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またあの部屋で。

泊まれる演劇をオンライン鑑賞しました。

今回は「ROOM103」。
「ROOM101」から始まり、
「ROOM102」、そして今回の103が
ラストエピソード。
このお話を持って、
オンラインで開催されていた
ROOMシリーズは完結だそうです。

元々"体験をする"ことが大好きなので、
この「泊まれる演劇」の話を聞いた時は
ぜひとも参加したい!と
開催前から心を躍らせていました。
実在するホテルに泊まり、
そこで行われる出来事を自分の目で観て
時には自分の行動で物語を変えていく。

例えシナリオ通りのルートだとしても
その時の感情は間違いなく
その時起こった事象から感じたことで、
一方通行の提供で見せられたものではないと
そう思わせてくれるのが、
イマーシブシアターの良いところ、
好きなところだと思っています。

昨年の夏。
いろいろな対策がとられた上で開催された
オンラインではない、
リアルの泊まれる演劇での体験は、
そのあとずーっと
しばらく余韻が抜けなくて
なんならあの日のことはすべて
演劇体験なんかではなく
本当に起こったことなのでは?と
思わせてくれるほど、
わたしの中で力強く印象付けてくれました。

そして今年の6月。
このオンラインでの開催だった
「ROOMシリーズ」と
リアルでの開催だった
「STRANG NIGHT」とつながる
「MIDNIGHT MOTEL」が
開催されるようです。

今までのお話に出てきたあの登場人物たちは
もう出てこないかもしれないけれど、
それでも一人一人のことが忘れられなくて、
彼、彼女たちの面影が
どこかで感じられるようなお話がいいなあと
勝手に思ってしまっています。

「演劇」という文化、エンタメが
必要なものではないと思う方も
いるかもしれません。

でも、人間の想像力や
0から1を産み出すためのエネルギーは
エンタメから得られると思っています。

普通に生活していたら体験できないことを
こう言う場で、
自分の身を持って体験することで、
今までだったら気づけなかった
新しい感覚が生まれると思います。

「体験」は相互的なコミニュケーションで
成り立っています。
自分も能動的にならなくちゃいけない。
座っているだけではだめで、
自らの意思で立ち上がって
手を挙げなくてはいけない。
その手を挙げるまでのドキドキが
必ずそのあとの体験をキラキラと
ワクワクとさせてくれます。

この世界にはまだまだたくさんの
「体験」をする場が転がっています。
知らない世界がいっぱい。
人の一生は案外短いから、
できる限り、そう言う体験を
たくさんしていきたいなあと思います。
演劇のみならず。

次は何の体験をしようかなあ。

よかったらサポートをお願いします。無理にとは言いません。でも良かったら。