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もう一つの居場所について

どうもQoiQoiの大橋悠太です。

今日は僕が所属するもう一つの団体「theater apartment complex libido:」について書いていこうと思います。
QoiQoi以外での僕の活動や、現在やろうとしていることをちょっとお伝えできればと思います。

今回も10分ほどで読める量にしています。
ではいきます。

目次
1、やたら長い名前だけど、どんな団体?
2、その団体で大橋は何をしてるん?
3、QoiQoiとの両立大変じゃないの? そこまでしてやる理由は?
4、まとめとお知らせ


1、やたら長い名前だけど、どんな団体?
僕が所属するtheater apartment complex libido:(以下、libido:)は、2019年5月から千葉県松戸市八柱・常盤平地区を拠点に活動する、主に演劇をする集団です。
この地区には”常盤平団地”をはじめ、多くの団地が存在しており、そこに着想を得て、「多様性を認めた上で共生し合う場を作りたい」という想いを込めて、この長い団体名になりました(知り合いには毎回「長くねぇ?」って聞かれます)。
団体の代表・岩澤哲野は、僕と同じ日本大学芸術学部の出身で、元々は冠のない「libido:」という名前で活動している、個人名義の演劇企画制作ユニットの演出家・プロデューサーでした。それが2017年、演劇界で名のあるコンクール・利賀演劇人コンクールで優秀賞2席を受賞して、その後2018年BeSeTo演劇祭(日・中・韓共同の国際芸術祭:韓国開催の年)にて日本代表として参加しています。
その2公演とも僕は俳優として参加しており、岩澤の演出家としての経験や作品制作の仕方などに共感し、劇団を作るという話に乗りました。また、個人的に惹かれた点として、【人をつなぐ力】が強い人だなと思った点がありました。世の中生きていると色々な人との出会いがありますが、その数多い出会いを自分の夢ややりたい事とつなげ、周りに人を引き寄せる力が他の人より強い気がして、そんな部分に自分も惹かれたように思います。

現在 libido:は仲間と共に、沖縄・茨城・東京でツアー公演をしたり、鳥取や兵庫の演劇祭に参加したりと、各地で活動しながら拠点である千葉県松戸市での公演に向けて準備を進めています。(詳しく知りたい方は下のURLで公式HPをチェックしてみてください!)↓


2、その団体で大橋は何をしてるん?
現在僕は俳優として参加しています。
ただ5人の団体なので、一人一人がアイデアを持ち寄り、HPで公演や活動に関する記事を書いたり、座談会を企画したり、フライヤーのデザインから発送・アポ取り、招待メール作成など出来ることをやるという形で日々動いています。
音楽が得意なメンバーは楽器を覚えたり、機材を買って勉強したり、裏方に興味あるメンバーは制作業務を学ぶため他の現場について仕事をしたり、各々ができることを伸ばしたり、増やしたりしています。
そんな中僕はと言えば、現在アーツカウンシル東京の人材育成事業「アーツアカデミー」に参加して、団体のマネジメントスキルや思考力やディスカッション力を鍛えるプログラムを受けています(↓にURLを張っておきますので、気になる方は来年度など受けてみてはいかがでしょう?)。

QoiQoiの活動に活かしていくのは勿論のこと、libido:でも学んだこと実践しつつ更にスキルに磨きをかけていきたいと思っています。
具体的には地域とのつながりの中で、ビジネス的な要素と遠いイメージのあるアートや演劇という仕事を、しっかり経済と紐づけて活動し続けていく環境を創出していくことを目指したいと思っています。

