ボイコネ用ボイスドラマ「一葉の詩が綾なす出会いは。」第五話「やってしまった日は。」

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0：－本文中、ト書きの部分は「綾子」役の方がお読みください－
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0：湯船に肩までしっかりと浸かって、両手と両足をできるだけ投げ出して。
0：今日の出来事を、一つ、一つ、思い出していく。
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0：今日は、特別な一日・・・のはずだったのに。
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0：学校に着いた時から思いっきり緊張しちゃってて。
0：新しいクラスでのあいさつも思いっきり噛んじゃって。
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0：そのあとも・・・たくさん質問されて・・・。
0：すごく・・・びっくりしたし、恥ずかしくて。
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0：でも・・・委員長さん、かっこよくて素敵な人だったな・・・。
0：「みやま　ひとは」さんだったかな。名前で呼べなかったの、申し訳ないかも。
0：明日謝らないと・・・。
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綾子：はう・・・。
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0：お風呂場の天井を、見上げてため息。
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0：私って、どうしてこんなに緊張しいで、情けないんだろ・・・。
0：同い年のはずの二人・・・一葉（ひとは）さんはすごくちゃんとしてて。
0：坂口君も、フレンドリーで穏（おだ）やかで・・・。
0：でも私はいつも、肝心（かんじん）な時に上手くお話しできなくって・・・でも。
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綾子：ひな・・・私は・・・。
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0：がんばるって。約束したもんね。・・・だから・・・。
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綾子：がんばり続ける、から、ね。
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0：湯船のお湯をひと掬（すく）いして、顔に思いっきり！
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0：バシャッ！！
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綾子：ふぅ・・・。
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0：今日はしっかり休んで、明日からに備えます！
0：でもその前に。
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綾子：・・・よし。
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0：お風呂上がり。ひなと続けていた交換日記。
0：こっちに来るときに、ひながそのままプレゼントとして
0：渡してくれたもの。私だけが続ける日記になっちゃったけど・・・。
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綾子：えっと・・・あ、そうだ。
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0：親愛なる、ひなへ。
0：元気、してますか？今、何をしていますか？
0：私は、今日新しいクラスに入ったんだけど・・・
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0：・・・
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0：・・・・・・
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0：・・・・・・・・・
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綾子：よしっ、と。
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0：そういえば、しばらく書いてなかった、詩。
0：久しぶりに、書いてみようかな・・・。
0：待ってる人がいるとは、思っていないけど。
0：今の気持ちを、書いてみよう。
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0：－まだまだまだ、続く？－
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