折れない心・選択の価値【J1第22節・アビスパ福岡戦(A)】
7/7(七夕の夜!)に行われた、アビスパ福岡戦を観戦してきました。
この週末は少し時間があり、土曜日から九州入りして観光+J2リーグの観戦もしてきましたので、そちらもあわせてご紹介していきたいと思います。
まず、7/6、07:05発の飛行機で福岡空港へ。
朝イチの飛行機なので、伊丹に行くところから大変なのですが、阪急→大阪モノレールで間に合います。遠征で遠方へ向かうときはよく飛行機を利用するのですが、大抵朝の飛行機で飛んでその足で観光、というのが僕のスタイルになっています。
福岡空港からはバスで太宰府へ。今回の目的の一つである、太宰府天満宮でのお参りに向かいます。と、その前に。
「一蘭」というラーメン屋さんをご存知ですか?
近年では各地に店舗を展開しているのでかなり有名になりましたが、もともとは福岡、博多のお店です。
この一蘭、太宰府天満宮の近くにもある(太宰府参道店)のですが、この店舗限定のメニューがあるのです。
それが、この「合格ラーメン」。
全てにおいて「合格」にこだわった縁起ものですね。もしもお参りに行かれる方は、立ち寄ってもいいかもしれません。ただし(京都の店舗でもそうなんですが)、一蘭は外国の観光客に大人気。この日も、ほぼ開店時刻(9時半)に到着したにもかかわらず、すでに満席。15分程度待つ羽目になりました。時間がたつにつれて行列は伸びていくばかり。恐るべし観光地パワー。
そんな観光客でにぎわう参道を通り、太宰府天満宮にお参りを。境内は北野天満宮よりもだいぶ広いんです。
ちなみに、太宰府へのお参りは3年ぶりです。
ちょうど御本殿の大改修が行われているタイミングで、仮殿でのお参りとなりました。
参道を散策した後、西鉄で紫駅へ。
徒歩で高速バス乗り場、二日市温泉入口から長崎へ向かいます。
長崎・平和公園前で下車。ちょうど爆心地付近にバスの降り場があったので、さっそく平和公園を散策…しようと思ったんですが、あまりの暑さに断念。まずはホテルで休憩することに。
平和公園付近の散策は翌朝に行うことにして、浦上駅からJRで諫早に向かいます。目的はJ2リーグ第23節、V・ファーレン長崎-ロアッソ熊本戦の観戦です。会場となるトランスコスモススタジアム長崎は諫早駅から徒歩で30分程度。途中、諫早神社の前を通りかかったので、せっかくなのでお参りすることに。先日の記事でもご紹介した茅の輪くぐりをしてきました。
暑さにやられそうになりながらも、何とかスタジアムに到着。九州ダービーということもあり、J2とは思えない人出で賑わっていました。
Jリーグを普段からご覧の方であればご存じかとは思いますが、今秋、長崎市内(長崎駅からも近い一等地!)に新しいスタジアムが完成します。試合は今後そちらで開催されることになるので、諫早での開催は残りわずか。僕はこれまでこのスタジアムを訪れたことがなかったので、これが最後のチャンスかもしれないと思い、観戦を決めたのでした。
僕自身、熊本に住んでいたこともあり、どちらかと言えば熊本寄りかな、と思い、熊本側に近い座席を選んだのですが…
長崎のGKが、なんと京都からレンタル移籍中の若原選手!これは注目せざるを得ない。
という嬉しい誤算もあり、両チームの応援の熱もすごく、楽しんで観戦することができました。試合は2-0で長崎の勝利。J2で首位を走り、現在リーグ戦21戦無敗という好調をキープするチームの勢いを見せつけられました。
帰りは諫早駅までのシャトルバスを利用することに。14,000人を超えるサポーターが来場したということもありだいぶ待たされましたが、今後はこういうこともなくなるということで、さらに多くのサポーターが観戦に訪れるでしょう。その時はまた観戦に行きたいと思います。
翌朝、暑くなる前に平和公園を散策。…といってもすでにだいぶ暑かったですが。
そして、今まで訪れたことがなかった長崎の原爆資料館へ。8時半開館ということで、早くから開けていただけるのはありがたい。修学旅行生などへの配慮なのかな?
あまり写真は撮っていませんが、ぜひご自身の目で見ていただきたいと思います。僕は社会科を教えているわけではないですが、子どもを指導する立場として、このような学びはいつも得ていきたいという思いを新たにしました。
その後、路面電車で移動し、新スタジアム建設地、スタジアムシティへ。オープンは10月ですが、外観としてはほぼ完成しています。めちゃくちゃアクセスしやすいので、楽しみですね。
長崎駅に移動し、西九州新幹線「かもめ」で博多へ向かいます(全線開通はしていないので武雄温泉駅で特急・リレーかもめに乗り換え)。
博多駅では、期間限定でオープンしているPeanuts cafe博多で食事。キャラクターショップの派生ではあるのですが、ちゃんと食事もおいしいのでお勧めできます。普段使いにはちょっと高いですけど。
ホテルにチェックインした後、バスでベスト電器スタジアムへ。
スタジアムは福岡空港から徒歩約30分のところにあります。シャトルバスも出ているのですが、炎天下で並ばないといけないことを知っていたので、博多バスターミナルからの路線バスを選択。
暑い中、さっぱりとしたスタグルを。
そして、試合の結果は…
後半アディショナルタイムに1点ずつ取り合うという劇的な展開に!
こういう試合があるから、現地観戦はやめられない!
そんな試合になりました。
この試合の後、アビスパ福岡の長谷部監督が次のようなコメントを残していました。
同点になった残り5分、スタジアムの雰囲気はものすごく、京都側で観戦していた僕らでさえも「このまま一気に逆転されることもありうるな」と思ってしまうほどだったので、福岡サポーターはノリノリでした。
そんな中、監督の決断も「このまま攻めて勝ち点3を狙う」となるのも自然で、「このまま冷静に試合を終わらせる」という判断は難しい。福岡はDFを前線に配置して、バランスを崩してまで1点を取りに来た。そして狙い通り点を取り、そのまま2点目を狙った。
一方、京都の選手は気落ちして、勢いを受けたままだと危ないのではないかと思っていたのですが、まだあきらめていなかった。それが最後の攻撃につながったのかなと思いました。実は後半アディショナルタイムに追いつかれたのは今季3回目。慣れている…というと悲しいのですが、そんな時どうすればいいのか、という経験がすでにあった、というのは大きかったのではないでしょうか。
指導者として、その場の空気に任せて判断をすることのリスクについて考えさせられる、そんな試合になりました。
試合後は福岡空港まで歩き、そのままホテルへ。
福岡はちょうど山笠のシーズン。博多駅には山笠が展示されていました。
いろいろな学びを得て、おいしいものを食べ、勝ち点3まで持ち帰れる、という最高の遠征になりました。
お読みいただき、ありがとうございました。