ツイッターファイル第14弾が公開されました!
今回は、「ロシアゲートの嘘」に関してです。
まずは全体をまとめます。
・民主党はいろいろな問題をロシアのせいにしたかった
・ReleaseTheMemoのハッシュタグとロシアは関係ない
・ツイッターの真実の訴えは徹底的に無視された
・FBIによるFISA権限の乱用は、すべて検証された
・大手メディアは、ヌネスの報告書をジョークだとするキャンペーンを行った
・ファインスタインとシフとブルメンタールは、「ロシアの工作員によってハッシュタグが拡散されている」との公開書簡を発表した
・各議員の訴えの根拠は「民主主義を確保するための同盟」(ASD)の後援のもとで作られた「ハミルトン68」からきていた
・ツイッター幹部は、「ハミルトン68」を非難していた
・「ハミルトン68」の提供する情報は、根拠が無かった
・ファインスタインは「ハミルトン68」の判断プロセスを知ることは役に立つと同意していた
・ツイッター幹部は、ブルメンタールに引き下がるよう交渉していた
・ツイッターはブルメンタールの執念に辟易し、対峙していた
・ツイッターはロシア疑惑にロシアが関与していないことを知りながら、意義を唱えなかった
・ツイッターが意義を唱えないことで、大手メディアは証拠なくロシアのせいにしていた
・社内ガイダンスでは、真実を告げていた
こちらで、現在公開されている全てのツイッターファイルを完全翻訳しています。
過去の記事をまだお読みでない方は、まずはこちらからどうぞ。
今回の記事では、引用画像の翻訳が相当量を占めています。
証拠として重要なため全文翻訳しましたが、時間の無い方は長文画像の太字強調部分のみを読んで、残りを飛ばし読みしても良いかと思います。
それでは、早速翻訳していきます。
はじめに
(翻訳ここから)
スレッド:ツイッターファイル 第14回
「ロシアゲートの嘘」
その一:ロシアン・ボットの偽物語と#ReleaseTheMemo(メモを公開せよ)のハッシュタグ
#ReleaseTheMemoのハッシュタグとロシアは関係ない
民主党はトランプ・ロシア捜査の欠陥に関する報告書を、数年にわたる騒動の正念場において、ロシアの「ボット」と「トロール(工作員)」によって後押しされたものだと糾弾しています。
ツイッター関係者はその対応に愕然とし、そこにはロシアの影響を示す証拠はないと判断しました。
「私たちは議会のトロールに餌を与えている」
「ロシアに関連する...重要な活動はない。」
「これがプロパガンダ/ボットであると仮定しても、それは荷車の後ろに馬を結びつけるようなものだ」
ツイッターの真実の訴えは徹底的に無視された
ツイッターは政治家やメディアに、証拠がないだけでなく、そのアカウントがロシア人でない証拠もあると警告しましたが、徹底的に無視されました。
2018年1月18日、共和党のデヴィン・ヌネスが下院インテル委員会に提出した機密メモは、悪名高い「スティール・ドシエ」が果たした決定的な役割を含め、トランプ関連人物に対するFISA監視権限の取得におけるFBIの乱用について詳述しています。
FBIによるFISA権限の乱用は、すべて検証された
ヌネスの主張は、2019年12月の司法省監察官マイケル・ホロウィッツによる報告書で事実上すべて検証されることになります。
大手メディアは、ヌネスの報告書をジョークだとするキャンペーンを行った
これらの報告書にもかかわらず、2018年1月から2月初旬にかけての国内メディアは、ヌネス報告書を「ジョーク」と称し、奇妙に同じ言葉で糾弾しています。
ファインスタインとシフは、「ロシアの工作員によってハッシュタグが拡散されている」との公開書簡を発表した
2018年1月23日、ダイアン・ファインスタイン上院議員(民主党)とアダム・シフ下院議員(民主党)は、このハッシュタグが 「ロシアの影響力操作に関連するソーシャルメディア・アカウントの即時の注意と援助を得た」とする公開書簡を発表しました。
ファインスタインとアダム・シフは、ヌネスのメモが機密情報を「歪曲」していると述べましたが、不正確とは言っていないことに注目してください。
続いてブルメンタールも書簡を公開した
コネチカット州の上院議員リチャード・ブルメンタールもこれに続き、「ロシアのエージェントが罪のないアメリカ人を熱心に操っていることは非難に値する」という書簡を公開しました。
(訳注:元文書はここからダウンロードできます)
