夫への遠慮
私は長らく夫に対して遠慮があった。
「こんな私を受け入れてくれるのは
夫しかいない」とか、
「ここにしか居場所がないから、
ありがたく思わなければ」といったような
無価値感からくるものだったりした。
彼の気になる言動に対して
「私とは違うなぁ」と、
観察するような感覚で眺めていた。
中には全く理解できないこともあったし、
私には経験したことがなく、
「そういうのもアリなんだ〜!💡」と、
感動すら覚えるようなこともあった。
私がかつて置かれていた境遇とは
真逆とすら感じる環境で育った夫。
1番驚いたのは
「自信がないなんて考えたこともない」と、
いうものだった。
「えー😱そんな人いるの⁈」
「宇宙人👽」
嫁いでわかったことは、
義両親、特に義父は年がら年中親戚に
「義理の兄がよくできる!」と、
自慢するような人で
夫がいようがお構いなく言い放つ。
(夫は次男坊)
が、
夫のことは全く自慢の種にならないらしかった。
そんな状況に出くわすたびに
「自信がないなんて考えたことがないと言う。
夫ってどういう人間なんだろうか?」
私には興味が尽きなかった。
諦めているのか?
たぶん、
そんなことはもうかなり昔からのことで
彼のなかでは兄への嫉妬なんて
とっくに卒業してしまったのだろうか?
自分は自分、人は人?
私にも「できると思しき」兄、姉がいる。
学生時代、
学校でヘタな先生がすぐ比べたがった。
「まただよ〜。」
本当に不快だった。
(劣等感)
いちど、夫に聞いたことがある。
「あんな、目の前であからさまに兄自慢されて
嫌な気持ちにならないの?」と。
「全く嫌な気持ちにならないこともないけど。」
「やっぱりそうなんだ。」と思った。
でもだからって、
「今更、そこで何か言うのもね〜」って
感じだった。
彼は私が「ありがとう」と、
たったひとこと言ったときに
「いい娘だな!」と思ったと
あとから教えてくれた。
え😱!
たったそれだけ?
私はと言えば、
夫は女子と仲がよかった。
少し大人しめ系の女子といつも連んでおり、
スイーツ🍰が好きで、
人の悪口をあまり言わない様子に
好感を持った。
「女子と仲いいって凄くない👀」と
彼の生態が気になった。
私が文系のくせに理系に潜り込んでまで
避けていた女子と仲いいって‼️
「どんだけ〜👆」って😆
彼は私が過干渉な母から逃げるために縋った藁。
「逃がしてなるものか〜!」と、縋った藁。
彼がいなかったら私の人生は
今ごろどうなっていたのか?
「恩人」でもある。
ケンカはしたくない。
行くあてもないから尚更。
でも、もう30年近く一緒にいて
私の無価値観や自己肯定感も上がり?
対等に近づいてきたこともあって?
(いや、むしろ途中からバカにしていた😱)
色々とこちらの気持ちも小出しにしつつ
いまだに関係性をグレードアップしている
ところだ。
ありがたいことに、
私がやりたいと言ったことに
反対されたことはない。
根本師匠に弟子入りする件も然り。
ただ時折、理解できないことがあって、
早朝、先に起きているのに
猫🐈がご飯をせがんでも無視し、
私が猫に起こされるという事態になっても
気にならない。
「これはどういうことなの?」と尋ねると、
対応してくれるようになった。
(察するってないんだな、、)
クレームを入れたら
私が起こされないよう
ご飯をあげてくれるようになった😅
ただ、お金の話しは
そこまでしてこなかった。
けれども、私の中には
ずっと「お金に対する不安」があって、
そのことも話し合えるようになれるといいな。
やっとそう思えた。
今さらのようだけど、
今がそのタイミングだったのだろう。
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