイにも連れて行ってもらいました笑

当時のクオンは本当に「ド」スタートアップという感じで、その激流の中で本当に色々な経験をさせてもらいましたし、僕のキャリアのスタートでもあったので、当時21歳の世間のことを何も知らない若造からするとかなり濃ゆい出会いだったよなぁと今思います。

テクノードでの出会いとなると、出会って10年は経っているんですね。
対談記事にも書かれていましたが、「自分が会社を作ったときには彼に声をかけようと思っていました。」という当時の水野さんの想いが今になって実現したんですね。
旧クオン時代から実際にメンバーとして感じたことも多くあると思いますが、Mintoへはどのような印象を持っていますか?

子会社化の前もいくつかのプロジェクトでお仕事ご一緒させていただいておりましたが、関わった方はみな熱量高くお仕事をされているなと感じていました。メンバーのみなさん一人ひとりが誇りややりがいを持ってそれぞれのお仕事をされてるんだろうなと。
そういったことから、みんなが力を最大限発揮して、いろんな得意分野があって、だからクリエイティブもビジネスも強い。そんな印象を持っています。

そう言っていただけてとても嬉しいです。Minto内ではなく、Minto外でご一緒した方から、熱量の高さや、誇り、やりがいなどについて評価していただくことが多いのがMintoの魅力の一つだと思っています。
MintoとしてFuturizeと一緒になることで、更なる事業成長ができると思っての100%子会社という判断に至ったと思うのですが、今回の決断にあたりFuturize側としてはどんなことに期待していますか?

Futurizeはものづくりの会社なので、今まで私達だけではできなかったような面白いプロジェクトでしっかりとしたプロダクトを作るというのを多方面でできると、メンバー全員喜んでいると思いますw
面白いというのは企画自体もそうですし、規模が大きいとか、影響度が大きいとか、社会的意義が大きいとか、いろんな要素があると思いますが、Mintoと一緒ならできるんじゃないかなと思っています。

「喜ぶと思う」と言っていただけて、Minto側もその言葉に喜ぶと思います!
ちなみに…すごく無邪気な質問投げさせていただくんですが、この話が出たときぶっちゃけどう思いましたか?

もともと水野さんのもとで働いていましたし、その後もCryptoCrystalなどのプロジェクトでご一緒させていただいたということもあり、水野さんはビジネスとした視点はありながら、プロダクトやコンテンツ、クリエイターを大事にされる方だというのはわかっていました。なので、なんというかすごくやっていけるイメージが湧いたというか、全然不自然な感じがしなかったんですよね。
ということで、純粋にめちゃくちゃいいチームになるんじゃないかなと思いました。お互いのいいところをもっと世の中に出していける可能性があるんじゃないかなと。
あとは、去年(2022年)はFuturizeもちょっとくすぶっていたというか、なかなか自分たちの良さというのを出し切れておらず、今後どうしていくかで試行錯誤していたフェーズでもあったので、Mintoと一緒にやるというのは、いい緊張感でより面白い仕事をしていけるチャンスだよなぁと思ったことを覚えています。本当ですw

「純粋にめちゃくちゃいいチームになるんじゃないかなと思いました」←だそうです!水野さん!(笑)
MintoとFuturizeが一緒になることで、どんどんシナジーを生んでいきたいですし、Minto×Futurizeであれば、生み出すことが可能だと思っています。
これから一緒にやっていくにあたり基礎情報をインプットするため、Futurizeの会社HPを拝見したんですが、働き方について魅力度の高い制度ばかりだなと感じました。こういった制度を取り入れているのには、どのような想いがあるのでしょうか?

これは2点あります。

まず、Futurizeのバリューの一つに「 Be Professional(プロであろう)」というものがあるのですが、プロであるがゆえに「とにかく結果(アウトプット)にこだわっていきたい」と考えています。 ただ、どういうプロセスでアウトプットに至るかは本当に人それぞれだと思います。ならば各自きちんとパフォーマンスを最大化できるように、自分でそのプロセスを設計してらもらおうということで、働き方としては自由度の高いものに設計しました。その代わりきちんといいものを作ってくださいという感じです。 プロセス自体が無価値だとは思いませんが、プロとして作ったものに言い訳はできないのです。 これが1点目。