各議員の訴えの根拠は「民主主義を確保するための同盟」(ASD)の後援のもとで作られた「ハミルトン68」からきていた
ファインスタイン、シフ、ブルメンタール、そしてメディアのメンバーは皆、同じ情報源を指摘しました:
元FBI防諜官クリント・ワッツが、「民主主義を確保するための同盟」(ASD)の後援のもとで作った「ハミルトン68 ダッシュボード」です。
このダッシュボードには、プーチンが邪悪な赤いツイッターの鳥を大気中に吹き飛ばすという下品な絵が描かれていたが、結論の出し方は曖昧であった。
ツイッター幹部は、ハミルトン68を非難していた
Twitter内部では幹部たちが、ワッツ、ハミルトン68、そして民主主義確保同盟(ASD)を非難しました。
主な不満は2つです。
ハミルトン68は皆の唯一の情報源のようだったこと、そして誰もツイッターに確認をしていなかったことです。
グローバル・ポリシー・コミュニケーション・チーフ(将来はホワイトハウスとアメリカ国家安全保障会議(NSC)のスポークスマンになる)のエミリー・ホーン氏は、「私が知る限り、これらの話の唯一のソースであるハミルトン68の見解には懐疑的になることをお勧めします」と述べています。
彼女はさらに、「これは民主主義確保同盟(ASD)による広報ゲームです 」と付け加えました。
ハミルトン68の提供する情報は、根拠が無かった
信頼と安全チーム主任のヨエル・ロス氏、「すべての出来事はハミルトンに基づいている。」
「民主主義確保同盟(ASD)が我々に対して事実確認をするつもりがないなら、我々は彼らの仕事について自由に記録を訂正するべきだ」と、ポリシー部門の副社長のカルロス・モンジェは言いました。
ヨエル・ロスは #ReleaseTheMemo にロシアとの関連は全く見出していませんでした。
「#ReleaseTheMemoで最初の50ツイートを投稿したアカウントを確認したところ...どれもロシアと関係がある形跡はありませんでした。」
問題になっていたハッシュタグは、ロシアの工作員ではなく、大物アカウントたちによるものだった
調査したところ、エンゲージメントは圧倒的に有機的で、最重要ツイート発信者(VITs)(ウィキリークスやスティーブ・キング下院議員を含む)によって駆動されていることがわかりました。
ファインスタインは「ハミルトン68」の判断プロセスを知ることは役に立つと同意していた
「DiFi」のスタッフであるファインスタインは、「ハミルトン68」がどのように「アカウントがロシア人であると判断するプロセス 」を行っているのかを「知ることは有益である」と同意しました。
しかしそれは、ファインスタインがロシアの影響についての手紙を公開した後のことです。
Twitterがブルメンタール氏のスタッフと話したとき、彼らは「我々はこれらがボットであると信じていない」という理由で「彼を振り払おう」としました。
さらにもうひとつ。
「ブルメンタールの職員に、上司の最善の利益のために、外に出ないように助言するのは価値があるかもしれません。
というのも、それは彼を愚かに見せてしまう可能性があるからです。」
ツイッター幹部は、ブルメンタールに引き下がるよう交渉していた
あるツイッターの幹部は、もしブルメンタールがこの件に手を出さなければ、将来的に未公表のPR上の譲歩をほのめかし、交渉しようとさえしました。
「我々が彼に提供できる他の勝利があるようです」
ツイッターはブルメンタールの執念に辟易し、対峙していた
ブルメンタールは、それでも彼の手紙を公開しました。
幹部たちは、ロシアの活動に関する主張を提示され、それが否定されても、さらに主張が続くという循環プロセスに不満を抱くようになりました。
彼らは、ブルメンタール陣営にこのことを明確に表明し、次のように述べています。
「ツイッターはこのリクエストに多くのリソースを費やした。」
それに対しての「ブルメンタールからの報酬は、リクエストに次ぐリクエストであってはならない。」
「このようなことが起こるたびにユーザーへの告知をするわけにはいかない。」
やがてTwitterのスタッフは、「ブルメンタールは本当のニュアンスの解決策を求めていない」が、「我々をさらに追い込むことで評価を得たいだけだ」と悟りました。
ネズミにクッキーをあげる喩え
最終的に上級管理職は、「議会の荒らしに餌をやる」ことについて、自分たちの状況を児童文学の「ネズミにクッキーをあげたら」に例えて話しました。
