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絨毛膜羊膜炎の原因だった?ウレアプラズマ


「ウレアプラズマが陽性でした。ウレアプラズマは流産、早産の原因になるため、このあとすぐに抗生物質を飲んでください。」


切迫流産で入院し1週間目の夕方、羊水量が奇跡的に保たれており、出血も停止(出血の原因はベーチェット病の陰部潰瘍ぽかった)、退院目処もわかって平和な気持ちでボンヤリしていたところ、主治医が突然やってきて「ウレアプラズマ」という完全初耳単語を発した。


主治医の説明と、質問を要約するとこんな感じ。

・自覚症状が殆どない性病の一種
・性行為やキスなど粘膜接触のみで感染する、恐らくパートナーさんも陽性だと思われる
・通常は実施しない検査で、この病院では切迫流産や切迫早産で入院する妊婦さんに限定して検査をしている
・流産や早産、破水原因になる菌だけど、治療自体は簡単で抗生物質を4錠飲めばOK


私が処方された薬


私)去年ってウレアプラズマの検査しましたか?
👩‍⚕️)病院についた時点で妊娠継続が難しいレベルで破水していたため、検査はしていませんでした。
私)去年の8月時点でもウレアプラズマが陽性で、絨毛膜羊膜炎の原因がウレアプラズマだった可能性はありますか?
👩‍⚕️)うーん、断定はできないです。ウレアプラズマの検査自体まだマイナーで実施している病院が少なく、十分なエビデンスが揃っていなくて。ただ去年の後期流産から1年も経っていないため、陽性だった可能性は高いです。

ずっとずっと、原因がわからず絨毛膜羊膜炎になったと思っていたので、可能性が少しでもある菌がわかっただけでも凄い発見……!
性病が陽性だったというショックはあるものの、対策ができるという点ではポジティブに捉えた。(私と夫、どっちが最初に菌を持っていたんだ問題はあるけど笑)


マイコプラズマ・ウレアプラズマは、出生時または子宮内において、母体から赤ちゃんに垂直感染します。保菌している母体から赤ちゃんへの垂直感染率は18~55%という報告があります。絨毛膜羊膜炎の原因菌で頻繁に検出され、妊娠早期での破水、流産や早産と関連しています。

https://yoboukai.co.jp/article/1173#:~:text=マイコプラズマ・ウレアプラズマは、出生,と関連しています%E3%80%82

絨毛膜羊膜炎に関わらず、不妊症や不育症全体に関わる菌でもあるよう。
自覚症状がない上に、梅毒やクラミジアと言った有名どころの性病でもないため知らない方が殆どだと思いますが、流産経験のある方は検査をしてみる価値がありそうです。


ただ、検査をしてくれる病院を見つけるのが難しいかも…私が入院している大学病院では切迫流産・切迫早産の妊婦さんだと保険適用されるものの、妊婦さんに行う検査としてマイナーなため自費になっちゃうかも。気になる方は産婦人科の先生に相談してみてください。(男性の場合は泌尿器科)

同じくらいの時期で絨毛膜羊膜炎かつウレアプラズマ陽性の方が2018年時点でいました。


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