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誕生日に1人で初USJに行ってみた
要するに少し写真が多めの日記である。
1人USJを後押しできる内容かどうかはわからないが、世の中にはこんな奴もいるんだと思いながら軽い気持ちで読んで欲しい。
何故USJに行こうと思ったのか
前々から興味はあったのだが、一番の決め手はやはり「スーパー・ニンテンドー・ワールド」だ。幼い頃からスーパーマリオブラザーズに慣れ親しんだ私としてはいつか行きたい憧れの地であった。
去年の誕生日の反省を踏まえて
この項目はマジでただの愚痴であるため、読まなくても構わない。
去年の私の誕生日(10/2)は月曜日。
社会人の方ならピンと来るであろうが下半期の一番初めの営業日である。
それに月初でもある。
例年誕生日は有給休暇を取得していた私ではあるが、去年はちょうど上司が異動で入れ替わると言うのもあり
初っ端から有休を取る度胸がなかった。
当日予想通りの忙しさ。
期初で月初で上司が替わるから何かとめんどくさい。
挙げ句の果てには10月から入社配属になった派遣社員がいたのだが、
私よりも暇そうにしていた先輩に
「きゅぴさん、リーダー(係長の奴隷の呼び名である)なんだから新しく来た人LINEグループに招待しといて」と言い放たれたのだ。
この仕事が山積みになっているデスクが見えないのだろうか?
アンタがやれや。
そう言いたいのをグッと堪え、従順な社会の駒である私は一年に一度しか来ない誕生日を労働に費やしたのだった。
勿論怒りの定時退社を敢行させてもらった。
退社する時に先輩や上司の視線が冷たかった気がするが知ったことか。(言うまでもないがやるべき事はやった上での定時退社である)
誕生日に勤務しても他の日に好きな事を出来ればいいと割り切れる人はそれでよい。
だが去年は割り切れる大変さではなかった。
月初・半期初めに生まれて来た私が悪いといえばそうかも知れないが、生まれた日に関係なく誕生日を楽しく過ごす権利はあるはずである。
その反省を生かし、2024年の誕生日は楽しい事をして過ごそう!と思い立ったわけである。
USJに行く前に調べた事色々
何も知識がない状態で行くのは余りにも無謀だと考えたため、チケットの取り方から入場についてから色々調べた。
誕生日とその翌月はいくらか安くチケットが購入できるため当然この制度を利用させて貰った。
調べていくうちにニンテンドーワールドは必ずしも入場できるわけではないと知り、慄いた。
いや、平日だからワンチャン空いてるはず…でも早く行った方が良さそうではあるな…と考え始める。
入場確約券なるものもあると知ったが、値段を知り購入を見送る。
Twitterで入場について調べたが、グッズ購入のため始発電車で来て並んでいる人がいる事を知る。
うーんそこまではしなくていいかな?でもなるべく長い時間楽しみたいし、始発で向かうことにしようか…
そして当日を迎えるのであった。
誕生日当日
無事予定通りの時間に起床することが出来た。
誕生日の朝をまだ日が昇っていない時間に迎えるのも多分初めてではないだろうか。
5時前の空は暗く、真上にはオリオン座が輝く。
もうそんな季節なのだなと驚いた。
始発の電車には思ったより人が乗っていてみんな早起きなのだなと感心した。
そうして、ユニバーサルシティ駅に到着したのが6:37頃。
もう既にかなりのお客さんが集まっていた。
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駅を出た時からもう風情のある街並みが広がっているのである。
もうちょっとなんか、駅前は大阪の都会っぽい普通の風景なのかなと思っていたけれども駅から既にUSJの世界になっているとは…
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この人の多さである。
今日平日ぞ?みんな有給取ったの??
みんな誕生日だからUSJ来たの???
(あとで知ったことであるが10/1から中国は国慶節で大型連休とのこと。
国慶節自体は知ってたがすっかり忘れていた。
道理で中国語がちらほら聞こえるはずだ)
開門前、ゲート前で待つ。
Twitterで得た情報で「公式での開園時間が8:30でも8時に開園することがある」とは知っていた。
だがこの日は7時半過ぎにオープンしたのだった。
早すぎる!!!そんなことがあるのか!?
