#13 退職日は感謝し、感謝される日だった
先日、ついに新卒からお世話になった会社の最終出勤日を迎えた。
退職を報告してから約1ヶ月。
この1ヶ月は残っていた業務をやりきること、少しでも業務を前に進めること、漏れなく業務を引き継ぐこと・・・そんなことで頭がいっぱいで、一瞬のように過ぎ去った。
退職までの1ヶ月を通じて、たくさんの想いが芽生えたので、
ありきたりだけれども、忘れないようにここに記しておきたい。
1|いつも誰かの支えがあった
noteだから格好つけているのではなく、
退職を決めてから直接挨拶にいくべき人や個別でメッセージを添えたい人は誰かな、と考えていたらその数が意外にも多くて・・・。
部署が変わってうまくいかず、張り詰めた表情で仕事をする姿をみかねて、救いの手を差し伸べてくれた先輩。
意見が合わないこともたくさんあったけど、粘り強く育成してくれた上司。
忙しい時期を「あ~!大変だ~!」なんて言いながら一緒に協力した同僚。
その他、直接の接点がなくても、退職挨拶のメールを受けてたくさんの方が声をかけてくださった。
特に新卒のよちよち歩きの頃からお世話になった会社なので、こうやって誰かに支えになって貰って成長してきたんだな~という事を実感する場面が多くて、あったかい気持ちになった。
2|こんなワタシも誰かの支えになっていた
わたしが上司・先輩に支えられたように、自分自身が思いのほか後輩の支えになっていた。そんなことを知ったのも、今回の退職がきっかけだった。
正直、私は後輩育成に苦手意識を持ちながら社会人生活を送ってきた。
もちろん、いわゆる「OJTトレーナー」になる事も何度か経験したけれど、
私が先輩でつくことを「かわいそう」って思ってしまう程に自分の育成力に自信が無かった。
でも、今回退職報告をしたら、真っ先にプレゼントを持ってきてくれて
「わたしたち○年目になりました!すっごくお世話になりました」と報告をしてくれたり、
「○○さんがいなかったら私は絶対に退職していました・・・!」と支えになっていたことを知れたり・・・。
自分の些細な声かけが誰かの力になれていたこと、完璧じゃ無くても自分なりに向き合ったことが相手に伝わっていたこと。
なんだかとても嬉しくて、感慨深くて、後輩たちから貰った言葉は私にとっての自信と宝物になった。
3|周りから見えるワタシという人
退職と言えば定番の寄せ書き。
これを見ると、必ずといっていいほど皆さんからのメッセージに「ワタシ」という人を客観的に見た印象がたくさん書かれているけれど、それはだいたい共通している。
思った以上に元気ハツラツな印象を持たれていたことに若干驚きつつ、たまに見せる闇もばれちゃっていたりして・・・笑
「いつも笑顔」などの嬉しい言葉は今後もそう言ってもらえるように頑張りたいな~と思う瞬間だった。
なんだか皆さんとの日々のやりとりを思い出すようでくすりと笑えたり、
応援してくれる言葉が嬉しくて、ここでもまた温かい気持ちになった。
4|さいごに
改めて退職という節目を迎え、自分がたくさんの温かい方々に囲まれていたことを再認識した。こうやって人の温かさに触れられたのも組織の中で働けたことの意義だと思う。
後に両親からも転職祝いを貰い、そこに添えられていたメッセージには
"周りの人への感謝を忘れず、これからも自分らしく頑張ってね”という言葉。まさにその通りだ。
感謝を忘れない、その気持ちを胸に新たな道で、
また一歩ずつつぼみを咲かせ、やがて大きな花に育てていけたらいいなと思う🌼