夏の味
昭和男である僕の子ども時代の夏の飲み物といえば、麦茶、ラムネサイダー、薄いカルピス。
父親に連れて行ってもらった喫茶店でいつも頼んでいた、ミックスジュースも忘れられない。
たまにシェイカーでつくってもらったミルクセーキも、子どもだった僕にとっては、悪魔的に美味しかった。
大人にとっては、やはりビールなのかもしれない。
野球観戦しながらビール。
熱いビーチでビール。
ギャルとプールサイドでビール。
同僚とビアガーデンでビール。
だが、僕は酒が飲めない。
養命酒も飲めないほどの下戸だ。
冷たいお茶が旨い。
よく冷えたレモネードが旨い。
キンキンに冷えたコーラが旨い。
僕はいつになったら、大人になれるのだろうか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。 いろいろと実験的に書いていこうと思います。 つたない文章ですが、よろしくお願いします。