LAのアニメエキスポ2024に行く話
来月頭にLAで行われるアニメエキスポですが、プレスパス持ってます。テレビ番組に企画出して取材に行こうと意気込んでいたけど、残念ながら企画が通りませんでした。アニメエキスポには、企画なくなったからプレスパス返上します、と連絡したら、持ってていいよ〜、とのことで、とりあえず自分のYoutubeでも作るかなと、行く気ではいます。
Youtube向けに、知り合いのアニメ関連企業の取材許可も取れましたので、アニメエキスポって日本のアニメ関連企業にとってどんな存在?みたいな点でYoutubeを作ろうと思っております。
とはいえ取材に行けますので、各種メディア様、取材リクエスト受け付けております!お気軽にご相談ください!
アニメエキスポのリサーチ結果と個人の感想メモ
ここからは企画立案時のリサーチとペン取材による個人の見解です。正確な情報、というわけではないので、へーぐらいで読んでいただけると。
なかなか、日本までアニメエキスポの熱気があんまり伝わっていないような気がしているのですが。アニメエキスポは全米で最大規模のアニメ展示会です。
この歴史的な円安(ちょっと、日銀!!!!!)にも関わらず、日本のアニメ企業は、大手から小さな会社まで、LAアニメエキスポに並々ならぬ意気込みをもって、出展しています。
LAのアニメエキスポは数年前と違ってかなりの進化を遂げています。私が初めてアニメエキスポに行ったのは2017年。その時もかなり大盛況な感じでしたが、日本の有名声優は、誰も来てなかったし、日本のアニメ企業もそれなりにやっている、という感じでした。既存の人気作品を売っている、と言う感じで、新作を代替的にプロモーションしているという感じがしなかったんですよね。
2017年に初めてアニメエキスポに行った時は、プライベートでお金はらって行ったのですが、翌年から仕事や日本からアニメエキスポの仕事で渡米する友人の付き添いで行ったりするようになって年々の変化を感じるようになりました。
ちなみに私自身は、ディープなアニメオタクではありません。オタクを馬鹿にしているわけではなく、数年前某アニメにハマって推し活(オタ活)してたのですが、冷めて足を洗って現在に至ります。その時の経験値から、アニメには少し詳しくなりました。現在も別ジャンルで推し活したり、マニアだったりもするので、オタ活推し活そのものには敬意を払っています。
(ちなみに私は、ファンタジー映画マニアです)
有名声優がアニメエキスポにゲストとして来るようになった!
2、3年ぐらい前から、鬼滅の刃の炭治郎役の花江夏樹さんがPRもかねてアニメエキスポにゲスト来場するようになり、花江さんレベルの大物声優さんも、作品PRの一環としてかなり来場されるようになりましたよね。
つまり日本のアニメ会社や関連会社がアメリカのアニメ市場に対して、プロモーションそのものに結構お金をかけるようになったんだなと思いました。
また、日本の声優がPRに来るようになったのは、アメリカ人のアニメファンが日本の声優を認知し始めたということだと思います。そもそもアメリカ人がアニメを見る場合、少し前までは英語吹き替えで見るのが主流でしたが、オリジナル作品をみたいというオリジナルリスペクトが生まれてきたのでしょうか?(アメリカ人は日本人とは違い、字幕ではなく、吹き替えを好むと言われていたのです)
アニメエキスポを新作プロモの場として重きを置き始めた?
