誘発極振り天盃龍【DC銅アイコン】
こんにちは。普段はゲームブログを書いているqp-gamesと申します。
最近、遊戯王に復帰してずっとマスターデュエルばかりプレイしています。遊戯王めっちゃおもろいやん!ということで、初記事は遊戯王MDについて。
今回はデュエリストカップ1stステージを降格なく突破した【天盃龍】を紹介します。
追記:DC2ndステージで銅アイコンを取得しました。
一般的な構築とは違う、誘発極振りの超後攻特化型です。
まずはレシピを見てみてください。
天盃龍カードが9枚。手札誘発が23枚。
一般的な構築には入らないカードがいくつか入っており、普段使っている人ほど違和感のある構成になっています。
これは「初期手札は天盃龍1枚がベスト」という思想をもとに構築しています。
一般的な天盃龍って誘発がいっぱい入るわりに、初期手札に誘発が少ないという事案が多発します。
返しのターン視点では悪くないんですが、1ターン目に欲しいのは、相手の展開に干渉できる誘発です。天盃カードよりも誘発をくれ!
上のような手札よりも
「天盃龍1枚でキルできるなら、初手天盃1枚でよくね?」ということで、不要なものを限界まで削り、代わりに誘発をさらに詰め込んだのが、このデッキです。
誘発を大量にぶち当て、絶対に先攻展開を止めます。もともと後攻テーマだからこそ、さらに後攻向けに尖らせました。
でもさすがに天盃龍少なすぎない?これで回るの?
意外だと思いますが、回ります。
2~4ターンで決着がつく短期決戦の多い天盃龍において、実際に使っている天盃カードの枚数って、実はこれくらいだったりします。このデッキにはその最低限の枚数だけ入っています。
また、採用枚数は確率を計算して決めています。煩雑なので省きますが、デッキ40枚の時に「初期手札が天盃龍1枚」の確率がもっとも高くなるようになっています。
実際に組んでお試しドローをしてみると、再現性が高いのがわかるかと思います。誘発はだいたい2枚以上きます。
この構築の良いところ
誘発が多い。だいたい止められる
初期手札「天盃龍1枚とその他」の再現度が高い
誘発を投げる練習がより多くできる
誘発の入れ替えで環境に柔軟な対応力
天盃龍が少なめ(=安い)
少ない天盃龍での回しに慣れることができる
汎用カードだらけなので、使い回しがきく
規制がきても、幻禄や開門を増やしたりすることで対応できます。規制は今後確実にくると思うので、少ない量の天盃龍に慣れておくのにぴったり。
この構築の良くないところ
先攻が弱い
天盃龍が引けずに事故る
天盃龍リソースが少なく常にギリギリ
汎用が多いので、ゼロから作ると高い
誘発の投げ方に知識が必要
先攻が普通の天盃龍よりも弱いです。ミラーが多くて先攻を渡してくるデッキが多い環境だとキツイ。本領は天盃龍が減ってからだと思います。
初期手札の天盃龍1の再現度は高いですが、1枚も引けないこともあります。その後も引けないまま負けることも。特化ゆえの事故があります。
……というわけで、次は簡単に各カードについて解説。
各カードの解説
各種誘発
相手の先攻展開をぶっ壊す。
環境によって、適宜入れ替えてください。
Gやうららは3積みとして、うさぎ、わらし、ドロバ、クロウ、ニビルあたりの枚数をメタの流行によって変えていきましょう。リブートに変えるのもありで、後攻を通すのにも使えて良いと思います。
パイドラ
着地狩り、重ね引きが弱いので1枚。
チュンドラ
初手に欲しく、かつ特殊召喚で重ね引きも許容できるため3枚。
ファドラ
初手に素引きや重ね引きが弱いので1枚。
このデッキはファドラの使い方が極めて重要になります。
クシャトリラ
返しにたった1枚の天盃龍を通すための補助カード。成功率を少しでも上げるため、最初に立てて誘発を吸います。
フェンリル、ユニコーンの後攻での強さは天盃龍に極めてマッチします。それぞれ盤面除去、EXピーピングはおまけながら強い。ウーサを倒せるのも素晴らしい。
墓穴の指名者、抹殺の指名者
これも天盃龍を通すための補助カード。採用している誘発の種類が多いので、抹殺は強く使えます。
普通の天盃龍だと入らないカードなので、油断している相手にぶち当てたい。
EX
おおむね普通の天盃と同じ。
ティフォンは天盃龍を引けずに事故った時用です。
ヴェーラーを威風堂々と召喚してください。
回し方と注意点
普通の天盃龍と基本的に同じですが、このデッキは以下の2点に重きを置いています。
先攻展開を誘発で絶対とめる(生命線)
後攻はたった1枚の天盃龍カードを通しキルする(ロングゲーム無理)
すでに何度も言っていますが、この構築のコンセプトは先攻展開絶対止めるマンであることです。誘発妨害に命をかけています。誘発の打ちどころを学び、的確に急所をつく必要があります。
最初に使える誘発が普通の天盃龍より多いので、誘発がうまく使えないと、この構築にする意味が薄くなります。
ファドラの使い方が重要
天盃龍の枚数がカツカツなので、ファドラの蘇生効果も非常に重要になります。
ファドラを強く使うため、天盃龍を墓地に置くためだけに盃満ちる燦幻荘を使ったりします。引いてきたカードをそのまま捨てるって、あんまないはず。このデッキではよくやります。蘇生は確実に通すため、なるべくバトルステップで発動してください。
ファドラを除外されると、かなりキルラインが上がり厳しくなります。
初手の天盃龍を止められたら終わる
最初に手札にきた天盃龍が通らなかったらほぼ終わります。採用枚数を絞っているので、余裕は一切ありません。全力で通してください。
一応、最後のあがきとしてティフォンを入れていますがほぼ死にます。
おわり
以上、れぽっす。
初期は誘発29枚とか入ってたんですが、さすがに事故りまくるのでこの枚数になりました。
天盃は紙ではドミナス、マルチャミーといったさらなる強い誘発での強化が確定しているので、そこらへんを取り込める将来性もあります。
このデッキは、誘発ポイポイとぎりぎりで回してる感が楽しいし、コストも普通の天盃よりは安く使いやすいと思います。ぜひ回してみてください。