物語では、ネズミにクッキーをあげると、ミルクを欲しがり、それが他の疲れる要求の波となり、最後にはミルクを欲しがるというものです。
そして、もう一つクッキーを欲しがるのです。
ロシアに関する終わりのない要求の比喩はとても完璧で、ある幹部は「最初に思いつかなかったことが恥ずかしい」と書いています。
ツイッターはロシア疑惑にロシアが関与していないことを知りながら、意義を唱えなかった
ツイッターは、ロシア人の工作員など存在しないという社内的な確信があったにもかかわらず、ロシアに関する主張に対して記録上は異議を唱えないという、奴隷的なパターンを続けてきたのです。
デベボイズ&プリンプトンのようなDCとつながりのある事務所の外部弁護士は、Twitterに 「特定のハッシュタグに関して、我々はプラットフォームの乱用を示す可能性のあるあらゆる活動を真剣に受け止める 」といった言葉を使うよう助言しました。
ツイッターが意義を唱えないことで、大手メディアは証拠なくロシアのせいにしていた
その結果、AP通信からポリティコ、NBC、ローリングストーンに至る記者たちが、証拠がまったくないにもかかわらず、「ロシアのボット」というテーマを打ち立て続けました。
ロシア人は#ReleaseTheMemoだけでなく、#SchumerShutdown、#ParklandShooting、#GunControlNowにおいてまで非難された。
ニューヨーク・タイムズによると、「格差を広げるため」だという。
社内ガイダンスでは、真実を告げていた
#SchumerShutdownと#ReleaseTheMemoについては、「どちらのハッシュタグも有機的にトレンドになっているようだ 」という社内ガイダンスがあったそうです。
NBC、Politico、AP、Times、ビジネス・インサイダー、そして「ロシアのボット」の話を取り上げた他のメディア(ローリングストーン誌でさえ)はすべて、この記事に関するコメントを拒否しました。
ファインスタイン、シフ、ブルメンタールのスタッフたちもコメントを拒否しました。
コメントしたのは誰でしょうか?
デヴィン・ヌネスです。
「シフと民主党は、ロシア人がRelease the Memoのハッシュタグの背後にいると偽り、私の調査活動のすべてを......、ロシア共謀のデマを広めることで、彼らは米国史上最大の集団妄想の発生を扇動したのです。」
おわりに
この #ReleaseTheMemo のエピソードは、#TwitterFiles の中の多くのエピソードの一つに過ぎません。
ロシアゲート疑惑は、長年にわたってデータの不在を無視して架空の恐怖の見出しをつけた、政治家と記者の卑劣な不誠実さの上に築かれたものです。
詳しくは@ShellenbergerMD, @bariweiss, @lhfang, @davidzweig, @AlexBerenson、他をご覧ください。
「アメリカはロシアゲートに関する真実と和解を必要としている」理由については、Taibbi.Substack.Comをお読みください。
Twitterは、この記事に関して編集上の意見を述べることはありませんでした。
検索は第三者によって行われたため、文書が限定されている可能性があります。
(翻訳ここまで)
いかがでしたでしょうか?
今回のツイッターファイルでは、如何に民主党と大手メディアが共謀して、いろいろな問題をロシアのせいにしていたのかが良く分かります。
実際に市民の間から起こったムーブメントを、ロシアの工作員が行っているという完全に根拠のないでっちあげた嘘を元にして言論統制していることが解説されています。
なんでもかんでもロシアを悪者にすると、やりたい放題できてしまうという良い例ではないでしょうか?
この例はロシア疑惑だけに当てはまるものなのでしょうか?
それとも、何十年も前から言われているロシアが悪者だという意見にも当てはまるのでしょうか?
あるいは現在起こっているウクライナとの関係にも当てはまるのでしょうか?
更なる証拠が、新たなツイッターファイルにより公開されることを期待したいと思います。
こちらのマガジンにて、全てのツイッターファイルを画像やビデオを含めて完全翻訳しています。
何度も推敲して、できる限り分かりやすく翻訳しているので、ぜひ登録して続編を追い続けてください。
ツイッターファイルの続きはこちら。