WordCamp Kansai 2024に参加してきました
京都のクリエイティブ制作会社「earthcampus株式会社」のweb統括をしているクウルスと申します。
2024年2月23日(金・祝)〜24日(土)
神戸の三宮コンベンションセンターにて行われた
「WordCamp Kansai 2024」
に参加してきましたので、そのレポートブログをまとめます。
昨年10月にWordCamp Tokyoに参加したときにもたくさんの気づきや学びが得られましたが、個人的に今回は前回以上に得られたものが大きかったです。
登壇プロポーザルを出したことで得られた登壇者の目線
昨年11月にWordCamp Kansai 2024のスピーカー募集があったので、実は応募しておりました。
今の自分でコミュニティに提供できる話題は何かと考えて、色々と文章を考えたのですが、結局採択はされず。
なので、今回のセッションに登壇される方々を見ながらこう考えていました。
「自分と登壇者は何が違ったんだ??」
参加1回目のWordCampにはなかった視点です。
自己分析しながら登壇者のお話を聞いていて気づいたことは大きく2点あります。
(1)何者なのか知ってもらう取り組み
正直いって、私はまだWordPressコミュニティにおいては何か存在感を発揮できているわけではありません。
スピーカー応募をしたところで、どこの誰かがハッキリとわかる状態では無いでしょう。
一方、今回登壇されている方々は全員、自分が何者なのかを知ってもらう取り組みを積極的に行っていると感じました。
SNSでの日々の発信の内容、WordCamp以外にもMeetUpへの参加、オンラインで開催されるコミュニティ活動、そういった小さな活動の一つ一つが、自分が何者なのかを伝えるための大きな材料として役立てられているんですね。
(2)コミュニティ内の悩みを知る取り組み
SNSで発信したり、コミュニティ活動に参加したりするのは、何も自分の存在を知ってもらうためだけではありません。
WordPressユーザーが集まる場所には、WordPressユーザーが抱える悩み、問題が集まります。悩みや問題を知る絶好の機会なのです。
私が登壇して話す内容を考える際に、WordPressユーザーの悩みや問題を全く考えていないわけではありませんでしたが、実際にユーザー同士で交流して得られたものではなく、想像のみでスピーカー応募文を考えてしまった部分が非常に多かったです。
一方、今回登壇された方々からは、積極的に発信・コミュニティ参加をしているからこそ出てくる悩みや問題の解像度の高さを感じました。
コントリビュートデイで知るWordPressの困りごと
今回はセッションを聞くだけでなく、コントリビュートにも参加しました。
Core Editorのテーブルに参加し、GutenbergのIssueに取り組んだのですが、そこで知ったのは現在残っているIssueのとんでもない量。
日本時間2024年2月27日(火)22:53現在
OpenになっているIssueの数はなんと5561件
恐ろしい数です。この夥しい数のIssueを取り扱っている人々のおかげで、我々はWordPressを扱えているというのに、それを知りもしていなかったなんて。
実際にIssueに取り組む際には、色々な専門知識が必要になる場面もありますが、比較的取り組みやすい形での貢献もあることを知りました。
報告されているバグを再現して、スクショをアップしてみる
報告されていたバグが再現されず、治っているのでは?ということを報告する
「First Good Issue」というタグのついたIssueは、初めて取り組むのに向いているIssueであるので、そこからやってみる
などなど。
誰かの役に立ちたいと取り組んだことの方が学びは大きく、自分の知見を広げることにつながることを再確認しました。
何よりも、今この瞬間まさに問題や悩みを抱えているWordPressユーザーに立ち会える場がWordPressのGitHubリポジトリであるのだと感じた次第です。
先ほどの自己分析で自分に足りないと思ったところですね。
今後取り組むこと
自分が何者なのかを知ってもらえるようにSNSを取り扱う
可能な限りMeetUpやオフラインイベントにも出向き、自分の存在を知ってもらうと同時に、コミュニティが抱える問題を知る
コントリビュート活動を生活の中に取り入れて、コミュニティの誰かを助ける行動を増やしていく
以上になります。
そうと決まれば即行動ですね。
あら、こんなところにちょうどいいイベントが。
改めて、WordCamp運営スタッフの皆様、登壇者の皆様、私と交流してくださった参加者の皆様、ありがとうございました!!