生き様を見せていただく
外出して感じたこと。
4ヶ月前から2拠点生活を始めた私。
コミュニティハウスには
何らかのきっかけで集まってきた人々が
住んでいる。
最近出会った方が声をかけてくださって
外出する機会を得た。
1日目は元薬剤師さんが始めたカフェであり、
乗馬を教えてくれる「馬の学校」。
敷地には大きなツリーハウスがあり、
カフェから馬場が見下ろせる。
馬を眺めながら食事ができる場所。
「食」を見つめ直してここに行き着いたそう。
晴れていれば、青空の下でお食事。
雨が降れば、屋根の下で。
その土地も店主が開拓して
今の形になったのだそう。
馬場にはおじいちゃん馬とその孫馬。
黒ヤギと白ヤギは柵で仕切られた敷地を
行ったり来たりできるようになっている。
一角にはノンケミカルの肥料で育った野菜が
売られている。
元薬剤師さんが売るノンケミカル野菜。
と、それらを使って作られた食事。
2日目は私がこの生活を始めて直ぐに出会った
花園。
ここへは最近知り合ったヒーラーであり、
元経営者の彼女と2人で行った。
花園を散策した後、
これまでは「ここで食事できるって贅沢」と
眺めていただけの場所でお食事。
平日だったこともあり、
庭園がよく見える特等席で!
たくさん共通点のあることがわかった2人。
自然と親の看取りの話しになってしまった。
涙する彼女。
私も父が悟りを得て
あの世へ行けたと教えてもらった。
華やかな庭園で意外な話し。
3日目は磁場ゼロの峠。
バスに揺られて20人弱の人々が磁場に着くと、
決められた場所に座り、谷底を眺める。
「ちょっと宗教っぽい。」
あまりの静けさになんだか居心地悪くなって
早々に移動する。
すると、前述の彼女も。
「周りにいる人の気を感じて戻ってきた。」と。
それぞれの人の思いで重たくなるらしい。
彼女は磁場へ降りる駐車場へ到着するなり、
磁気を感じて手がビリビリすると言った。
私には何も感じられなかった。
ただ、あまりの静けさに過去のトラウマを
思い出し居心地が悪くなった。
トンボが少し傾きかけた陽を浴びて
元気に飛び回っていた。
好奇心で行った場所。
4日目は
古民家でいただくカレー🍛
3種類のカレーがワンプレートに。
ルーが混ざらない工夫がしてある。
もうそこまで暑くない気候にも関わらず
蝉の鳴き声がする。
敷地の側を川が流れているようで
川のせせらぎも聞こえ、
時折、カエルも鳴いていた。
祖母の家を彷彿とさせる佇まい。
畳の上でいただくカレー。
1日目と4日目は3人で。
カレー屋さんの後は雑貨屋さんへ。
天然素材の服や雑貨を売るお店を見て回った。
4日間、
大量の言葉や刺激に触れると
さすがに頭痛がしてきた。
が、
丁寧に作られた食事を摂った後は
どうも大量生産のそれを遠ざけたくなる。
店主こだわりの食事と店の雰囲気が懐かしい。
5日目にひとりで行った神社でも
迷わず抹茶とわらび餅を食した。
昨日のハイキングの後は自炊。
なんか物足りない。
日常に帰る前の食材消費。
この先、
私はどんな暮らしがしたいんだろう。
日々の生活に追われて考えたことがなかった
あれやこれや。
それを考える機会を
この2拠点生活は与えてくれている。
頭痛で早朝に目が覚め、そんなことを思った。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?