いざタイトルへ
Fighting NEXUS Vo.29 in後楽園ホール
発表されました。実際に発表されるまでは本当に組まれるかハラハラしていたのが本音です。本当に決まったので皆さんに気持ちよく報告出来ました。
これから11月7日に向けて本当に頑張らなければ行けない日々を積み重ねていきます。
応援宜しくお願いします。
試合まであと2ヶ月。どんな試合も「目の前の相手を倒す」ということに関しては一緒です。タイトルマッチだろうと、ベルトが掛かっていようと関係なく、これまで通り最高の準備をして最高のコンディションで勝負をするだけです。それが格闘技で人生を変える為のたった1つの手段だと思います。死物狂いとは言いませんが、試合当日が寿命だと思って可能な限りの練習に取り組んで参ります。
もうすぐ30歳になります。これまでの人生で自分が何かを成し遂げたという経験がありません。
タイトルやベルトが何かを成し遂げた証になるとは思いませんが、応援してくれる人たちにカタチとして返せる数少ない物だと感じています。
プロ総合格闘家としては無敗ですが、約30年の人生の中で何度も敗けて、何度も諦めてきました。
だから「結局自分はこんなもんだ」と頑張らない言い訳をしながら中途半端な生き方を選んでいたと今なら思います。
そんな自分が格闘技だけは言い訳をせず、完全燃焼するための選択を続けた結果、大きな舞台に立つチャンスを得ることが出来ました。このことは「自分には才能がない」と諦めてしまいそうな人たちを勇気付けられる出来事かもしれません。
自分が今この瞬間に経験していることを価値のあるモノに出来るように今日もコツコツ積み上げていきます。
知り合いと話をしていて、「熱中出来るものがあって羨ましい」と言われました。
何も無いよりは良いだろうし、そうでない人から見たら羨ましく感じることもあると思います。
でも僕自身からしてみると、本気で取り組むほどキツいし、辛いし、苦しいのです。好きや楽しいだけでやれる事なんて、たかが知れていると思うし、薄っぺらいと思います。
試合で勝つ度に自分以外の誰かが喜んでくれたり、応援してくれた人が嬉しそうにしている姿を見ると嬉しくなります。
特に今回は「所プラスにベルトを持って帰りたい」という気持ちが強いです。本当に沢山のサポートしてもらっていて、恩返しとして出来ることの1つがベルトだと感じています。【恩返し】って言葉は綺麗過ぎて自分の表現ではないと思うのですが、適切な表現が見つかるまでは「恩返し」で行こうかと思います。
もしもタイトルや大きな舞台に挑戦する順番があるとしたら、ジムの中で僕に機会が巡って来るのはもう少し遅かったかもしれません。でも順番通りにいかないのが格闘技の残酷な側面でもあります。
今回に関しては、今までよりも多くの人に観てもらいたいです。絶対に後悔はさせません。