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英文法を勉強するモチベーション

英語を学習している高校1、2年生の中には文法に苦手意識を持つ人も少なくないと思います。英文法というと覚えるべき原則やイディオムも多く、さらにその例外も大量に存在するイメージが強いですね。すると時々イヤになってこんなことを思ったりしませんか?

なぜ文法を学ぶの?

文法とは「文の法律」と書くように文の構成のルールみたいなものです。交通ルールを考えてみてください。みんなが左側を走っているのに誰かが右側を走ると混乱したり事故が起きたりします。そうならないようにみんなが共通の交通ルールを守りますよね。英語も「文法」という共通ルールがあることによってみんながきちんとコミュニケーションが取れるのです。もし文法がなければどんな不都合があるのか次の例を見てみましょう。

「紹介する」「わたし」「あなた」「彼」

今文法が与えられず単語だけ羅列されています。この状況を正しく解釈できますか?
「わたしはあなたに彼を紹介する」と考える人がいるかもしれませんし「わたしにあなたが彼を紹介する」と考える人もいるかもしれません。これでは「コミュニケーションの交通事故」が起きてしまいます。このように文法がわからなければ単語の意味だけ分かっても文を正しく解釈できないのです。

次の2つの文の意味の違いがわかりますか?(高校1・2年生までに習うごく普通の文法です。)


1) I have my bike repaired.

2) I have repaired my bike.


1)は使役動詞のhaveを用いているので「私は(別の人に)自転車を直してもらっている。」となり、2)は現在完了形になっているので「私は自転車を直してしまった。」となります。語順が少し変わっただけで全く意味が変わるのです。でも「文法」という共通ルールを知っている人にはふたつの違いが正確に伝わっているはずです。

文法は英語を正しく解釈するために必要不可欠だと分かってもらえたでしょうか。今回は文法を学ぶ意味が少しでも伝わればと思い初回にはこんな記事を書いてみました。


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