【Fitro vol.2】海外&国内機関によるCBD分析結果~分析表の重要性と読み方まで~
CBD製品を選ぶ際に最も重要な”カンナビノイド分析”。
Fitroでは、海外と日本国内の機関において計3回のカンナビノイド検査を行っております。
分析証明書(CoA=Certificate of Analysis)とは?
CoAには、含まれる成分やそれらの濃度、人体に有害な成分や重金属が含有されていないかなどの情報が明記されています。
国や州ごとに許可を受けた機関がCoAの証明書を発行し、日本でも輸入の際に必ず必要となります。
分析証明書の重要性
CoAを開示することで、消費者に対して製品の信頼性と透明性を提供し、私たちが安心してCBD製品を利用できる環境が整います。
第三者機関は、法的規制や業界標準に基づいて分析を実施し、製品の合法性や安全性について公正な評価と情報を得ることができるため、非常に重要な役割を担っています。
分析表の見方①
①検査に関する基礎情報
検査機関、製品名、バッチナンバー、検査日が記載されています。
②カンナビノイドの成分構成
”Result”にて検体の純度を示しています。
THCがNot detected(検出せず)となっていることを確認しましょう。
③検査結果:微生物
微生物が人体に害を及ぼすほど存在しているのかを示しています。
④検査結果:重金属
重金属とは、健康被害を及ぼす可能性のある有害物質です。
※汚染された土壌で育てられた大麻から抽出したCBDの場合、重金属が検出される可能性が高い
⑤検査結果:水分
⑥検査結果:残留溶媒
原料の抽出の際に使用した有機溶媒が、どれだけ残留しているかを示しています。
⑦分析担当者の名前・署名
①検体の情報
検体(CBDアイソレート)の外観や臭い、溶解性などを示しています。
②検査結果:水分
③主に含まれているカンナビノイド(CBD)とTHC
④検査結果:重金属
⑤検査結果:微生物
⑥検査結果:残留農薬
農薬が人体に害を及ぼすほど存在しているのかを示しています。
⑦検査結果:残留溶媒
⑧正味重量
ラベルに記載された重量を下回らないことを示しています。
分析表の見方②
① CBD検体の純度を示す
② THCが検出されなかったことを示す(ND=Not detected(検出せず))
③ 定量限界(LOD=limit of detection)の数字を示す
→検出できる最小量を示しており、数値が低いほどより低い濃度まで検査が可能
こちらの検査機関では高速液体クロマトグラフィー(測定方法のひとつ)分析の中でも非常に厳しい基準(LOD=0.001%)でTHC検査が行われています。
クロマトグラムとは?
クロマトグラムでは、その成分が何の物質なのか、どのくらいの量が存在するかが分かります。
分離の基本原理:
クロマトグラフィーでは、物質が移動する媒体(相)を利用して分離します。物質は異なる速さで媒体を通過するため、それぞれの成分が分かれて移動します。
具体的な手順:
サンプル(例: CBDアイソレート)を特定の媒体に注入します。
媒体を通してサンプルを流します。この媒体は特定の性質を持っており、それに応じて成分が異なる速さで動きます。
成分は媒体に吸着・吸引され、異なる速さで媒体を通過します。これにより、成分が分離されます。
分離された成分の読み取り:
分離された成分は、通常は検出器で検知され、グラフに表示されます。これにより、各成分の存在や量を知ることができます。
クロマトグラムの見方
① CBDのピーク値をグラフで示す
図のように、分析では分離された各成分がそれぞれシグナル(=山のような信号)として検出されます。
クロマトグラムの重要性
多くの海外検査ではこのグラフを開示しないことが多く、実際に含まれているカンナビノイドの値や、THC有無の真偽が疑われる場合もあります。
分析表:CBGアイソレート
分析表:CBNアイソレート
最後に
成分分析の大切さをお伝えできたでしょうか。
あらゆる企業努力によって、安全なCBDが提供されていることも事実です。
しかし、消費者側もよく見極めなければならないというのもまた事実…
より良いCBDライフを送るために、分析表を確認したり自己判断をすることもとても大切です。
Fitroでは、皆様に安全なCBD製品を手に取って頂けるように、随時安全性について公開してまいります。
ご一読いただき誠にありがとうございました。
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