日本のアニメ企業が、これまで以上にアメリカのアニメ市場にビジネスチャンスを見出している、と感じていて、これはここ数年で始まったことだと思われます。
なぜアメリカにビジネスチャンスがあるのかというと、アメリカも日本のように、大人のアニメファンが増えてきていると言われているからです。まだ日本のように、アニオタではない人がアニメを見る、とまではいってないですが、今その始まりなような気がしています。
一説によれば、コロナのステイホームがきっかけなようです。
ステイホームによって、アメリカの人が日本のアニメを見るようになったとか?一説によればです。
アニメエキスポはLAダウンタウンのコンベンションセンターでやる
アニメエキスポが行われるのは、LAのダウンタウンという都会的なエリアです。ダウンタウンには、LAの象徴であるヤシの木はなく、六本木のような高層ビルが立ち並ぶエリアになります。(六本木との違いは治安の悪さ。ダウンタウンのお隣はドラッグ中毒者があつまるスラム街です)
治安は悪いけど、ブティックホテルや、ナイトクラブ、おしゃれなばー、そしてルーフトップバーやなんかがある、チルではなくウェーイなエリアなんですが、アニメエキスポになったとたん、全米からアニメ好きが集まるので、街の雰囲気がいっぺんします。コスプレイヤーが街を縦横無尽してますからね。
アニメエキスポ期間中は、おしゃれなブティックホテルから、朝から鬼滅コスをした人々がわらわら出てきます。ギャップ感あるけど、いいぞ!もっとやれ!と思っています。
アニメエキスポになると、LAダウンタウンが日本文化に染まるような感じになります。こんなことは本当に珍しいんです。
実はアメリカでは、そんなに日本文化に関心を持たれていないかと?
LAには数々の日系イベントありますが、残念ながら日系イベントに行くのは、8割在米日本人か日系人です。自分たちで盛り上がってる感。ディスってるのではなく、そもそもアメリカ人や在米外国人が日本文化にそんなに興味がないから、そんなものなのかなと思っています。
日本のテレビ番組で、外国人は日本文化大好き!リスペクトされてる!みたな内容をよくやっている印象がありますが、実際、アメリカに住んでみて思うのは、アメリカ人と在米外国人はそんなに日本や日本文化に関心がないです。日本についてよく知ってるといえば、自動車と食べ物くらいかなと思います。
特に関心のレベルが低いのが日本のエンタメ(ドラマ、音楽、映画など)です。ネットフリックスで日本のドラマをどれだけ配信しても、認知度はかなり低い。ちなみに私は日本のエンタメ大好きです!だから悲しい。
(だからこそSHOGUNのヒットは素晴らしい)
存在感のある日本のアニメ
その中で、日本のアニメは存在感があります。アニメに興味がなくても、一般知識として、日本といったらアニメ(とゲーム)。そこは認知されている気がします。そしてアニメエキスポでは、その日本のアニメ文化をもとめて全米からLAに人が集結します。もちろんそのほとんどがアニメ好きなんですけど。全米から集結するだけあって参加人数が桁違いです。
そもそもLAのアニメエキスポが行われるコンベンションセンターって、ものすごく大きい箱なんです。コンベンションセンターだけでなく、あそこらへん一帯をアニメエキスポが4日間にわたり占拠するわけですから、アニメエキスポはLAで行われるイベントの代表格だと言っても過言ではありません。
日本のアニメを入り口に日本のエンタメひろがるかも?
アニメを入り口として、日本のエンタメがさらに広がりを見せる可能性もありますよね。例えば、アニメの主題歌だったり、アニメの実写化だったり。
入り口がアニメで、日本のエンタメ作品が全米に広がっていく可能性は十分にあり得ることだと思います。
そういえば、昨年のアニメエキスポでは日本の俳優さんもゲストできていました。
アニメ(とゲーム)は、まだまだ日本はソフトパワーが強いはず。
GDP4位に転落した日本の復活の活路にもなるんじゃないかと私は思ってるぐらいです。
終わりに
これは私のあくまで個人的な見解なので、ふーん、と流し読みしてくださる程度が一番よいのですが、お読みいただきありがとうございました。
とりあえず私の持つYoutube”テレビサンタモニカ”にて、アニメエキスポ関連の動画をあげる予定です。VLOGではなく、日本のアニメ関連会社さんの取材もあわせて、アニメエキスポってすごいよね、みたいな内容にしようと思っています。アップロードしましたらこちらでシェアさせていただきます。
参考文献
企画リサーチのため読ませていただいた関連記事
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