本日は、原作: 金城宗幸、漫画:ノ村雄介のサッカー漫画『ブルーロック』第13巻第111話「FLOW」を読んでいて痺れた・感銘を受けた話『FLOW』についてご紹介したいと思う。
1.FLOWとは? チームブルーロック総指揮の絵心甚八えごじんぱち が話す。
『FLOW』、それは人間が自らの”最適経験”により獲得する精神の『没頭状態ぼっとうじょうたい 』である。 人間は、何かに集中し、時間も忘れて夢中になることがある。 その行為を楽しみ、脳がワクワクしているコトがある。 その行為を楽しみ、脳がワクワクしている状態、簡単に言えばそれが『FLOW』だ。 例えば、将棋の棋士が対局中に感じるコトもあれば、レジ打ちのアルバイトが体験するコトもあるし、プログラミング・登山・楽器の演奏や芸術活動など、それは規模の大小にかかわらず個人の意識の中で起こるモノだ。 そして、その心理状態はスポーツ・・・サッカーにおいても例外ではない。 思い出せ、お前らがここで自分の殻を破る時・・・体験してきたハズだ。 そのプレーに全てを捧げる瞬間を。 次の進化のヒントはここにある‼︎ では如何にして、 人間は『FLOW』に入るのか? それにはいくつかの条件があるが、 俺が最も定義したいのが、『挑戦的集中』 であるコトだ。 それはつまり「自分にとって適度な難しさの目標に向かうコト」 この図を見ろ。
ブルーロック『FLOW』より これは『FLOW』に入るための「挑戦」と「能力」のバランスを示したモノだ。 自分の「能力」の高さに対して「挑戦」が低い場合、人間は楽しさを感じられず『退屈』になる。 その逆に「挑戦」する目標が「能力」より高すぎる場合、成功する可能性が信じられずに集中を切らし、人間は『不安』になる。 まあ要するに、 『退屈』と『不安』の状態では人間は喜びを獲得できないという話・・・ だからこその『挑戦的集中』 己の能力を的確に知り制御して、明確で身の丈にあった目標に挑むコトで人間は『FLOW』状態へと没入する。 この瞬間にこそ、人間は新たなパフォーマンスを発揮し、自らを更なるレベルへと押し上げるコトができる。 つまり、他人から見れば”奇跡”のようなプレーは、それぞれの『FLOW』によって生み出されるのです。 だがそれは簡単なコトじゃない・・・ なぜならこの世界で人間は容易に「夢中」にはなれない・・・ 情報と娯楽のありふれたお前らの日常は、「退屈」と「不安」を誤魔化すための無限地獄だ。 スマホひとつで簡単に得られる、受動的な「夢中」はいい例で。 たしかに時間と自分を忘れさせてくれるだろう。 だがそれは、能動的に獲得するお前だけの「夢中」ではない。 「俺は”受動的な夢中”をエゴとは呼ばない・・・ ゴールを決めるあの快感。 新しい武器を手に入れるあの高揚感。 あの喜びは、お前たちだけのオリジナルだと、体験したお前らなら理解できるだろう? あれがエゴだ・・・ そして、ブルーロックこそ、垂れ流しの「夢中」から逸脱し、サッカーに没頭できる人間だけが生き残れる場所。 さあ思い出せ。 才能の原石共よ。 ブルーロックで経験してきたコトの全ての意味を。 お前らが如何にして進化してきたのかを。 小さな成功を積み重ね、己を探究し、世界を体感し、己の非力を知ったお前らにとって、「U-20日本代表に勝つ」という目標は、 「退屈」か? 「不安か?」 夢中になれる”挑戦”だ‼︎ もう理解るだろう? U-20代表に勝つための扉は、決戦の日、フィールドに立つブルーロックの11人が『FLOW』に入ることで初めて開かれる。
ブルーロック『FLOW』より 2.感想 実に、痺れる話だ。 物語に引き込まれてしまった。🤣
私たちは、受動的な「夢中」で満足してはいないだろうか? ワクワク ドキドキして、能動的「夢中」の状態になった時、初めて『FLOW』状態に入ることができ、今までの自分を打破し新たな自分に生まれ変わっていける。
さあ、今こそ、目覚めよ。 挑戦せよ。 そして、己の殻を破り捨て、新たな自分に生まれ変われ! あなたには 幸せな 輝ける未来が待っているのだから・・・
PS. スポーツ漫画のシーンで度々登場する『FLOW(フロー)』状態。似た言葉が『ZONE(ゾーン)』状態である。 基本的に、『フロー』が没頭している状態で、『ゾーン』は、『フロー』状態から一時的に発生する極限の集中状態であり、超一流選手が経験すると言われているが、漫画『ブルーロック』においては、ほぼ同じ状態と思われる書き方がされている。 動的集中により『フロー』や『ゾーン』と呼ばれる状態に入っていく。 一方、静的集中により『瞑想』状態から『無我の境地』へと入っていく。 両者は、動的状況、静的状況の違いこそあれ、潜在意識の先にある『真我』にたどり着いた状況に変わりはないのだ・・・
いつもご覧頂きまして 有難う御座います。 スキ フォロー コメント等を頂きまして 有難う御座います。 では また次のnoteで お会いしましょう。