いい子製造機サンタさんについて考える
7、5、3歳、男女女の3児の母です。
今回は子育てについて考えたことをメモがわりに書いておきたいと思います。
子を褒めること、叱ること、教育することについて、なんの専門家でもないただのママ目線の話です。日々勉強しつつ、試行錯誤の日々です。
こどもって、楽しいけど、大変ですよね。
はみがき、しません。
ごはん、残します。
食べたいと言って作ったもの、食べません。
おかし、ご飯より先に食べます。
朝の準備は進みません。
宿題、しない!せん!しろ!!(ぴえん)
おおよそ、、、共通する悩みのような気もします。
それを、知り合いのママが言ったセリフがすごく良いなと思ったのです。先日、遊びに来ていて、帰り際、帰り支度をしなければならないタイミングで、
「ねえねえ、○○ちゃん、今、忙しい?」
と、私の一番下の娘と同じく3歳の子に聞いてから、片付けしよっか、と尋ねていました。
かなり本質的な気がして、すごくよい問いかけだなと10くらい下のママに尊敬の念を抱く私でした。
子を一人の人間として尊重すること、を真に持っているよい、声の掛け方だと。
子に対してだけじゃないと思ったのです。
パートナーに対して、友達に対して、仕事仲間、コンビニの店員さん、に対してもそうですよね。
そりゃその方が気持ちいい。というか当たり前なのかもしれない。
それから、D.カーネーギーの著書『人を動かす』において、
筆者は、
・相手を批判しない
・素直で誠実な評価を与える
・強い欲求を起こさせる
これらを人を動かす三大原則として挙げてありました。
この中に、叱る、や、褒めるなんて言葉は微塵も無くて。褒めるのではなくて、素直で誠実な評価を与える、のみにとどまる。この絵はこうこうこう描いてあって、よく見ててすてきね。と。それだけでいいのよね。そもそもビジネス本の類ですが、子育てに生かしたいことばかりだなあと思いながら読んでおりました。
して欲しいことをしてもらうのに、ストーリー仕立てで伝えることは大昔からよくあるやり方です。
「はやく寝ないと、鬼が来るよ」
「夜口笛を吹くと蛇が出る」
「おへそをだすと雷様に取られる」
たしかに早い解決策です。
日本では古事記から神が日本を産み、なまはげは悪い子を駆逐し、キリスト教界隈では、神が世界を1週間で創り出して、今や世界一位の信者数を誇ります。ギリシャの神々は、ナルシスが自分の映った水面に溺れて死んだわよ、気をつけてね、をストーリー仕立てて伝えています。
大好きなPodcastで「コテンラジオ」というのがありまして、ストーリー仕立ての伝承は人々に伝播しやすいという話があり、なるほど、そりゃ子供にこれで伝えるというのもまた一つ手ではあると、納得したのです。
し、そう、している人も多いと思います、し、そう考えるとそこまで悪い気もしません。映画を見る、漫画を読む、も、スッと頭に入ってきます。
しかしながら、長いようで、短い人生で、そうやって鬼という恐怖、怒られるからしなければならない、先生に怒られるから宿題をしてこないと怒られる、、、大人になっても上司に言われたから、、国が何もしてくれないから、、みんながいうから、親が言うから、という受け身な思考方法で過ごすのは、なんだか、さらりと風を切って生きて行っているような感じがせず、あまり気持ちよくないなあと思うのです。
どっちかといえば、全然関係ないけど、魚の名前の漢字めっちゃ覚えたとか、習わない、一から無量大数までが言えるとか、無駄な楽しいこと覚えて欲しいし、自分に自信もって欲しい。明日朝早く起きてゲームしたいから、早く寝る!は結構。俺はいまマイクラで福岡の街並み作ってるんよGoogleアース見ながら、のほうが楽しい。
故に、まずは、自分が好きに生きていていいってのを伝えておきたいし、
そのために何をしないといけないのか、は書き出せていけて欲しいと思うわけです。
そして、選択をするのは絶対自分。周りから決められることではない。
その上で先のストーリー仕立ての鬼たち、言わば、良い様に使われている、いい子製造機サンタさんも、信じてなくても、カーネギーの言う、強い欲求を起こさせる一つであるならば構わない。そしてそれは上手く使ってほしい。
わからなくても訳を聞き、わからないならば教え、鬼が居てもいなくても、夜は寝た方がいい、と、思ってくれたらいいなとおもう。
ただのママの長いぼやきでした。
人を動かす D・カーネギー
https://www.amazon.co.jp/dp/442210098X/
コテンラジオ
https://cotenradio.fm