片親、毒親育ち、改名経験有り、発達障害疑惑、LGBT、卵巣がんサバイバー、性産業従事の未婚シンママのこれまで
設定を盛りすぎだ、やり直せ。
そう言われそうな生涯を送ってきました。
私は太宰治が好きなため少しだけオマージュさせていただく。
初めまして、現在2歳になる男児を育てている未婚シングルマザーです。アラサーです。まずは話を聞いてくれ。
全世界に自分の苦難の多い人生を暴露しよう!と決意したのは、新年早々、ほぼ10年の付き合いだった親友に見限られた時である。
私は彼女のことを最も尊敬し信頼していた。同時に、彼女からもそれなりの友愛を感じていたし、将来は阿佐ヶ谷姉妹のように老後を送りたいね〜なんて話していた。
彼女との別れの原因は私の子供への接し方である。そしてそれは、私の人生に問題が多すぎた故に起こったことであると深く反省している。なので、一度これまでの人生を振り返ろう、ついでに色んな人に見てもらおうと筆を執るに至った。
去る年末、彼女ははるばる車で6時間半ほどもかけて遠方の私の家に泊まりに来てくれた。
コロナ禍や私が育児で忙しく会えていなかったこともあり、2年ぶり近い再会だった。
彼女はそれはもう沢山の食糧を買い込み、私と息子へのプレゼントやオモチャなども引っ提げて、更にはとても可愛い飼い猫ちゃんまで連れて会いに来てくれた。
彼女も私と同じ毒親育ちで、お正月の親戚の集まりだとかそういったものが嫌だったこともあり来てくれたわけだが、私はここで親友が来たことにより今まで張り詰めていた糸が切れてしまった。
元々彼女が息子に対してとても好意的で、育児も手伝うよ!というやる気満々なスタンスでいてくれたので完全に甘えモードに入ってしまったのだ。
実は息子は以前から発達障害疑惑があり、今専門的な施設で観察されている。そしてやはり、子供を沢山見てきた専門家の方々が揃って
「お母さん、これは相当大変だったでしょう」
「他の子に比べてかなり大変な部分が多いです」
と断言される。ので、障害の有無は分からないが通常よりかなり手のかかる子なのは間違い無いのであろう。
そんな息子や毒親絡みで疲れていたこともあり、誰にも頼れなかったところに親友の登場。
私には蜘蛛の糸が垂れてきたように感じた。太宰治が好きなので芥川龍之介も好きだ。当然だろう。
家事はギリギリまで溜めてしまうし子供が生まれてからは更に家事どころじゃない、食事も1日1食で育児をしていた私だ。
洗い物をシャキシャキやる親友は私が溜め込む前に片付けてくれる。そして息子が癇癪を起こす度に親友に宥めてもらったり歯磨きを嫌がる度にじゃあ◯◯ちゃん(親友)にやってもらいなよ〜と言ったりと、とにかく最初はそんなつもりじゃなかったんだが甘えまくった。
毒親と何度も警察沙汰になった後だったので、正直限界の精神だったのだ。
親友も手伝う気持ちで来てくれてはいたが、これには辟易したのだろう。後日別れを告げるメッセージで子供との触れ合いの少なさに驚いたと苦言を呈していた。私もあの数日間は本当にそうだったと思う。見知った大人以外とも触れ合ってみてほしいという気持ちがあったのも嘘では無いが、疲れていて少しの間逃げたかったのが多分一番の本心だったから、親友はそこを感じ取ったのだろう。あ、こいつ育児から逃げてるな?と。
さて、そんなわけで親友との別れに至ったわけだが。
じゃあ、どうしてそんな毒親と警察沙汰になるような関係なの?だったり、そもそもなんでLGBTが未婚シングルやってんの?なんで産むに至ったの?だったり、改名?卵巣がん?性産業って何?とかそういう部分を少しずつ書いていこうと思う。知人が読んだら完全に身バレモノだが、まあもう良いのだ。
せめて生きた証を残しておこう。こんな人間が底辺の隅で必死に生きていたことを知ってもらおう。そんなつもりなので。
少しでも、這いつくばって頑張っている誰かに共感してもらえたら嬉しい。
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