次に、実際のものづくりでいい体験を作れるように、まずは自分たちがいろんな体験をして、たくさん感情を動かして、「体験の引き出し」を作っていってほしいという想いがあります。実際に僕がサービスを設計するときに、「ユーザーってこのページにどういうテンションで来るんだろう」「ここでどういうことを達成してどういう気持になりたいんだろう」「あ、あそこに行ったときのあんな感じの気持ちになれたらいいんじゃない?」みたいな感情・体験ベースで目指すものを決ることが多いです。 ここで出てくる体験の記憶というのは、「○○というアプリを使ってるときに〜」みたいなケースもあれば、全く関係ない「この映画を見たとき」とか「この街に行ったとき」とか、いろんなパターンがあります。たくさんのものに触れて「体験の引き出し」を作った結果はこういうものづくりのベースや細部にまで生きてくると思うのです。 作るのも人間ですが、結局使うのも人間なので、人間の心の理解なしにいい体験は作れないということです。 余暇を作って仕事以外のことをするのも結果的に仕事に生きる可能性があると考えている、というのが2点目です。

「余暇を作って仕事以外のことをするのも結果的に仕事に生きる可能性があると考えている」これはものすごく共感のできる価値観です。インプットがないと、アウトプットするものも無くなってしまうし、時間的にも、メンタル的にも自分自身にインプットをする余裕というのは大事だと思っています。
また、コロナ禍を体験して働き方に対する価値観や感覚が大きく変化をし、3~4年前だとフレックス・ワーケーション・フルリモートなど聞き馴染みのない言葉でしたが今ではこう言った制度を積極的に取り入れることのできる会社であること、というのも時代の変化に対応している柔軟性のある感度の高い会社だと感じるのではないでしょうか。
働き方から入ってしまいましたが、Futurizeの「魅力」や「強み」はどんな部分だと思いますか?

先程取り上げてもらった働き方の部分もそうですし、ただ言われた通りに淡々を作ってるわけではなく、みんなが冒頭でもお話したようなポリシーを持ってプロダクト開発をしているところだと思います。
まだまだ発展途上な部分もありますが、働いている一人ひとりが、これってこうで良かったんだっけ?もっとこうするべきじゃないっけ?というのを考えて、提案して、実行に移せる力があります。そういったメンバーと一緒に働くことは自分としても非常にやりがいを感じますし、もっともっと高い次元に成長していかないとなという気持ちです。
強みについてはこれまでにもお話してきたことのまとめみたいな形になりますが、一言で言えば、事業やプロダクトに本当の意味で伴走できるということでしょうか。
ただ作るだけではなくてそれが事業やユーザーにどう寄与していくんだっけ?というところからしっかりと真摯に考えられること、作るフェーズではデザインから開発まで一人ひとり考える力や技術力を持ったメンバーが在籍しており、スピーディーに企画からプロダクトまで落とし込めること、リリース後もその体制で改善運用を回せるということです。

仕事に対してはもちろん、プロダクトへの想いが一人一人高いんだと感じました。開発(プロダクトデザイン)において、こだわっている部分や他には負けないということはありますか?

“美しさ”を追求しないというところでしょうか。見てくれだけ良くても微妙に不便で使われなければ全く意味がありませんし、「結局このプロダクトはどうワークするの?」という自問自答は常にしています。
ターゲットによっても美しさや過ごしやすさの概念というのは全く変わってくるので、ただ自分たちがきれいだと思うからきれいに作るのは自己満足です。
例えば、スウェットでドン・キホーテに行くのは大丈夫だけどブランド店に行くのはちょっと無理だよね、というような話です。
また、プロダクトはユーザーだけではなく、そのオペレーションという部分も密接に関わってきます。ユーザーはすごく使いやすくても、オペレーションがものすごく煩雑になる、もちろんその逆もしかりですが、事業として成立させるためにはプロダクトはその美味しい落とし所を見つけないといけないと考えています。実際にオペレーション側まで含めてサービスデザインをしてきた経験もいくつかあり、この辺まではなかなか他ではやっていないかもしれないですね。
おそらくすごく当たり前のことを言っている気がするのですが、この当たり前のことをしっかりブレずにやっていかないといけないと思っています。

当たり前のことを、当たり前にブレずにやるということを言えるのがFuturizeの強みに繋がっているのではないでしょうか。そう言ったことに目線を向けられるFuturizeにしかない知見や、ノウハウとMintoを掛け合わせたらどんなものができるんだろうとすごくワクワクします。
最後に、これからMintoとどんなことを実現・提供していきたいか教えてください!

Futurizeメンバーもエンタメ領域は好きなはずですし、すごく抽象的ですが、コンテンツやクリエイターが関わるサービスをたくさん作って、それが受け入れられて、クリエイターも、生み出されたコンテンツも、我々Mintoグループも、社会も、未来も、その他全部ひっくるめてMintoのコアバリューである「全方良し」となるような価値のあるものを生み出すことですかね!

「全方良し」となるような価値のあるもの、生み出していきましょう!


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