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負けました。応援ありがとう。

あっという間に1週間。
試合前の記事は殆ど書けませんでした。ごめんなさい。
敗戦直後は悔しい気持ちが先行してましたが、今の気持ちは非常に前向きです。
試合の評判が良く、「また平井の試合が見たい」って声が届くことが嬉しいです。試合には負けたのですが、僕の価値は落ちてないと感じています。
試合のことについて書くというよりも、『あの空間で感じた』ことだったり、これからどうするかを書きたいと思いますのでお付き合いください。

試合直前本当に怖かった

試合直前、今まで以上の恐怖感と緊張感に包まれていました。恐怖感や緊張感は毎試合、同じように襲って来るのですがいつも以上に向き合う時間が長った気がします。
感情が抑えられない瞬間もあったのですが、試合に落ち着いて入っていくためには必要な行程だったと思っています。
どんな試合も闘う相手は敵ではなくて、自分自身だとあらためて思い知らされました。

後悔などあろうはずがない

試合前日には所プラス11周年パーティーが開催され、試合に向けての挨拶をしました。参加してくれた皆さんから「頑張れ」と声を掛けられた瞬間、これまで感じたことのない感覚に包まれました。
そして試合当日は入場からケージ入りの瞬間。この日一番の声援を受けながら見えた応援席の景色に感動しました。両親も試合云々よりも応援席の様子に感動したと言ってくれました。
試合後すぐに思い浮かんだのがイチローさんが引退会見で仰言った
後悔などあろうはずがない」という言葉でした。
一緒に闘ってくれたチームやスタッフ、応援してくれた皆さんに対して「僕が持っている精一杯はやってきました」という意味も含めて
後悔などあろうはずがないです。

これからが楽しみ

試合前は「この試合がひと区切り」と思っていました。
しかし、いざ試合が終わってみると
「まだ始まってもいなかったんだ」と感じるようになりました。
試合の映像を少し見ただけで、僕がイメージした僕より良い格闘技をしていたことが凄く自信になりました。
この1年は試合続きだったので「試合の対策」が練習の割合を占めることが多く、持っている技術をやりくりしながら新しい技術も覚えるという並行作業をしてきました。格闘技の方向性(スタイル)を固められない不安感があったのですが、今回の試合を通じて確信出来ることがありました。
次に試合をする時は更に良いものを創れる自信があります。

点から線へ

結果は悪くも、今回の試合のお陰で「大きな点」を残せたと思います。
更に僕が思っている以上に僕を応援してくれた人がいて、生意気かもしれませんが、これまで以上に背負うモノが増えてきました。
これまで応援し続けてくれた人、これから応援してくれる人に向けて
「復活のストーリー」を見届けてもらえるようにまだまだ頑張ります。負けることでしか表現出来ないストーリーがあると思うので、むしろこれからがチャンスです。
覚悟を示す言葉として
負けた時こそ前向きに
苦しい時こそ直向きに
僕らは逆境ファイターだ!
この言葉を胸に今日も生きるぞ!

気分はMOROHAの三文銭。良かったら聴いてください。
https://youtu.be/9Ul1fGwiFd0

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