難しく書きましたけども、要は「食えるアーティストになりたい!(できればその数を増やすことに貢献したい)」ということですね。


3、QoiQoiとの両立大変じゃないの? そこまでしてやる理由は?
僕にとってQoiQoiは背中を預けられる相方と共に、自分の手で作品を制作し、応援してくださる方へ届けるまで責任を持ってやり遂げる、作品に出演する〈俳優〉としてではなく一人の〈アーティスト〉としての活動の場です。そしてその活動は休むことなく続く終わりなき道です。

libido:での活動も勿論おなじように終わりのない創造の道なのですが、その性質は自分の中では少し違っていて、
QoiQoiが「自分の道をガンガン突き進む」イメージなら、
libido:は「複数のアーティストが集まっている〈場〉」として機能しているイメージです。そこでは常に何か創作活動が行われていたり、そこに参加する・しないをメンバーはそのつど自分の意志で決められたりします。集団の在り方として通常よりも緩やかな連帯で繋がっていると思っています。
それが悪い意味のユルさではなく、参加することで創作活動のメリハリが出たり、他のアーティストの価値観に触れて自分の手の届く範囲外の情報にアクセスできる、〈余白〉として機能していると僕は思っています。
少なくとも僕にとっては創作活動に還元できる面が大きくて、QoiQoiの一本槍でやっていたら、きっと今頃追い込まれすぎて潰れているなと思うことがあります。勿論、両立するのは死ぬほど大変で、休みない上に完璧にできているとは言えないのですが。

どちらの団体も自分にとって成長の機会とやりがいとして機能していますし、そこでの活動ができていることにいまは満足しています。とても疲れますが、僕は疲れないために人生生きていないので、死ぬまでにできる限りたくさん良い疲労感を抱きつつ眠る夜を増やしたいと思います。


4、まとめとお知らせ
お付き合いいただきありがとうございました。
「theater apartment complex libido:」の名前だけでも覚えて帰って頂けたら幸いです。どちらも全力で頑張っていきますのでぜひご注目ください。

さて、ここでお知らせなのですが、所属するlibido:にて11月末に千葉県松戸市で演劇公演いたします!
結成からあっという間に約1年半経ち、ようやく拠点である千葉県での公演に漕ぎつけました。今回の作品は有名な寓話集「イソップ寓話」を換骨奪胎し、コロナ禍の現在と人々のあり様を表現しています。単純明快とは行きませんが、面白い作品になっていると思います。会場である「せんぱく工舎」という場所も面白いアトリエスペースですので、ぜひお越しください。
現在鋭意ラップを勉強中であります!(公演詳細はこちら↓)

フライヤー

日程:2020年11月28日(土)14:00/29日(日)14:00
   受付・開場は各回開演の30分前より
料金:入場無料!(要予約・投げ銭自由)
   ご予約はHPまたはQRコードからお願い致します。
会場:せんぱく工舎・庭にて
   〒270-2254 千葉県松戸市河原塚408-1

ご興味湧いた方はぜひ!
今日の所はこの辺りで。ではまた。

QoiQoi 大橋悠太


QoiQoiプロフィール
2018年2月9日に大橋悠太と吉次匠生によって結成されたアートユニット。 当初はano(アノ)として活動していたが、2020年10月1日より団体名を改めQoiQoi(コイコイ)として新たな活動を始めている。

また、「想像力を創造する」をモットーに演劇、映像、インスタレーションなどさざまな分野を飛び越え作品制作を行う。団体名のQoiQoiもquality of imaginationが由来である。 また、社会問題から個人の体験まで幅広い事象を可視化し、常に観客に「当事者性」を提示する作品作りが特徴である。


このnoteでは作品制作のことを中心に、被災地のことや原発のこと、その他考えたことなど、読んでくれている方へなるべく為になるような記事を書いていくことを目指しています。
もしも気に入った記事や活動の参考にして頂けたら、スキやQoiQoiをフォローをしてもらえたら嬉しいです。
また、僕たちの活動を応援・サポートしてくれる方を募集しています。
サポートして頂いた資金は現地取材や稽古など全て作品作りに使用させていただきます。
今後とも我々QoiQoi(コイコイ)をよろしくお願いいたします。

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