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仲間を集める
QoiQoi 吉次です。
今日は、出演者に声をかけることになった経緯を話していこうと思います。
QoiQoiは今まで、メンバーの僕と大橋が日芸(日本大学芸術学部演劇学科)卒のため、大学の先輩や後輩など日芸周りや学生時代に繋がった人たちに出演のオファーをしていました。
元々知り合いだし、学生時代に話したことがあるので、お互いのこともわかっているので気兼ねなく声をかけることができました。
それが少し変わってきたのが、前々回の公演『ここに残るもの』からです。
なかなか、作品に合う人が僕たちの周りに思い浮かばず、知り合いのツテを使って、ほしぷろの星善之さんと平井光子さんにオファーをかけました。
二人とも快くオファーを受けてくれたのですが、初めましてで演技しか見たことないので、どんな方なのかもわからず、顔合わせの時少し緊張した思い出があります。
結果的に、お二方とも気さくな方で公演は成功し、今でもお付き合いを続けさせていただいていて、あの時に勇気を持ってオファーして良かったなと思います。
その後の作品『劇場』ではダンサーの宮悠介くんやぺぺぺの会に所属しているクマちゃんこと熊野美幸さんに出演していただきました。
二人ともいうまでもなく、プライベートで食事に行ったり、出演する舞台を見に行ったりと親交が今でも続いております。
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僕は今までの経験から、次の舞台は「仲がいい気がしれた人より、初めましてでどうなるかわからないけど一緒にやりたい人」に声をかけた方が可能性も広がるし、ワクワクするなと思いました。
もちろん、今まで出演してくれた日芸の後輩や先輩、大学で知り合った役者さんは、とてもいい役者ばかりで、人間としても大好きな人達ばかりでした。
しかし、始めましての役者さんと一緒にクリエーションすると、お互いの手の内がわからないことや、分からないからこそ「QoiQoiの船に乗ってきてくれたことを絶対に後悔させるわけにはいかない」といった、良い意味でのプレッシャーを持って稽古に参加できることが、すごく作品をいい方向に運んでくれるのではないかと思ったのです。
いざ仲間集め
今回のキャストは自分達を含め、おもに5人必要でした。大橋と僕が一役ずつ演じるとして、後3人です。
一人目は、映像のロブさんと作品を作ると決めた段階で、よくロブさんと一緒に作品を作っている平井光子さんが浮かびました。
光子さんは『ここに残るもの』でも一緒に作品を作ったし、アイディアマンの一面を持っているので、今回の作品には欠かせないと思いました。
一人目は簡単に浮かんだのですが、二人目以降が思い浮かばず、苦労しました。
そこから、僕は大橋と同世代の劇団の公演を片っ端から見に行って、素敵な役者さん探しをすることにしました。
その中で、何人かの役者さんがいました。残念ながらスケジュール的に合わず今回は見送ったのですが、人間の条件の野田帰里さんと終のすみかの高橋あずささんに出演していただくことになりました。
野田さんは、最後までお互いのスケジュール調整に時間がかかったのですが、吉次がTwitterのDMで頼み込みました。
そして、高橋さんは本当にツテがなかったので、知り合いのぺぺぺの会の石塚晴日さんに紹介という形で、つながりオファーにこぎ着けました。
手間暇をかける
毎回作品制作で一番苦労することはこの「オファー」です。
今までのように知り合いに声をかけることは一番手っ取り早く、コストもかからないと思います。しかし、それだとジリ貧でいつも同じようなメンバーで作品を作っていくことにもなります。
なので今回は、知り合いに声をかけるのではなく、知り合いになる(を作る)ためにいろんな方へ声をかけました。もちろん、初めましてだし、どこぞの馬の骨かも分からないので断られたり、企画には興味を持ってくれているけどスケジュールで断られたりもしました。
そして、知らない人にお願いをするのには勇気がいるし、断られるたびに凹むしコストもかかります。
でも今回ダメでも、まだ何処かで我々QoiQoiと縁があれば良いなとも思うのです。
なので、今回のオファー方法は間違っていなかったと思いますし、光子さん、野田さん、高橋さんと幸いにもとても素敵なお三方がQoiQoiの船に乗ってきてくれました。
この記事を書いている時期は、まだ稽古が始まる前ではありますが、気持ち的には「勝ったも同然」のような気持ちでいます。
ぜひ本番、我々が集めた最高のメンバーを見にきてください!
QoiQoi 吉次匠生
チケット予約
https://www.quartet-online.net/ticket/chiisanaurok
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