有識者の方曰く「待ってる人がいれば早く開園する」のだそうだ。
それにしても早すぎてびっくりしてしまった。
さて一目散に向かうはニンテンドーワールドである。
なんとなくみんなが行く方向を歩いて行ったらそれがニンテンドーワールドの方向であった。
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この段階から異国情緒…?いやちょっと違うか?アメリカっぽいけどアメリカとも違うなにか…
とにかく異世界のような印象を受けた。
キャストさんと言うべきなのだろうか、スタッフの皆さんもとてもフレンドリーに手を振ってくれる。
私はデニムのオーバーオールにグリーンのロングTシャツ、それとルイージの帽子を被っていたので出くわすキャストさんほぼ全員に「ルイージばっちりですねー!」と褒められた。
ルイージの格好をするだけで褒めてもらえるとは、自己肯定感を爆上げしたい人にはオススメである。
いざニンテンドーワールドへ
オープンしてすぐのため、エリア入場券は不要であった。
パワーアップバンドの事は色々調べる過程で知ってはいた。
だが別に要らないと思っていた。
そう、ニンテンドーワールドに辿り着くまでは。
4,900円と決して安価ではなかったがキャラモチーフなのと、ハテナブロックを叩くとコインが得られるというのがアドバンテージ過ぎて購入してしまった。
これもテーマパークの魔力のなせる技なのだろう。
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このバンドはおそらく利き手につけた方が良いのではないかと思われる。
ブロックを叩くのは利き手であることが多いだろうし。
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道すがら土管やハテナブロックが点在している光景は、一度でもマリオシリーズに触れたことのある人には堪らないだろう。
この土管を潜った先に夢のような景色が広がっている。
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USJを訪れた事はない人でも知っているであろうこの光景だ。
クリボーが移動し、ドッスンが落ち、ブロックは左右に動く。
ゲームの世界がそのまま現実になったのだ。
子供の頃からこんな空間が存在しているなんて、今の子供達はなんて幸せ者なのだろう。
真っ先にマリオカートへと向かった。
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バクダンにぶつけてえ〜
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待ち時間は体感60分くらいだったように感じる。
待っている間も色々見るものがあり(ボム兵が製造される過程とか)思ったよりは退屈しない。
肝心のマリオカートの操作の方はよくわからなかったが、コインは109枚取れたからまあよしとしよう。
レインボーロードはやはり美しかった。
次に、キノピオ・カフェに向かう。
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マリオやルイージのメニューがあるため絶対に行きたかったのだが早い時間の整理券はすぐなくなってしまう。
多分、ニンテンドーワールドに着いたらすぐキノピオカフェのちょうどいい時間帯の整理券を取り、アトラクションやショップでそれまでの時間を過ごすのが良いのだろう。
ショップは品揃えがよく目移りした。
ボム兵が異常に可愛く見えてしまいぬいぐるみが欲しくなったのだが大きいものは約5,000円する。
今回は諦めることにした。
自分用に購入したのはこのクランチチョコ。
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容器がとても可愛い。
これは職場でも家でも使えそうである。
カフェまでまだ時間があるため、ヨッシースナックアイランドに寄った。
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このラッシー、割と生クリームが多めである。
氷が大きめなので注意だ。
そうこうしているうちにマリオとルイージが出て来た。
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グリーティングのようなものがあるとは聞いていたが休憩を挟みながら長い時間出ていて驚いた。
更に驚いたのは、ルイージが瞬きをしていたこと。
どういう仕組みなのだろう?
並んで待っていればマリオとルイージと写真を撮れるのだが、怖気付いて行けなかった。
次行く時には写真を撮ってもらいたいと思う。
遂にキノピオカフェの時間となった。
しかしレストランの中も長蛇の列である。
ニンテンドーのコンテンツパワーの恐ろしさを身を以て知ることとなった。
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ハンバーガーに刺さるピックは持ち帰り可
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ドリンクはカウンターで受け取り、料理は店員さんが運んでくれる。
希望であれば料理と記念撮影をしてもらえる。
味は悪くなかったが、マリオのバーガーの方が私は好みのような気がする。
次回はマリオのバーガーを頼んで兄弟のピックを揃えたい。
キノピオカフェにいる間
「素敵な世界だな…ずっとここにいたいな…
帰りたくないな…」と思ってしまった。
幼い時にプールやディズニーランドに行った時に感じた「帰りたくない」という感情が蘇ったのである。
しかし私は帰って、自宅で青木宣親の引退試合をこの目に焼き付けるという使命があるのだ。
帰らないわけにはいかない。
だから絶対にまた来よう、そう誓ってニンテンドーワールドを後にするのであった。
雑多な色々
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もしかしたらUSJスタッフはボム兵推しなのかもしれない。
ニンテンドーワールドを後にして歩いていたらこんな可愛い生物がいた。
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私でも知っているゲンガーだ。
足が短過ぎてこの段差でも越えるのに苦労していてめちゃくちゃ可愛かった。
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エントランスに近いところのカフェで帽子型のパンケーキが買えるのである。
ルイージ(あるいはマリオ)の格好をして買いに行くと「自分の帽子を間違えて食べないでくださいね」とキャストさんに言ってもらえるのでオススメだ。
味は美味しかったが、お腹が空いていればもっと美味しかったはずだ。
昼過ぎに園内を歩いていて驚いたのは、制服姿で来ている高校生達の多いこと。
(上司にその事を話したら、テスト期間中だからかなあと言っていた。学校バレとか大丈夫なんだろうか…公認なのかな)
それから修学旅行生っぽい中学生も多く見かけた。
修学旅行先がUSJとはなんとも羨ましい。
まとめるつもりは全くない
かなり端折って書いてしまったためUSJの楽しさを十二分に伝えられているかは甚だ疑問である。
ただ、想像以上に楽しかったし今は年パスの購入をかなり本気で検討している。
年パス開始日は除外日でも年パスで入場できるとのことだし、大阪に来る別の用事がある時にフラッとUSJに寄るのも良さそうだ。
夜だとまた景色も違うだろうし色んな楽しみ方をしてみたい。
今回は乗れなかったアトラクションにも乗ってみたい。
私はまた1人でも行くつもりであるが、マリオの格好で一緒に来てくれる相棒がいればもっと楽しめるだろうなと感じる。
なんにせよ良い誕生日を過ごせた。
青木宣親の引退試合もセレモニーも素晴らしく、充実した1日であった。
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どこにあるのかを知ったのは帰る時であった